ADRENALINE

さおりの日常ブログ
だらだら日記書いてたら
あっという間にこんな時間
日々の記録
京都中心

巨匠イズム!!!

2008-03-28 00:42:14 | 読書
「一年で100冊。」

9年前、京都で、一人暮らしを始める私に父が課した課題です。

100冊はさすがに大げさやけど、読書好きな父は

「とっりあえず、若いうちは、嫁!!!」・・・じゃなくて・・・「読め!!!」と・・・。

まぁ・・・全然読んだり・・・読まなかったり・・・ですが。

結構、今は読む方で、(って言っても、8割は漫画やけど・・・)

で・・・今回、寝る間を惜しんで、ハマリにハマッタのが

宮部みゆき「楽園」



宮部みゆき自体、なんか合わんくって、今までスルーしてたやつが多いんですが

これはハマッた!!!!!

とある、読書好きの方に薦められて、借りたは良いものの・・・って感じでしたが

寝れない夜に、「まぁ、これ読み出したら、一気に眠気くるやろなぁ~」なんて思って

お布団の中でフニャっとしながら、フラッと読み出したら

一時間後には、メガネかけて、正座で読んでたからね。

と、まぁ、話の内容的には、

宮部みゆきの名作「模倣犯」の続編(そこまで続編って感じでもないけど・・・)「模倣犯」から9年後・・・主人公のライター「前畑滋子」の元に、荻谷敏子という女性が現れる。彼女は、12歳で死んだ息子が、16年前に殺されていた少女を、少女の遺体が発見される前に、絵に書いていた・・・と言う。
彼はサイコメトラーか!?はたまた、偶然か。
殺された少女は、何故殺され、何故16年間発見されなかったのか!?

と、まぁこんなノリ。

ですが

さすが巨匠

敏腕すぎる

謎に包まれた少年やら殺されていた少女の両親や、妹を巻き込んで話はヨリ深みへ・・・

さらには、新たな拉致監禁問題勃発。

いったい全体、今は何を優先して謎を解明すべきか・・・なんてマジワカメ。

そんじゃそこらのサスペンスホラーよか、断然おもろい。

寝れない夜長にオススメですが、マジ寝れないです。

12時にお風呂に入りながら読み出して、気がついたら朝の5時で、完全にお風呂が水になってましたから!!!

ちなみに他に好きな作家は

・馳 星周(この人に書かせたら、世の中全員、自分を殺そうとしてるか、呪ってるかどっちかしかないって位、ハードコア。キレる人、殺人を犯す人、スゲェ性癖の人、中国人、台湾人、香港人、フィリピン人、を書かせて右に出るもん無し。)

・横山 秀夫(団塊の世代の男の背中。哀愁漂いまくり。超メランコリー。加齢臭。人間交差点。ボタンの掛け違え。誤解。人間心理。・・・・・そんな感じでマジ泣けます。)

この2人はホボ外れへんと思う

寝れへんの覚悟で試してみてください。