さんぽみち しょうぶの杜

いなぎの里山の畑の散歩の出会いから生まれ、生物多様性を守り、ハナショウブを咲かせて誰でも散歩できるよう開墾、保全の奮闘記

生物多様性を守ること

2015-04-21 21:54:34 | 日記
 
今を生きる私たちには、将来世代に対しての責任があります
この病んだ地球のまま残してはいけないのです

物事を判断するときに考えなくてはいけないことは
尊い命の連鎖ということだと思います

里山保全をしながら
一人ひとりができることを考えていきたいと思います



 私たち人間は、地球の生態系のなかで生きています。

 その生態系で今、生物の絶滅危惧種が出てきています。産業革命以降、人間中心の快適便利な生活を送るためにCO2を排出し続けたことが、地球温暖化の原因と考えられています。

 人間は進歩する生きものですが、その名のもとに欲望のまま突き進むことはもうやめなければいけません。

 地域に根ざした農業や伝統・文化を守り、持続可能な生き方にシフトしていくことが必要となってきます。
 利益至上主義でない、身の丈に合った自然に添った生き方をすることで、おいしい野菜や海の幸山の幸に出会い幸せになることができるのだと思います。


 活動のなかでは、開墾で出た草や枝などをごみとして運搬・焼却すると余分なCO2を排出するため、腐葉土として自然に還すようにしています。
 落ち葉なども場所と量によっては腐葉土作りをしていますが、畑ではそのまま腐葉土にします。昔は田んぼで取った草は泥の中に押し込んだという話をききました。これなら、運ぶ手間が省け肥料にもなり効率がいいというものです。

 このことは、公園や家庭の庭で出る落ち葉や草も工夫し肥料にして土に還すことに応用できます。実際、他のアダプト制度の公園緑地でも、腐葉土の場所を作ることを提案し昨年の秋から始めました。

 こうなると、家庭で出る生ごみも、実は宝の山のような気がしてきます・・・

 マンションなどの集合住宅では、環境課でも推進している「くうたくん」という、台所にも置けるという優れものの生ごみ処理機は、ぼかしで生ごみを分解し最小限にするので最適ですが、庭がある場合はコンポーストなど他にも工夫して肥料にし土に還すことができます。
 宝の山?のはずの90%以上が水分の生ごみを焼却することは、運搬するエネルギーを含み二重にいかに無駄なエネルギーを消費しCo2を排出しているかがわかります。

 また、上下水道も飲み水として蛇口までくるにはたくさんのエネルギーを消費しているので、無駄に使わない、下水道も廃油を流さないのはもちろん、できるだけ余分な成分は取り除いて負担をかけないようにしてから流す工夫が必要ということがわかってきます。

 ライフスタイルを、できることから少しずつ変えて、できるだけ使い捨てをやめ、大量生産、大量消費、大量廃棄しない化石燃料に頼らない持続可能な社会にすることが生物多様性を守り生態系を維持することにつながります。

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