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小沢新党に対する国民の期待度は?

2012年06月25日 00時30分14秒 | 一般愛国者、 ご紹介記事。

小沢新党に対する国民の期待度は?

コンサルタント宇田川のちょっと変わったニュースと・・ちょっと変わった解説
http://udaxyz.cocolog-nifty.com/udaxyz/2012/06/post-788a.html

2012/6/24

後半を転載させていただいた記事です

このように考えると、小沢一郎が自由党でありながら左翼と目される
社民党の福島瑞穂と手を組んで鳩山内閣の舵取りをしたり、93年の
細川内閣のときにも社会党と組んで仕事ができた理由がわかる。

上記のように、構造改革以前に現状への不満をその原動力とし、その不満
アンチを言う勢力と組むわけであるから、保守が政権を執っているときには、
どうしても左翼系と手を組まざるを得ない。同時に、左翼系が政権を執った
ときも、結局は既存の権力機構に入ることなく、その左翼政権に対して強烈な
アンチを繰り広げるのであるから、「脱小沢」というようなイメージになる
こともある意味でうなづける話である。

 要するに、小沢の政治とは、現状への不満(それは向上心に基づくもの
でも、迫害されたものでも双方含めて)を集約した政権へのアンチの集合体
である。逆にアンチの集合体であるから、小沢が政権側に入っても、アンチ
を行うというクセは抜け切らない。それだけでなく、もともとアンチしか
していないのであるから、政権運営をしっかりとできるはずがない。

そして、アンチは右からも左からもできるのであるから、アンチの対象が
なくなったときに、「アンチ勢力同士」での「同士討ち」が始まることになる。

細川内閣のときもそうなり、結局「自社さ」による村山内閣で小沢が下野
することになり、また、「自自公」の場合は小沢が弾き飛ばされ、民主党
では「脱小沢」である。

 それでも、小沢は国民からの人気がある。一定の支持がある。これは、
ひとへに「小沢のアンチによる求心力が尽きていない」ということだ。

これは、まさに現状への不満が尽きていないこと、そして、小沢が今まで
閣僚に成ったことがないことから「やっていないものに対する期待値」が
存在することに他ならないのである。

 さて、このように見てきたところで、今回の民主党の分裂
(といわれている)小沢新党に関する期待値を見てみよう。

 この期待値は「現状への不満」「アンチ層の原理」そして「閣僚未経験者に
対する期待値の度合い」の三種類に分類して研究できる。
 まず現状への不満である。

 「現状への不満」は、自民党の国益派や上げ潮派といわれる人々、また
民主党でも若手といわれる人々が出している通りに、デフレ経済であり
不景気のままである。もちろん、その不景気の原因は複数の要因があると
考えられる。しかし、その複数の要因がある上にTPP、消費税値上げなど
景気対策とは逆行する政策をすれば、政党のとりきめまたは党議拘束などで
賛成票を投じる人にとっても、実は反対したい内容であることは少なくない。

当然に、その考え方をしている人の選挙区では、増税反対や景気対策優先と
いう考え方が浸透している。そこに「党の執行部」の意向に従わずに、主張
を行う人がいれば「自分たちの現状の不満を体現する集団」としての期待感
が高まる。

 問題は、小沢が過去2回その期待を裏切っていることだ。細川内閣そして
民主党内閣と、二回の政権与党に身をおいた場合も、それらの期待感から
体現できなかった状態になっている。ひとつに期待感がありひとつに「ダメ」
だった実績がある。

当然威「現状不満」を受ける受け皿が他にあれば、そちらに大きな氷河流れて
しまう可能性があるのだ。みんなの党の渡辺代表が、参議院における野田首相に
対する問責決議案を出したが、まさに、民主党・自民党・公明党の三党合意の
三党以外で、なおかつ小沢以外での「現状否定の受け皿」に名乗りを上げたと
いう行動と見ることができるのではないか。

 「アンチ層の原理」である。
これは、まさに「アンチ」が「主流派になったときの行動規範」である。
細川内閣のときはなかった。そのために細川内閣はすぐに瓦解した。
一方民主党の場合はマニフェストという者を作った。よく読んでみれば、
当然に、実現などは不可能なものだ。そもそも、マニフェストを全て実現する
ためには憲法を改正しなければならないが、その憲法改正に対しては否定的な
見解である。マニフェストはそのな海洋的に矛盾した内容であるといえる。

しかし、マニフェストがあったことによって、「アンチ」が「タダのアンチ」に
見られることなく、現状否定をした後に民主党がどのようなことを行うかの指針
らしきもの(われわれから見ればとてもお粗末なものであるが)があった。

そのアンチの原理をまさに実現するかしないか、そのことが現在野田内閣と小沢の
グループの間で問われているということになるのではないか。
 では、新しい小沢新党は、新たなマニフェストを作ることができるのか。

それはまだ未知数である。現在のところ、民主党のマニフェストの実行を掲げて
いるが、精査してやり遂げることのできる具体案が出てくるのか、消費税増税
しないで景気回復を行う政策があるのか、あるいは、消費税増税を行う場合も何を
実現したら財政再建ができるのか、そのような客観的な基準を示すことができるのか。

そしてその新たなマニフェスト、客観的な基準が実現可能なものなのか。

そのことをしっかりと考えなければならないのではないか。

 最後に「期待値」である。

 この期待値は、「今までやっていないから小沢にやらせてみたい」という
期待値がある。一方で「小沢と一緒にやってきたが、小沢だけはダメだ」と
いう「アンチ勢力小沢に対する強烈なアンチ」が今日までに民主党・自民党の中に
形作られているといえる。要するに、自民党執行部および民主党執行部は
「アンチであるはずの小沢」に対する「アンチ」での「異イデオロギー連合」
または「アンチ小沢による保守・革新連合」ができようとしている。

これを「小沢抜きの大連立」と表現するのは簡単であるが、所詮「対小沢」と
いえども「アンチ勢力の結集」であることは間違いがなく、そのために、小沢が
今まで歩んできた道と同じようなリスクを包含することになる。そして、その
リスクを丹念についてゆけば、要するに自民党・菅・野田左翼政権の連合という
「野合」を指摘すれば小沢への期待値は嫌でも増すことになる。

特に民主党と自民党の連合は、小沢グループ抜きでも、圧倒的な多数になり、
そのために批判売る部分は非常に大きくなることになるのではないか。

 期待値は、逆に今までどおりアンチを繰り広げることによって生成される
といって過言ではない。

 このように考えると、小沢グループの離党と新党結成は、まさに、小沢が
今までどおりにアンチになるのかそれとも小沢が独自にマニフェストを精査して
新たな指針を作り出すことができるのかということにかかっている。もちろん、
どのような新政策や指針を作っても、今までの小沢一郎という政治家のイメージ
を払拭することはできないが、逆に、そのことをどのように受け取るのか。

そしてその小沢に対して民主党・自民党がどのような対処をするのか。

 アンチというものの考え方から、政治をもて見る必要があるのではないか。


抜粋して転載、させていただいた記事です
http://udaxyz.cocolog-nifty.com/udaxyz/2012/06/post-788a.html

 


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