猫と音楽、ときどき脳腫瘍

病気発症から22年、記憶のモンキーマジック。

#0-9 猫のこと / friends of mine

2019-08-08 14:10:00 | 日記

3匹の猫と生活している。
 
グー/2歳♂ 茶トラのアメショ
チャー/1歳半♂ 茶トラの雑種 保護猫
ミー/3ケ月♀ 茶白の雑種 保護猫
 
あるミュージシャンが「猫から学ぶ事なんて何一つ無い!」
って言ってたと妻から聞いた。
 
これまでは僕もそう思っていた。
 
でも我が家のネコどもを間近で見、触れ、生活を共にしていると、
学ぶ事だらけだと思い始めた。
 
グーは常に冷静沈着、俯瞰力が半端ない。
マンション外の足音、子供の声、常に敏感。
チャーとミーの動きもジッと見ている。
二人が喧嘩を始めればすぐさま仲裁に入る。
長男気質で優しい。
人の心の状態にも敏感で、
「俺に任せなって!」感じで癒しに来てくれる。
 
チャーは常にご機嫌。
チャーには産まれながらにして持病があり、
常に目がグジュグジュしている。
それでもいつだって「僕今楽しいよー!」「僕今幸せなんだー!」って
尻尾ピーンってなっている。
どんな逆境にあろうと、猫生を心底楽しんでいるようにも見える。
見た目はブサイク君、だけど心はイケメン猫。
 
ミーは天真爛漫な女王様。
「私可愛いでしょー」「なでてーさわってー」と、
感情を隠さずにさらけ出せる素直な甘え上手。
 
優しくて、ご機嫌で、純粋ピュアな3匹に感謝。
 
ネコセラピーを受けた僕は今日も癒されてます。

#0-7 Fの壁 / TOO MUCH PAIN

2019-08-06 17:52:31 | 日記

少年時代の記憶。
 
北関東の山間の街で育った僕。
 
1991年裏庭の蔵の中でボロボロのギターを見つけた。

ギターを手にした14歳の僕は
その瞬間大きく変わった。

「何かが始まる」そう思いドキドキした。
 
ギターを始めた誰もがぶつかる「F」の壁。
 
「F」の壁を超えられず、
ギターはやめたという声をたまに聞く。

そいつらは超える必要が無かっただけでで、
14歳の僕は、
それを超えずには何も始まらなかった。
 
ロックスターになりたい!
音楽で世界を変えたい!
そんな事は一切思っていなかった。
 
ただただ僕はモテたかっただけ。
 
小学生の頃はキン消しが流行っていた。
バッファローマンを持っていなかった僕は、
それだけで女の子にモテないと思っていた。
 
夏の楽しみの一つ昆虫採集。
それぞれのカブトムシの大きさを競う。
僕の見つけたそれは一番小さかった。
しかもメスだった。
モテないと思った。
 
近所のスーパーで母親と買い物をしているところを、
クラスの女子達に見られた。
絶望的だった。
モテないと思った。
 
給食をおかわりする奴はダサいと思っていた。
どんなにおかわりをしたくてもクールを気取っていた。
でも太ってた。
モテなかった。
 
勉強すればモテるだろうと思った。
必死で教科書の暗記。
クラス委員をやった。
学級新聞を作り目立とうとした。
ソフトボールチームに入りピッチャーをやった。
モテなかった。
 
ギターを持った僕は次第に曲を書くようになった。
始めて作った歌のタイトルは「グッバイキス」
もちろんキスなどした事無かった。
モテるはずが無かった。
 
ハイロウズに14歳いう名曲がある。
 
僕が強くなりたいと思うものに僕は必ずなれる。
僕が好きな事をただただ追求しろ。
 
いつでもスイッチを入れろ。
お前を14歳にしてやると。
リアルよりリアリティ。
 
自分がそこに戻れる曲や映画、景色。
それこそロックンロールだと思う。
ピュアな初期衝動、魂そのもの。
 
いつでも僕はそこに居る。
そしていつでもそれらに守られている。
 
今日も明日も何十年後の僕も。