La vita della saponiera ~手作り石鹸ライフ~

コールドプロセスという製法で、お肌にも環境にも優しい石鹸を手作りしています。
石鹸の販売・石鹸作り教室を行っています。

いろんな油

2012-04-16 17:47:35 | 日記
石鹸に欠かすことの出来ない油。
石鹸で使う場合、大きく二つに分かれます。

ソフトオイル/ハードオイル

ソフトオイルは、夏でも冬でも固まらないオイルのことをいいます。石鹸の質感を左右します。
オリーブオイル・アボカドオイル・スイートアーモンドオイル・ひまわりオイル・太白ごま油などが分類されます。

例えば、オリーブオイル100%の石鹸があります。それは固まるまでに時間がものすごくかかります。使い心地はとっても優しくマイルドなんですが、溶け崩れがすごいというのが難点です。

そこで、ハードオイルと呼ばれるものが出てきます。
ハードオイルは植物オイルだけでなく動物の脂やバターなどもあります。
ハードオイルは、1.泡立ちのよいせっけんにする 作用のものと 2.溶け崩れ防止作用のものとあります。

1.泡立ちのいい石鹸にするオイル
ココナツオイル・パームカーネルオイル等があります。
これらのオイルは、室温でがちがちに固まってますので、使用する時は湯煎して液体にします。
ココナツオイル100%の石鹸は、どんな水質でもふくふくと泡がたつため、サーファーズソープといわれます。

2.溶け崩れ防止で硬さを出してくれるオイル
パームオイル・ラード・カカオバターなどがあります。
手作り石鹸は、どうしても溶けやすいです。それは石鹸の中のグリセリンが空気中の水分を集めるからです。これらのオイルも室温でがちがちに固まっていますので、使用する時は湯煎して液体にします。
バター類はとにかくハード。全体の20%以下に抑えた方がいいです。
カカオバター・・・カカオの実から取れるバターで、チョコレートのいい香りがします。バレンタインにチョコレート石鹸を作りますが、保湿作用があり本当に美味しそうです。
こちらは、使いすぎると硬すぎてひび割れします。

それぞれのオイルの性質を知って、個性のある石鹸をつくることができます。
これだから、石鹸作りはやめられません。

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