財務省は均衡財政原理主義者だ
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本日は、静岡県本部幹事長の中野雄太氏から
「財務省は均衡財政原理主義者だ」と題し、メッセージをお届け致します。
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【中野雄太県幹事長寄稿】
日本の財政に関する報道には異様なものを感じます。
日本の財政に関する報道には異様なものを感じます。
毎日、財政危機を煽るメディア情報は着実に国民を洗脳しています。
その証拠が「増税やむなし」が6割近くも占める調査結果が示しています。
日本人特有の「財政赤字=悪」という道徳・倫理感も影響しているの
その証拠が「増税やむなし」が6割近くも占める調査結果が示しています。
日本人特有の「財政赤字=悪」という道徳・倫理感も影響しているの
かもしれませんが、根本原因は財務省の「均衡財政主義」にあります。
つまり、入ってくるお金と出ていくお金をバランスさせることです。
つまり、入ってくるお金と出ていくお金をバランスさせることです。
これ自体は正しい考え方です。
予算は単年度制なので、現状では予算を翌年に持ち越すことはできません。
予算は単年度制なので、現状では予算を翌年に持ち越すことはできません。
そのため、予算が余った時は無駄な支出を行い、予算が足りない時は
増税する誘因が働きます。
役所にとっては、予算が減るのは死活問題なので、
役所にとっては、予算が減るのは死活問題なので、
どうしても予算は増える一方となります。
その際、財務省には「日本経済の状態は関係ない」と考えている節があります。
その際、財務省には「日本経済の状態は関係ない」と考えている節があります。
そうでなければ、不況期に増税を主張することはあり得ません。
歳入を大幅に超過する歳出項目があるので、国債を発行するわけですが、
歳入を大幅に超過する歳出項目があるので、国債を発行するわけですが、
国債の累積残高もかさんでいるため、いつまでも国債発行に頼ることは
難しいと言えます。
国債は、政府にとっては借金ですから、満期がくれば利子をつけて国民に
国債は、政府にとっては借金ですから、満期がくれば利子をつけて国民に
返済しなければなりません。
その時、政府にお金がなければ、財務省は増税を考えます。歳出削減は、
その時、政府にお金がなければ、財務省は増税を考えます。歳出削減は、
役所にとっては予算の削減となりますから、役人は徹底的に反対します。
安倍政権が公務員改革で苦労したのを見れば一目瞭然です。
よって、財務省は自分たちの予算決定権と差配権を強化するために
よって、財務省は自分たちの予算決定権と差配権を強化するために
「増税」を主張するのです。
現時点では残念ながら、財務省の「均衡財政原理主義」は、一定の説得力を持って
現時点では残念ながら、財務省の「均衡財政原理主義」は、一定の説得力を持って
国民に浸透してしまっておりますが、デフレ不況下の日本では、この考え方は
極めて危険であると言わざるを得ません。(つづく)
中野 雄太
HP: http://nakano-yuta.hr-party.jp/index.html
中野 雄太
HP: http://nakano-yuta.hr-party.jp/index.html