新刊「自分の国は自分で守れ」
第２章「自らを人財に育てるには」
(2017年9月17日 ご説法)
(一部抜粋)
《 安倍首相の外交には、実は二つの問題点がある 》
●日本は、北朝鮮に対して明瞭な言葉を使って話せ
この点について、外交に非常に長けていて、また熱心でもある安倍首相を中心とした、自民党の内閣、官邸に申し上げたいことが幾つかあります。
一つは、「もう少し明瞭な言葉を使って話しなさい」ということです。
例えば、「北朝鮮が、核実験をやった」とか、「ミサイルが日本列島を越えた」とかいっても、それに対し、「最も厳しい言葉で抗議する」とか、「厳重な抗議をする」とかいうようなことばかり言っています。しかし、これでは相手に通じないでしょう。…
向こうは、「日本の四つの島を、核兵器で海に沈める」とまで具体的に “言ってくださって” いるにもかかわらず、「最も厳重な言葉で抗議する」などと言ったところでまったく通じないのです。むしろ、向こうはバカにしているのではないでしょうか。…
これは、責任が発生しない言い方であり、日本の国のなかでは通じていると思っているのかもしれませんが、これではいけません。もっと明瞭な言葉で、しっかりと言ってほしいと思います。何が、「最も厳重な抗議」なのか。どういうことが、「最も厳しい抗議」なのか。その内容を明らかにして言ってください。これは、安倍首相だけでなく、菅官房長官も含めて、そうしてほしいと思います。
●日本の生存権をほかの国に委ねてよいのか
さらに、もう一つ挙げましょう。安倍首相は、インドから帰ったあともそうでしたが、北朝鮮に対して、「国際社会は容認しない」とか、「国際社会の力を合わせて、北の脅威に対抗する」とか、「国際社会は経済制裁でやろうとしている」とか、二言目には、「国際社会は・・」と言うわけです。…
おそらく、安倍首相が言う「国際社会」とは、自分が外交した国々のことでしょう。…
しかし、ロシアは、北朝鮮が核開発やミサイル実験をしたところで、自分たちがやられるとは思っていないため、何の脅威も感じていません。
それは、中国も同じでしょう。北朝鮮が、貿易の九割を中国と行っている以上、脅威など全然感じていないのです。
また、インドも北朝鮮との貿易は大きいのですが、インドは核大国です。それに人口も多く、中国の次のライバルと目されている国なので、実は、北朝鮮に脅威など感じていません。「日本との友好のために、多少、協力しましょうか」というレベルの話だと思うのです。
もちろん、相手を孤立させる意味では、「国際社会への脅威」とか、「国際社会が協調してやっている」とか、「国際社会の正義に反する」とか言ってもいいとは思います。…
しかし、現実には、日本海、および日本列島を越えたミサイルの発射がなされています。また、最近の水爆実験についても、「広島型原爆の十倍の威力があった。これを東京に落とされたら、丸の内が全滅するのは確実だ」とも言われているのです。(つづく)
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それまでに、この書籍を読み込んでおきましょう。
『自分の国は自分で守れ』 まえがき
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．つくづく、この国の政治は、嘘 と、政治家の国内的 打算 で出来上がっていると思う。
．北朝鮮の核・ミサイル危機の中、安倍首相は、国連でアフリカ諸国にまで協力を求めたが、今朝の新聞報道では、今月２８日の臨時国会冒頭、所信表明直後に解散すると書いてある。
．民進党のダッチロール、小池新党の準備が間に合わない時期を狙いすまして、自らの「疑惑隠し解散」である。
．北朝鮮危機 を争点とせず、煙幕として使って、選挙での勝ちだけを願う。
．そしてその争点は、「２０１９年秋に８％から１０％に上げる消費税の使途を、国の借金返済中心から幼児教育の無償化などのバラまき に振りかえる」という、民進党の政策をパクッての事実上の「争点つぶしでの解散」である。
．北朝鮮は、選挙 期間を最も攻撃しやすい弱点と考えているのにである。
．「アメリカ単独で勝手にこの国を守ってくれ」と言っているに等しかろう。
（２０１７年９月３日 青森県弘前市・ホテルニューキャッスルにて） 主が青森に行く日を選んで、ミサイルの発射実験をする。これは、霊的な戦いですね。
．当初は、「北朝鮮の建国記念日である９月９日あたりに核実験をやるのではないか」と予想されてはいたのですが、９月３日という、私が青森に来る日 を選んで実験を行いました。
．２００９年に幸福実現党を立党したのは、北朝鮮のミサイルが日本列島越 をして飛んだ直後なのです。「国難 来たれり」と思って旗揚げしたのです。
．「幸福を実現するには、宗教としての考えや思いだけでは通じないものもあるので、この世 的に考えなくてはならないこともある。「世界的基準での 正義 や地球レベルでの 正義 とは何か」ということを、もう一回、きちんと打ち立てなければ駄 目だ」という観点から、私たちは活動を開始しました。
．ところが、マスコミは、どこも報道 しなかったのです。
．アベノミクスは、私が言っていた通りのことをやっていたのですが、「消費税 を上げたら失敗するから、するな」と言っていたのですが、消費税を５％から８％に上げた瞬間に「アベノミクス」は失速し、崩壊しました。
．アベノミクスは、失敗し、税収 が減ったのです。
．マスコミは、幸福実現党を報道しない理由として、「政党要件を満たしていない」という言い訳を出してきましたが、大阪維新の会 が政党要件を満たしていないころからマスコミは大々的に報道し、国会で多くの議席を取らせました。いいかげんなものです。
．北朝鮮の真意は何かというと、おそらく「日米を（分離 ）させたい」ということでしょう。「日米同盟を護って日本がアメリカと共同で動くとなれば、日本を攻撃対象にしなければいけなくなるかもしれないから、アメリカと共同で動くのはやめろ」ということです。
．アメリカに対しては、「日本や韓国を守るため」という理由により、アメリカが北朝鮮を攻撃するというなら、アメリカ本土まで核攻撃の対象になる、というわけです。
．日本独自で完全防衛ができるならともかく、今は、米軍との共同防衛をお願いしないかぎり、この国は守れません。北朝鮮の「離間の策」に騙されてはいけません。
．「国防」や「警察活動」「消防活動」「復旧活動」など、公でなければできないような仕事は、手を抜いてはいけないと思うのです。ただし、それ以外の部分は、もう少し 自由化 したほうがよいでしょう。
．レーガン大統領の「レーガノミクス」は、税率は上げすぎると税収が減り始まるが、税率を一定レベルまで下げると、むしろ税収が増えるところがあるのだ」ということで税率を下げました。その結果、アメリカを繁栄させ、同時にソ 連邦 の解体までしてしまったのです。一人も死なせずに解体したわけです。
．金正恩氏は、国民を救うために腹を切る覚悟をしなければなりません。自分が助かるために国民を盾に使うような卑怯 な人は絶対に許せません。
．みなさんは、「米軍がいなくなれば、日本は攻撃されない」というような卑怯 者の考え方に、絶対に乗らないでください。
．北朝鮮をこのまま 放置 したら、どんどん原爆や水爆、および弾道ミサイルをつくっていって、日本政府では、どうしようもなくなるでしょう。
．日本は、国としての「あるべき姿 」をきちんと守るべきです。日本としても、反省しすぎて自分たちを無防備にさらすべきではないでしょう。
．蚊であっても、生きる権利はあると私は思っています。ただ、蚊が血を吸いにきているのであれば、やはり、交換条件として、蚊取り線香で撃ち落とされる覚悟はしなくてはいけません。
．仏教においては、「殺生を戒めている」とは言っていますが、自分が攻撃される場合には、蚊取り線香で蚊を”撃ち落として”もかまわないわけです。こうしたことは当たり前であって、北朝鮮の問題も同じなのです。
．これから危機的な体制が起きると思いますが、どうかみなさん、心情的なものだけに揺さぶられないでください。もう少し理性的になって、「家の中に蚊やハエが入ってきたら、どうなるか」ということを、もう一度、考えていただきたいのです。
．日本が国力を富ませた力は何であるかというと、ほとんど、「教育」であったと思うのです。日本最大の資本は「人」です。「人財が育ち続ける限り、この国が終わることはない」と私は信じています。
．人財の条件として、生まれ持った才能「能力」、そして「体力」がありますが、それだけでは十分ではありません。「情熱」というものも当然あります。
．しかし、それでもまだ十分ではありません。それに加えて、「日々、具体的な仕事をきちんと積み上げていくこと」が必要です。
．抽象的に「情熱」などといったところで、「実際にやれるかどうか」という具体的なところでは、問題はあるわけです。「それをどのうようにするか」という詰めをしなければなりません。
．１９９０年代、財政赤字は１００兆円でした。しかし、今は、１１００兆円なのです。この責任はどこにあるかというと自民党にあるのは明らかでしょう。
．これは、バラマキを続けたということです。選挙前になったら、公約等でお金をバラ撒くので、票が集まるわけです。つまり、国民は、買収され続けていたということになります。
．マイナス金利は、明らかに、「資本主義の精神」に反しています。
「自分の国は自分で守れ」幸福の科学・大川隆法総裁が講演
幸福の科学グループ総裁の大川隆法氏は２４日、都内で講演会「『自分の国は自分で守れ』講義」を開催した。
大川氏は約１０００人が集う中、今回の衆院解散は、迫り来る北朝鮮危機への対応を米国に丸投げした態度であり、政治が国民を守るために全く機能していないと批判。「自分の国は自分で守れ」と主張した。
自衛隊が適切に国民を守るためにも、「悪意を持って迫ってくる国家に対しては自衛の範囲で国防態勢を取ってよい」と提言した。この模様は全国各地に同時中継された。
幸福実現党総裁の大川隆法氏が、東京正心館にて講演会を行った【拡大】
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