『アメリカ民主党という政党と、米大統領選挙の観方』
ヘラトリではありませんが(笑)
転載
メル友北海道
(「ヘラトリ」と「七の日講話」の中間くらいの焼き具合と思って読んでください)
すでに、激動の2012年は始まっている。
北朝鮮情勢しかり、片やアメリカも、新年早々の
1/3には、トップを切って、アイオワ州が共和党の
大統領予備選挙を実施し、
1月中だけでも、ニューハンプシャー州、
サウスカロライナ州と続いて、1/31には、
大票田のフロリダ州が予備選を実施して、
前回(2008年)同様、3/6のスーパー・チューズデイ
(一斉予備選の日)前にも、候補者選びの大勢が決しそうな勢いだ。
ここに来て、最近開示されたいくつかの御法話の中で、
「聴くべき点」として、いくつかの新しい視点が出てきているので、
おそらくスタートダッシュが速いであろう「アメリカ大統領選挙」
絡みの話をしておきたいと思う。
初めは、「アメリカの民主党」という政党についてである。
「ハッピーサイエンスの政治思想は、デモクラティック」だ
当初、あまりにもリベラル(左翼的な)オバマ大統領が登場して、
ハッピーサイエンスの中で、アメリカ民主党全体のイメージが、
極端に悪くなってしまったが、物事というのは、大きな時間軸の中で
大局的に観ることも必要である。
その根拠となる総裁発言を一つ提示しておきたい。
『奇跡の法』(「繁栄への道)の中に出てくる次の一節である。
「幸福の科学を政治思想的に捉えるならば、アメリカでいうと、
"デモクラティック"でしょう」
これは、政治思想を学んでいる者にとっては、大変"意味深な
"(公案のような)ひと言だろう。
もちろん、"デモクラッツ"(民主党)と言っているわけでは
ないので、民主党そのものではないのだが、英語の語感を
知っている者にとっては、「結構民主党的匂いがするな」と
感じることだろう。
(実際、この「デモクラティック」を英訳するときに、
"Democratic"と大文字で始めたら、本当に「民主党的」という
意味になってしまう(笑)。)
ここで総裁がおっしゃっていることは、
「リベラル(左翼的)な民主志向は困るが、デモクラティック
(建設的)な民主志向は、幸福の科学の中心思想と同じである」
ということなのである。
総裁ご推奨のハンナ・アーレントの言葉を借りれば、
「フランス革命的(破壊的)な民主志向には反対だが、
アメリカ革命(独立革命)的な民主志向は、幸福の科学の考え方と
軌を一にする」ということでもある。
これを頭に入れておくと、最近、御法話の中でしばしば指摘されて
いる、 「オバマが変わってきた」 (合衆国大統領らしくなってきた)
という御言葉の意味が、よくわかるのである。
当初は、かなり野党的(組合的、被害者的、怨念型?)色彩の
強かったオバマも、この3年間を通じて、総裁の言葉を借りれば、
「段々、戦争に強くなってきて、一つひとつ相手を片付けてきた。」
(ついでに、金正恩も片付ける?!)
「体制に嫉妬し、破壊する」側からシフトしてきて、
「最終責任者としての、(i.e.体制側の)自覚が出てきた」
ということなのだろう。
つまり、「米民主党が問題だった」のではなくて、
「当初のオバマに引きづられて、米民主党が、本来の"
デモクラティック"な立ち位置から、"リベラル"の方に軸足がずれて
いた」ことが問題だったのである。
その証拠に、光の天使であるJ.F.ケネディもF.D.ルーズベルトも、
民主党の大統領である。
米民主党が、言葉本来の意味での「デモクラティック」なスタンスに
復帰してくれれば、ハッピー・サイエンスとは、思想信条が重なって
くるのだ。
だから、単純な形式論(二分論、善悪論)で、物事を分類しない方が
よい。本質を見誤ってしまうからである。
(断っておくが、これは、「オバマを支持せよ」と言っているのではない。
物事がそんなに単純で柔(ヤワ)でないことくらい、百も承知している。
但、後述するように、米共和党に対しても「別の意味で複眼思考を
しないといけない面がある」ので、この点に言及しているのである。)
2012年は、動きが速い!機を逸するな
「アメリカは、ドラエモンに出てくる"ジャイアン"のような国だ」
とは、総裁から何度も出ているコメントである。
このアメリカの"ジャイアン性"を、ある意味で象徴しているのが、
共和党という政党だろう。
ジャイアンという生き物は、しっかりした導き手がいる時はよいが
(ボディーガードとして)、そうでないときには(ex.頭脳部分が
おかしくなったときなど)、「殴る相手を間違えたりする」ことが、
歴史上ままあるので、その点は知っておいた方がよい。
特に、宗教という立場で見たときには、米共和党には、様々な宗派
が流れ込んでいる。
その中には、新興の宗教もあれば、かなり原理主義的な
(i.e.新しい教えを排除しにかかるような)
ガチガチのキリスト教保守派も、中にはいる。
「新しい思想(宗教)を啓蒙しようとしている」者としては、その
事実は知っておく必要があるだろう。
(これも勿論、「だから共和党は駄目だ」と言っているのではない。
要は、民主党だろうが共和党だろうが、「人物による」
(内容で判定せよ)ということを言いたいのだ。)
正月三が日(1/3)には、早速、初戦のゴングが鳴る。
次々と予備選をたたみかけていって、1月末のフロリダ予備選
あたりで、少なくとも、「共和党候補者の大勢は決してしまう」
可能性が、かなり出てきた。
このスピード感は、日本のニュースしか観ていない人には
わからないだろう。
言いたいことがあるなら、さっさと言わないと、あっという間に、
「気の抜けたサイダー」になってしまう可能性がある。
要は、 「先の見通しが立つかどうか」ということだけなのだろうから、
その点に関して言えば、アメリカは、さすがに民主主義の大国だけ
あって、多士済々(たしさいさい)で、人材が豊富である。
共和党にも、民主党にも、まだまだ玉(タマ、候補者)はいる。
心配することはない。
真実を啓蒙することが大切だ。(以上)
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