三波到来となった全国的なコロナの襲撃の合間に、三蜜を避けてのストレス解消と体力回復の確認をもくろみ、門司港の和布刈公園の横にある「世界平和パゴダ」にお参りに行きました。このパゴダは、昭和33年(1958)日本とミャンマー(旧ビルマ)との親善と仏教交流、さらにあの大戦時に門司港から出兵した戦没者の慰霊を目的として、国内唯一のミャンマー式寺院として建立されたそうです。今や訪れる人も少なく寂しい限りの寺院ですが、関門海峡を見下ろす絶景の地にあります。初めてスタッフ共々お参りしようと思ったのですが、お堂に入ろうとしたら脇から小さな動物が突進。よく見たら子供のイノシシです。でもウリボウを卒業しています。突然の出現にびっくり。必ず近くに親がいるはずで、危険を察知していち早くお堂から下りました。近くには誰もおらず、声を上げても誰も現れません。スタッフから離れようともせず、時折前足を蹴って突進する素振りを見せます。「ギャーギャー」と鳴くイノシシ。「恐ーい」と叫ぶスタッフ。野生の親が現れる前に退散することが必須。結局、この駐車場近くまで後を追いかけてきました。折よく巡回中の消防自動車が現れ、隊員が捜索に加わりましたが、イノシシは山中に逃げていきました。やれやれ、人里離れて人間の三蜜は避けたものの、80歳の爺様、ばあ様に野生のイノシシが近づくとは。お堂にお参りすることもできないハプニングでした。ハイキングでも森林散策でも、今の時期、この種の野生動物に要注意です。