小さな音風景

乾きゐる音を曳きつつ枯れ椿転がりゆけり風の吹くたび 

街へ

2015年09月09日 23時18分18秒 | 小さな日記
今日、街へ出かけた。

いくつか用があったのだがその中の一つに最近出会った小さな絵かきさんに会いたかったからだ。

だが約束などしている訳でもなく会うことはできなかった。

ここ数か月、よく行くカフェーで姿を見かけたのだが影も容もなかった。

最初見かけた時、カウンターテーブルに頭を伏せグッタリ寝ているような姿だった。

時折、頭を上げたと思えばペンを取り何かを書いているよく見れば絵を描いていたのだ。

数週間前、席の都合で隣に座る事になった。

いつものように頭を伏せたり絵を描いたり隣の席だから絵が見えた。

そこには目を疑うような絵が描かれていた。

私は、何を描いているのか解らず思わずそれは何を描いているのですかと訊ねてみた。

しかし返ってきた答えは「自分でも解らなくて思いつくまま勝手に描いている」と言う返事だった。

絵は動物らしきものやら植物らしきものやら宇宙らしきものやらファンタジックそのものだった。

話によると絵の勉強とか一切やったことがなく約一年程前から突然描き始めたそうだ。

今日もどこかのカフェーで絵を描いているのだろうか!

小さな絵かきさんにまた会える日を願って。



♪しあわせ色 とんぼちゃん





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