私は常に他人から、自分の性格のあらゆることを改善するように言われてきた。
一言一言のニュアンス、歩き方、怒ったり泣いたりを他人の前でやらないこと、常に
優しくいること。
私は10代の頃、それを必死に実行しようとした。時々自分の心が破裂しそうになったけど、
他人から言われる自分がすべてだと信じて疑わなかった。
だから自分がどう思うかではなく、すべて他人ありきの自分だった。
そして今20代後半になって思うことは、あの時確かに正しいことを教えられてきたけど、
そんな風に完璧にできている人なんて周辺にいない。
いつも笑顔でいることはとても難しいし、何かある度に自分の感情を抑えること、何事も
なかったように過ごすことは逆に無表情な人間だと思われがちだ。そして都合のいい人としてでさえ
扱われることもある。
今はもっと自分の感情を全面に出してみたいと思うけれど、どんな風に出せばいいのか
わからない、常に感情にブレーキがかかった状態。
他人から見た私ではなく、自分自身の感情で動いてみたい・・・。