The 幻影~Ça ne veut plus rien dire du tout…

2019-11-06 15:10:41 | 2019-20シーズン

どうやら私もエフェクトをかけた幻影に囚われていたようだ。

 

今シーズンのネイサン君のプログラム、実は全然観ていなかった。昨日まで。スケオタ様の評判だけは目にしていた。大絶賛の。

それだけなら観なくていいやって感じだったのだが(どうせGPFで観ることになるし)、それに、これは以前も書いたが、スケアメのコレオ満点を知って更に見る気が失せていた…

ちなみに羽生くんがトレンドの「コレオ de ネイサン」を実行した所で満点にはなりませんからね。そう思っている人がいるなら、どんだけお目出度いのか!


しかし、サラ枕はネイサン君の演技をこの目で観て確認する必要が出てきたのである!

Because of 町田樹氏。

最近の町田氏についてWhat?と思っている羽生くんファンも多いだろう。それが普通の反応だと思う。あなたは間違ってない!

町田氏については色々書きたい事があるので、別途書く。そんな町田氏がカーニバンル・オン・アイスの解説でネイサンを大絶賛していた。

「ネイサンは既に点数には頓着してない何か新しい事をしていこうという気概が感じられる」とか、スケアメで満点を取ったコレオについて「みんなが模範とすべき」とか

 

だから、私はそれを確認すべくネイサン君の演技を観ようとフランスGPのテレビ放送を録画し、昨晩旦那とSPを観たのであります!

SP、ネイサン君の前は宇野君だった…宇野君の今の状況について…色々思う事はあるのですが…私は五輪銀メダリストまでになった宇野選手を、あんな屈辱的なキスクラの状況にさせた人達への怒りが強いです。私は宇野君を見ると人事(ひとごと)には思えません…息子を育てている一人の母親として彼の育てられ方に注目していました…とても胸が痛いです…もっと前にどうにかできなかったのか…私の頭の中には毒親と毒事務所と無能なスケ連という言葉が渦巻いています…

 

ネイサン君の演技を観る前に、心を平たくしようと心掛けた。私はネイサン君のアンチでは無い。これは強調しなければならない!私はネイサン君の演技が好みでは無い。それだけである。

しかし、好みでは無いという先入観をなるべく捨て、真っ白な気持ちでネイサン君の演技を観るよう心がけた!

 

 

そしてネイサン君のSPのプログラムを見て…ネイサン君ってこんなもんだったけ?という感想が正直出てきました…すみません…

私も大いなるエフェクトのかかった(スケオタ様による)幻影を抱いていたのだろうか。and町田氏解説。

 

このSPのプログラムの曲は「ラ・ボエーム(La bohÚme)」というシャンソン。

しかし、その演技からはシャンソン風味が感じられなかった

エレメンツがどうのこうのいう前に、それが立ちはだかった。シャンソンとは。このシャンソンの調べにこの動きは合っているのだろうか?

 

これはシェイリーン振付…なんでこれを選んだのだろうか…哀愁のシャンソンと枯れた渋い歌声の世界観がちっとも伝わってこなかった…ちなみに旦那の感想も似たような感じだったが、毒舌過ぎてここには書けません…


そしてこのプログラムの世界観にWhat?となったサラ枕は、この曲「ラ・ボエーム(La bohÚme)」の歌詞をググってしまった!

このラ・ボームの歌詞は枯れた歳頃の男性が、貧乏な画家だった若かりし頃の思い出」を回想するのである。「貧乏だったが恋人や仲間達と自由と希望に満ち溢れていた日々 in パリ。しかし、今、あの場所に行ってももうその面影はない。モンマルトルは悲しげでリラの木も枯れてしまった。ラ・ボエーム ラ・ボエーム!今となってはもう何の意味も無い…」

的な!!!!!

…この歌詞を知った後だと余計に色々な疑念が高まってしまった…

…エレメンツについては…一旦置いておこう…

 

ああ…やっぱり私は先入観バリバリで観ているのだろうか…羽生くんの演技ばかり観ているせいか、その他全てが単調に感じてしまった…何もかも物足りない…ああ罪深き羽生結弦よ…ああ…

 もしネイサン君のファンの人がこれを読んでしまったらすみません…

 

 

 

 

とにかく、私と旦那は「おお…」と思ったまま録画を停止した…

夜も遅くなってきたのでフリーの演技は明日見ようと思っていたら、旦那が「男子のフリーはもう見なくていいな」と言ってきたので私は適当に「そうだね…」と小さな声で答えた。

心の中で「明日一人で観よう」とつぶやきながら…

 

つづく…

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4 コメント

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フランス杯 (MY)
2019-11-06 19:49:53
ネイサン選手の場合は、ジャンプに関しては世界選手権までには仕上げてくると思いますが、コレオに関しては「相変わらずだな〜」と。

まあ、私の好みではないだけですが、それにしても満点というのはどんなものかと。国籍が違ってもその点は出るのですか〜?

宇野選手はやはり心配ですよね。何かが彼の心の中で切れてしまったのか。

よほどのフィギュア愛か、成功への切望がない限り、辛く苦しい練習に耐えられないもの。

羽生さんだったらどん底からでも不死鳥のように羽ばたいて飛び立つところですが、宇野選手はどうでしょう。

自分にとって何がいちばんの幸せか、掴めるといいですね。

今ツイッターは、メドちゃんのファンがメドちゃんのお母さんの手引きで(?)クリケ内に侵入したということが話題になっていますね。羽生さんやジェイソンの練習も見たらしい、と。

いいんでしょうか!?

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Re:フランス杯 (sarah_mcla)
2019-11-07 11:17:58
MYさん、コメントありがとうございます♪
ネイサン君のあのコレオもそうですが、高すぎるPCSやGOEなどに対して、海外のスケオタはISUのSNSや動画サイトに辛辣なコメントを沢山残してますね。そこでもnationality、国籍点だろ!みたいな意見も多いですね。
まあ、皆んな感じてる事ですよね…

宇野君についてはブログでも書きたいと思ってましたが…
MYさんと同じです!自分にとっての幸せを自分で見つけて自覚して、自分自身で歩んで行けるといいなあ!と、勝手に願っています…

そしてメドちゃんのお母さんが出待ちのファンをクリケに入れてしまったととんでもない事ですし、今後そんな事にならないよう、願うばかりですが…

クリケの事はクリケにお任せするしかないと思いますが…きっと、出待ちのファンを選手の母親が中に入れるとはクリケも想定外だったのではないでしょうか…今後しっかりとした指導をしてほしいですね…

…前から思ってましたが、ロシア国民のモラル意識の低さも背景にあると思います…これについてもいつかブログで書きたいと思ってましたが…チームオーサーも然り。だから日本人の感覚で注意しても、なかなか通じないのです…

あと、出待ちしていたのはメキシコ人ということですが、メキシコ人のモラル意識と日本人も全然違うと思うので、出待ちをしてクリケに入れてもらって嬉しい♪と喜ぶような価値観の人が世界にはいるのも私は理解できます。
そしてメドちゃんのお母さんは自分が悪いことしたとは思っていないでしょう。わざわざ遠くからやってきた娘のファンに親切にしてあげた!と単純に良いことをしたと思っていたのではないでしょうか。
そのような価値観の人々から見たら、怒っている人達が理解できないんだと思います。
でも、多くの人がそうのような事をする危険性について説明したと思うので、今後はもうそんな事をしないと信じています。
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ラ・ボエーム (まあさ)
2019-11-11 13:45:14
ネイサンのラ・ボエームを見て、むっとしたアズナブールのファンの方のブログを読みました。
サラ枕さんと同じような印象を持たれたようです。
https://ameblo.jp/himemo-19/entry-12537634995.html
私も、アズナブールのCDを持っていて、この曲はよく聴いていました。
ネイサン比で少しだけ陰りを演出しているのかな?と思いました。明らかにフリーに比べて控えめなので。でも人の心に訴えかけるレベテルではないですよね。
もしも羽生くんが滑ったら・・・と思ったらそれだけで、胸がどきどきしてきました。切なさに胸やぶれ涙すると思います。
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Re:ラ・ボエーム (sarah_mcla)
2019-11-11 16:50:03
まあささん、ブログを教えてくださってありがとうございます!ああ、ファンの方の想いがとても伝わってきて、自分が感じた違和感にも合点がいきました!
実はあの後、カーニバルオンアイスの方の演技を観たんですが、そっちの方がまだ振付も丁寧でした。
フランス杯の方は手抜きな振付だったと言う事がわかりました。
だからこそ、フランスで手抜きな振付をしてしまうその姿勢が(コーチの指示かもしれないけど)、やっぱり曲とフランスに対する敬意が無いと感じてしまいました。
そして、羽生くんだったらフランスでシャンソン(それも大御所の曲)を演じるならば、絶対敬意を持って全力で演技するだろうなあと思ってしまいました。
同時に、私もまあささんと同様、羽生くんがこの曲で滑ったらどんなに素敵か!という想像をしてしまいました
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