鶏のこっこんど、踊ってら。    ~青森の郷土芸能  澤田鶏舞 十和田湖鶏舞くらぶブログ~

中学生、高校生が澤田鶏舞の次代の担い手として日々活動しています。

澤田鶏舞 構成の仕組み

2012年06月06日 11時19分03秒 | 鶏舞あれこれ(その他もろもろ)
澤田鶏舞を知る人は知ってても、これから関わる人にはよく分からないこと、あると思います。

今日は、
「沢田っ子鶏舞」
「十和田湖鶏舞くらぶ」
「鶏舞保存会」
について語りたいと思います。

歴史についてはここでもおいおい書いていきたいと思っていますが、澤田鶏舞の歴史の中でまず発足したのが「鶏舞保存会」。
これは社会人以上の方々で構成される組織です。

そして「沢田っ子鶏舞」は青森県十和田市の沢田小学校4,5,6年生によって構成される鶏舞です。
沢田っ子鶏舞は小学校活動の一環でも行われています。
なのでPTAの委員会には「鶏舞委員会」があり、運動会では鶏舞が披露され、その他行事ではPTA活動ぐるみで鶏舞が披露されています。

ですが、昔は小学校を卒業したら鶏舞を披露する機会がなくなり、この地区に伝わる澤田鶏舞を大人になるまで続けていく基盤がない。

そういった伝統継承の危機感から「沢田っ子鶏舞」と「鶏舞保存会」をつなげる組織を作ろう!ということになり、

「十和田湖鶏舞くらぶ」が発足したのです。

従って沢田小学校の子供達は

小学4~6年・・・沢田っ子鶏舞(原則全員参加)

中学校~高校、大学生・・・鶏舞くらぶ(やりたい人のみ、自由参加)

社会人・・・鶏舞保存会(鶏舞を伝承していきたい人、自由参加)

の階段を上っていくのです。

自由参加なので勿論全ての人たちが参加するわけではありません。
この伝統芸能を続けたい人たちが集まり、練習し、未来につなげていっています。

中学生になって鶏舞くらぶに参加している子供達はまさにクラブ活動のようです。
中学、高校がばらばらになった子供達が集まると小学校時代の幼なじみの様なメンバーなので舞は勿論、休憩中のおしゃべりもとっても楽しそうです。

また、この鶏舞くらぶの子供達は沢田地区だけでなく、鶏舞を踊りたいと思う全ての人が参加可能です。
実際違う地区に住んでいる子供が参加して鶏舞をかっこよく踊っています。

もし澤田鶏舞を見て「踊りたい」と思ったら紫のTシャツを着て周りに立っている人たちに声をかけて下さい。いつでも待っています!

誰でも参加できる、末はねぶたの様な伝統にしていければいいな、とも思っています。
(あ、これは私だけの思いです


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