<慰安婦財団>金理事長「日本の10億円は実質的に賠償」
毎日新聞 8月13日(土)11時6分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160813-00000039-mai-int
日本側は「賠償ではない」との立場を繰り返し説明しており、こうした認識の違いは財団の事業内容を具体化する過程で再び問題となる可能性がありそうだ。
金理事長は「賠償の性格を持つ」と解釈する理由として「10億円は安倍晋三首相が慰安婦問題について、日本軍の関与と責任を認め、謝罪と反省を表明し、その意味において政府予算から拠出するものだ」と説明した。
日本側は、元慰安婦を含む個人に対する賠償について1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決済み」としている。一方で韓国政府は2005年以降、従軍慰安婦とサハリン残留韓国人、韓国人被爆者については「協定の適用対象外」と主張。韓国政府関係者は「原則的立場が違う中で一緒にやっていかなくてはならない問題だ。日本側は自国の立場で説明するだろうが、それはわれわれも同様だ」と語っている。
財団、10億円速やかに拠出 岸田氏「使途、医療・介護」
毎日新聞2016年8月13日 http://mainichi.jp/articles/20160813/ddm/001/010/161000c
日韓両政府は12日、慰安婦問題に関する昨年末の日韓合意に基づき、韓国政府が先月に設立した「和解・癒やし財団」の事業内容について大筋で合意した。岸田文雄外相が韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相と同日夕に電話で協議した後、外務省で記者団に明らかにした。日本政府は財団への10億円拠出に向け、近く手続きに入る。使途は医療や介護目的を想定している。日韓合意による元慰安婦支援事業は、実施に向け大きな節目を迎えた。
少女像移転促す
岸田氏は協議後、10億円の拠出時期について「速やかに支出すべく必要な手続きを進める」と記者団に説明した。支援事業は財団が元慰安婦やその家族のニーズを調査したうえで実施するとしつつ、「日韓両政府が合意する使途の範囲内で資金が支出される」と強調。使途について「我々としては、医療や介護関係を想定している」と語った。
ソウルの日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像の撤去について、岸田氏は「資金支出が完了すれば、日本側の責務は果たしたことになる。韓国政府も日韓合意を誠実に実施していくと確信している」と述べ、日本側から合意を履行することで、韓国側に移転を迫る姿勢をにじませた。尹外相が電話協議で「合意を誠実に実施していく」と発言したことも明らかにした。
また、岸田氏は「慰安婦問題に関する請求権の問題は法的に解決済みだという立場はまったく変わりはない」とし、財団を通じた支援事業に賠償の性格はないとの認識を示した。
一方、韓国外務省報道官は12日、「両外相は合意の忠実な履行を通じて一日も早く被害者たちの名誉と尊厳の回復、心の傷の治癒がなされることが重要との点を再確認した」とのコメントを発表し、合意を歓迎した。
ただ、韓国外務省はその後に別のコメントを発表し、「財団の具体的な事業内容については今後、財団が決断する予定であり、決まったものはない」とした。「賠償金」と受け取られたくない日本側と、現金で一律に支給したい韓国側の立場の隔たりが埋まっていない可能性もある。また、韓国外務省は電話協議で「日本で行われる予定の(日中韓)3カ国首脳会談が今年も正常に進められるよう緊密に協力することでも合意した」と明らかにした。【前田洋平、ソウル米村耕一】
日韓両外相の協議内容 骨子
・財団の事業内容について大筋で合意
・財団が元慰安婦や家族のニーズを調査。日本は医療や介護関係の使途を想定
・日本政府は速やかに10億円の資金を支出すべく手続きを進める
・日本は少女像の問題の適切な解決のための努力を韓国に要求。尹外相は「合意を誠実に実施していく」と発言
「ポスト安倍」岸田外相が留任 語らぬ外相が明かす外交方針とは? 2016.08.03
慰安婦問題には100億くらいは小出しに
また、日韓合意については、岸田氏の守護霊は以下のように語った。
「適当に融和政策をとりながら、『元従軍慰安婦だった』と名乗る人たちが亡くなるのを待つのが基本戦略」「日本国民が怒らない範囲で、100億くらいまでなら、微調整で小出しに使うのではないか」
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