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花花にあらず、故に花なり
禅の言葉です、そして私の好きな言葉でもあります。
こういった言葉を若いうちに早く知りえてていれば、
また違った人生を歩んでいたのかも知れません。
普通私たちが花を見るとき花はこういうものだと
先入観念をもって見たりします、
先入観念をもって見れば有りのままのもの、
本当の花の美しさはわかりません。
花を見るときいま自分が見ている花は、本当の花ではないのだと
一度否定し、無我無心になって、白紙になって、再び花を見るとき、
先入観念に濁されてない清浄無垢の眼で見るとき、
今度は本当の花の美しさがわかります。
花花にあらず、故に花なりとは
一度否定して、再び見た時の花が本当の花だという意味です。
私たちが生きているのは此岸の世界、現実のこの世です、
そして彼岸はあの世と云われる死後の世界です。
「花花にあらず」の「花」は此岸の花の事でありそれは先入観念に濁された花であり、
「花にあらず」は、それを否定したのであり、
「故に花なり」の花は先入観念を捨てて、何者によっても濁されない、
彼岸の眼で見た花で有りこの花こそ、真実の花です。
しかし此岸の花も、彼岸の花も、花には変わりがなく同じ一つの花です、
変わるのは花を見ている主観ーわれ(自分)が変わるのであるといいます。
禅ではこのように、一度否定して次にこれを肯定する。
否定をへない肯定は、本物ではないと云われています。
もしも花を人に置き換えた時、どうでしょうか!
最初から何もかも相手の言ってる事、話している事を信じず
一度すべて何もかも却下してみたら、そのうえで話を聞いてみたら、
私は本当の相手がわかるような気がします。
そして本当の出会いや本当の付き合いが始まると思います、
この三月、四月というのは人との別れそして新しいい出会いが多い時期でもあります、
本当はこの時期というのは注意すべき時期でもあります。
皆様にとって良い春の訪れでありますように・・・
勉強になります・・・
普段見ている花や景色も新たな出会いとして見ていければと思いました。
惰性で物を見ていたことに気づかされました。
では
実は正直なところ私はこの言葉の意するところの
半分もわかってないのかも知れません。
花と言う言葉を持ちえていますが世の中の
全てのこと、すなわち見ること聞くこと感じることと
思っています。
皆様方からご指導を頂ければ幸いです。