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ロシア正教会、東方教会の“盟主”誇示 プーチン氏は国際孤立脱却へ利用

2016年02月15日 11時50分45秒 | ロシア関係

ロシア正教会聖職者らと会談するプーチン大統領

 

 http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220160214059/ より

ロシア正教会、東方教会の“盟主”誇示 

プーチン氏は国際孤立脱却へ利用

産経ニュース / 2016年2月14日 8時7分

【モスクワ=遠藤良介】ローマ法王フランシスコとロシア正教会の最高位、キリル総主教の直接会談が12日行われ、東西のキリスト教会が和解に向けて歩み寄った。会談が実現した背景には、東方正教会内での地位向上を図る露正教会と、宗教を通じて国際的孤立からの脱却を狙うプーチン露政権の思惑がある。

 東西冷戦期、ローマ法王庁が反共産主義の大本山だった一方、露正教会は無神論を建前とする旧ソ連の抑圧下にあった。1991年のソ連崩壊で両教会の間に融和機運が生まれたにもかかわらずトップ会談は露正教会側の拒否反応で行われていなかった経緯がある。

 露正教会が最も強く反発したのは、「自らの教区」とみなす地域でのカトリック側の教勢拡大だ。特に、ソ連時代に地下潜伏を余儀なくされていた東方典礼カトリック教会がウクライナ西部で盛り返し、礼拝堂の所属などをめぐって正教徒と衝突した。東方カトリック教会は正教会に類似する儀式を持ちつつ、ローマ法王を認める立場で、露正教会からは「離反教派」とされている。

 12日のトップ会談は、2014年のウクライナ危機で、同国の宗教をめぐる問題が先鋭化したにもかかわらず実現した。露正教会には、ギリシャで6月、歴史的な全世界正教会会議が予定されている事情がある。

 東方正教会は各国・地域に個別の教会組織を持ち、最大の信徒数を抱える露正教会と、ビザンツ帝国の首都に位置したコンスタンティノープル総主教庁が今も指導的立場を競っている。コンスタンティノープルは1960年代からバチカンと良好な関係にあり、現総主教とローマ法王の会談も行われている。

 露正教会としては、コンスタンティノープルが正教会の「代表」とみなされるのは本意でない。コンスタンティノープルが、ウクライナの独立系正教会を認める動きを見せたことも露正教会を警戒させた。

 一方、シリアやウクライナの問題で孤立を深めたプーチン政権には、バチカンとの接近を通じて欧米の態度軟化を引き出したい思惑がある。12日に署名された共同宣言には、テロリズムや中東でのキリスト教徒迫害に対処する必要性が盛られており、同政権がシリア空爆作戦の論拠とする可能性も指摘されている。

 プーチン政権は大国再興や国民統合の手段として、露正教会との密接な関係を築いてきた。近年は特に、正教に基づく「伝統的価値観」を訴え、「欧州はキリスト教文化から逸脱し、堕落した」などと批判することで国民の結束を促している。今回のトップ会談は、こうした「保守路線」の正当性を国民向けに訴えることにも利用されつつある。

 

 

 


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