「はやぶさ」の上映ーー10・01より。
ロケ地の神奈川・相模原で「はやぶさ」試写会
神奈川県相模原市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)
でロケをした映画「はやぶさ/HAYABUSA」の
試写会が10日、同市緑区の映画館であった。
会場には市民約400人が集まり、宇宙と地元を舞台にした
広大な物語を楽しんだ。
上映前、
JAXAの山田哲哉准教授と井上潔プロデューサーが
裏話を披露した。地球に到着したカプセルを開発し、
回収も担当した山田准教授は
「7年間続いたバトンを落としちゃいけない、と
プレッシャーがありました」と話した。
映画は竹 内結子さん、西田敏行さん、佐野史郎さんらが出演。
上映時間2時間20分。10月1日に全国公開される。
出典:http://www.asahi.com/special/space/TKY201109100574.html
(余談)
JAXAの山田哲哉さんは私が大学院時代の研究室の後輩でした。
20年ぐらい前の話ですが、2003年頃に2人とも宇宙科学研究所の
助手になりました。彼ははやぶさ(当時はMUSES-Cと呼んでいた)の
再突入カプセルの開発の、私はイオンエンジンの開発の仕事に
就きました。
山田君はアーク風洞といって1メガワットという強烈な
アーク放電のバーナーで毎日アブレーターというプラスチック
(耐熱カプセルの材料)を炙っていました。
1メガワットという電力はホットプレート1000台分の電力です。
「アポロよりも熱流速が大きいので大変だ」といっていたのを
憶えています。
彼は再突入カプセルの落下地点の軌道計算もしていました。
オーストラリアのウーメラに落下させることは当時から
決まっていました。軌道入射角とかその他のパラメータが
ほんの少し変化するだけで落下地点(ダウンレンジという)が
数百キロも変動するほど微妙な状況なのだと聞いていましたが、
無事回収できて良かったです。
MUSEC-Cのプロジェクトが立ち上がる前後に、宇宙科学研究所と
ドイツの共同プロジェクトで「ダッシュ」という再突入カプセルの
実験を行ったのですが、ロケットからの分離でトラブルが発生し、
なんとカプセルを見失ってしまうという前代未聞の事故が
ありました。
世界中探したけれども当時は発見できませんでした。
ところがその1年後にガーナのある村で
天から降ってきた神様として神殿に祭られていたことが
判明しました。
これもはやぶさの再突入カプセル回収の成功の為の経験
だったのかもしれませんね。
http://blog.goo.ne.jp/satori-lab/e/99d90b89aa03a2ad5ff8eb49c2b05ad3
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(*´∇`*) >再突入カプセルの落下地点の軌道計算もしていました。
信仰心のある科学者たち・・・
日本の宇宙科学に期待します
、
東日本大震災の影響を考慮に入れずに推計したところ、05年の約22万
3千人が40年には約12万1千人と、46%の減少が予測されることが
24日、林直樹・電力中央研究所研究員の分析で分かった。同期間の
3県全体の人口は25%減と推計している。
林研究員は「いずれの県も高齢化と人口減少がかなり進み、中でも海岸部は
特に激しい。(震災で)現実はこれよりはるかに厳しくなるだろう」と指摘。
「住民が集住してコンパクトな町をつくるなど、人口減と高齢化を見越した
現実的な都市計画が必要だ」と話している。
◎財団法人 電力中央研究所 http://criepi.denken.or.jp/
先人が津波が襲うエリアを示していたのだよ。
科学技術のなかでも、宇宙に関する技術は高度で裾野が広い、この分野の技術者同士でも、国として技術的にある一定のレベルに達していないと、国を跨いだ技術者間の交流は難しい。迂遠に見えても独自の研究、技術開発は絶対に必要である。
国の経済、教育、社会の成熟などの点から衰えの目立つ先発諸国に代わり、世界の中で宇宙へのフロントランナーに立つべき時が、日本にやってきていると思う。
産業・経済・金融・教育・政治・宇宙開発・宗教対立、etc,、多くの分野で日本が参考にするモデル無く、日本が世界各国からモデルにされる場面が増えてきています。日本国民は世界の期待を自覚出来、それに応えようとするでしょうか。自ら意思決定できる普通の国になれるでしょうか。
民主政権の日本では、それは無理です。