今日の天気: 小雨
昔から“梅雨明け10日”と云われ、天気は晴れて安定することが多いですが、今年の天気は安定とは言えず、川も梅雨からの影響で濁りの日が多くて残念ですね。
佐野オトリ店付近では小雨の状態でしたが、午後2時から1時間半程の間に福士川上流の奥山温泉辺りでは大雨が降ったようです。その影響で福士川は真っ赤に濁ってしまいました。短時間雨による濁りですから、水量は早くも減り始めています。
富士川の濁りは、今朝甲府での雨によるものです。明日にならないと状況はわかりません。
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富士川のグッドポイントを紹介します
JR鉄橋の上流、富士川橋下流の左岸側の釣り場です。
写真4枚目は富士川橋の真下から下流を写しました。
写真ではわかりませんがJR鉄橋と富士川橋の間は、おおよそ3枚目の模式図のようになっています。深みが3つあり、どれもとても深いです。
まず①の深み:写真4枚目、手前の白い泡が立っているところは、直ぐ上が四ヶ郷魚道となっており、左岸側にある水門からの水も合わさり、ドーンと多くの水が流れ込んでいる深い場所です。左岸の魚道は鮎にとって溯上が少々難しい作りのため溯上率は低い魚道ですが、多くの鮎が魚道を登ろうとこの深みで待機、もしくは遊んでいます。
この深みが写真の段になっている場所まで続いています。川幅に斜めに延びる岩によって作られた段差の下に②の深みがあります。②の深みは100mほどの長い淵になっています。写真の奥左側からせり出したごつごつした岩が見えるでしょうか。その横がずっと長い淵です。その下にほんの5,6mの短い瀬。それを境に③の深みが現れます。そこがちょうどJR鉄橋の下です。
四ヶ郷の魚道が海から上ってきた鮎の初めての試練となる関門です。この関門までの間を鮎は自由に行き来しています。この3つの深みも恰好の遊び場でしょうね。2月に生まれた鮎などは、ぐんぐんと上流を目指して、四ヶ郷の魚道など諸共せず上ってしまいますが、8月頃の遅生まれの鮎は四ヶ郷魚道を越えずに大きく成長する鮎が多いです。体型も早生まれの鮎は秋刀魚のようなシャープさ、遅生まれは鯛のような丸さを持つことが近年わかっています。ですから、四ヶ郷より下流は、餌が豊富なこの下流域でぬくぬくと大きくなった鯛型の丸い鮎が沢山いる流域といえるでしょう。
ここもまた地元の方しか釣らない、もったいない釣り場です。鮎師の皆さんに是非入って頂きたい釣り場です
富士川は浅いと思っても、予想以上に深く流れが速いため、まず川は渡れません。
危険を多くはらんでいますので、どうか注意しながら釣りを楽しんでくださいね。
明日の清水港潮時刻(8/3)
満潮 10:39 21:47
干潮 4:14 15:36
干潮の1時間半前の釣果が良い傾向にあるようです
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