
ここは、北九州市の北西部にあって、若松半島の大半の地域を占めます。北側の海岸は響灘に面していて、北東部の海岸には大規模な埋め立て地の一角に国内有数の大水深岸壁を備えた「ひびきコンテナターミナル」が整備されています。響灘沖合の白島(男島・女島)には設備容量560万kLの「白島国家石油備蓄基地」があります。北九州工業地帯の一角で、洞海湾をはさんで戸畑区と隣接していますが、かつては渡船が唯一の交通手段であったところです。1962年(昭和37年)に若戸大橋が開通し戸畑、小倉方面との往来が飛躍的に改善されました。この大橋は開通当初より予測を大きく上回る交通量のために交通渋滞が著しく、この解消と市街地をバイパスする物流ルートの構築を目的とした若戸トンネル(新若戸道路)が2012年(平成24年)に開通しています。
この赤い大橋は中学、高校時代にはありませんでしたが、今やこの風景は一つのノスタルジーを醸します。
