La vita della saponiera ~手作り石鹸ライフ~

コールドプロセスという製法で、お肌にも環境にも優しい石鹸を手作りしています。
石鹸の販売・石鹸作り教室を行っています。

これからの石鹸の予定

2012-04-11 10:21:47 | 日記
こんにちは。サポニエーラ(石鹸作り人)です。

すっかり春になり、桜がとてもきれいですね。
桜を使ったわけではありませんが、ピンククレイを使って、桜のフレグランスオイルを使って、サクラという名前の石鹸をつくりました。あっという間に完売になり、友達にプレゼントしたら大変喜んでくれました。

そして、日差しも強くなり、紫外線も強くなってきましたね。
お肌は1年中乾燥もします。特に夏だと、汗や皮脂で潤っていると勘違いしそうですが、お肌の中は乾燥しがちになります。

これから日差しが強くなるので、美白成分を持つ素材を使って石鹸を作ろうと思います。あくまで石鹸ですので、それを使ったからといってすぐ白くなるわけではありません。

○杏仁せっけん

杏仁豆腐の杏仁です。杏仁パウダーを使います。
杏の種の中をパウダーにしたもので、漢方としてつかわれますね。
新陳代謝を促したり、保湿の作用があってくすみのないつるつるすべすべの肌に整える作用があると言われてます。

○米ぬかせっけん

米ぬかには、ビタミンやミネラルがたっぷり!
スクラブ作用があり、毛穴の汚れや皮脂の塊をきれいにしてくれます。
それだけではありません。汚れをとったあとには、保湿してくれるのです。

あとは、クレイ(粘土)を何種類か用意したので、見た目かわいい石鹸も作りたいと思います。クレイも皮脂をさっぱり洗いあげる作用がありますよ!

手作り石鹸について 3.水

2012-04-11 10:11:39 | 日記
石鹸を作るとき、普通の水道水は使いません。
使う人もいるとは思いますが、石鹸を手作りされているほとんどの方は、水道水は使わないでしょうね。

苛性ソーダと混ざるときに、不純物などと化合するのか、フワフワしたものが出てきます。見た目がちょっと気持ち悪いです。ミネラルウォーターなども、水の中のミネラルと苛性ソーダが合わさったときに、同じようになると思います。

そうならないために、精製水を使います。
オプションでハーブの抽出液を使うときも、精製水で煮出します。

石鹸作りをするまで、精製水は使ったことも買ったこともありませんでしたが、今では必需品ですので、家にたくさんあります。

手作り石鹸について 2.苛性ソーダ

2012-04-04 22:36:32 | 日記
石鹸作りに欠かせないひとつ。苛性(かせい)ソーダ。水酸化ナトリウムです。化学記号はNaOHです。

これ、劇薬です。薬局で売ってるんですが、当たり前ですがすんなり買えません。
身分証明と印鑑が必要で、何に使うかを書かなければいけないんです。
普通に水道にながしたら、パイプを痛めるので、大変クレームがきますし、自治体によっては罰せられます。
皮膚についたら、化学火傷します。始めた当初、はねた石鹸液に気づかず触れてしまい火傷しました。めちゃくちゃ痛いです。普通の火傷と違い、痛みがすごいです。
目に入ったら100%失明してしまいます。
苛性ソーダの粉塵を吸うと、気管や粘膜が腐食します。
苛性ソーダって、そのくらい怖いものなんです。

でも、石鹸作りには必要です。油と水と苛性ソーダが混ざって鹸化して石鹸になっていきますから。

そのためには、注意と集中力が必要ですし、保護するものが必要です。

目⇒ゴーグルまたは大きいメガネ
手⇒ゴム手袋
口⇒マスク

これさえきちんと守れば、楽しく石鹸作りができます。

完売いたしました。

2012-04-04 18:37:56 | 日記
石鹸アウトレットセールに出した、チョコレート石鹸「Savon de chocolat(サヴォンドショコラ)」ですが、好評につき完売いたしました。
お買い上げいただいたみなさま、誠にありがとうございました!

手作り石鹸について 1.油

2012-04-02 20:22:59 | 日記
友人から、手作りの石鹸をいただいてから、すっかり魅了されてしまい。。。。
それから自分でも作るようになりました。
友人の作った石鹸で洗うと、いつまでもしっとりする。
春、花粉症で肌荒れするので市販の洗顔料を使うとぴりぴり痛かったんだけど、全然痛くならない!
それで、すっかり感動してしまい、本を買い、数少ない石鹸教室を探し出して1度習いに行き、それからひとりで作り続けてます。

水と油と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)をあわせて、一ヶ月ほど乾燥&熟成させると
天然のグリセリンがたっぷり入った、お肌にも髪の毛にも優しい石鹸のできあがり。

私が作っている石鹸は『コールドプロセス法』という方法です。昔ながらの方法なんですが、油と苛性ソーダと水が混ざると石鹸になっていきます(鹸化といいます)。その時に自然に発熱するんですが、低温で1ヶ月間乾燥&熟成させていく方法です。それによって油が痛まず、油のいいところがたっぷり!それに、鹸化の時の副産物「グリセリン」がたっぷり入っているので、肌にも髪にも優しい石鹸ができます。手作りのいいところって、どんな油、どんなものが入っているかが分かること。
同じ材料、分量で作っても、毎回色合いが違うので、それもまた面白いです。

使う油は、私の基本はオリーブオイル・ココナツオイル・パームオイルですが、いろんな油を使います。石鹸作りを通じて、いろんな油を知り、時には料理やお菓子作りにも使ったりします。なので、食用のオイルを使います(オイルによっては食べられないものもあります)
たとえば、ごま油。石鹸では白い「太白ごま油」を使います。茶色のでも作ることは出来るけど、香りが。。。(^^;
ごま油の石鹸は、使い心地がとても軽いので、夏に使うことが多くなります。

いろんな油で作ることができる石鹸。
いつもウキウキワクワクします。

今度は苛性ソーダについて触れていきます。