小さな音風景

乾きゐる音を曳きつつ枯れ椿転がりゆけり風の吹くたび 

只棹埋男

2013年05月14日 03時30分12秒 | 小さな日記
東日本大震災から二年と二ヶ月、月日が経つにつれ被災地や原発のニュースも陰を潜めてきた。
五年、十年経てばほとんどなくなり3月11日に少しだけニュースが流れるだけだろうか!

今夜は、以前放送されたNHKのETV、暗黒のかなたの光明を観てみた。文明学者の梅棹忠夫が
生前、文明の進歩が人間の生存そのものを脅かすようになる事を40年前から予見していた番組だ。
梅棹の著作「未来社会と生きがい」以前、探した事があるが見つからなかった。

梅棹忠夫の手持ちの本といえば知的生産の技術だけだ。
この本を読み進めていくと199ページに只棹埋男という名が出てくる。
思わず笑ってしまった。

本文より、
ある作家の作品のなかに、只棹埋男翁という老学者がでてきて、おどろいたことがある。
その老人は、しめきりがきても文書ができあがらないのでたいへんくるしむのだが、
夜中になると、とつぜんにキツネがやってきて、とりつく。
すると、たちまちにして文書ができあがる、というのである。
と云う文章だが、この本を読んで笑ったのは私だけだろうか。・・

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