これ、本当に良かった
今の所、私の2013年、ナンバー1です
「老い」をこんな風にポジティブに描いてくれる作品
日本にはないなあ
とても観たかった、求めていた作品でした
映画 ■■カルテット!人生のオペラハウス■■
yahoo映画の評価(2013年5/1現在) 3.66(5点満点)
久々の×5+more()
しかし、Yahoo映画のレビュー観てたら
結構みんな辛口
「退屈」とか「爆睡した」とか...
この作品の何かが
私の中の何かに触ったのでしょう
ダスティン・ホフマン監督
ダスティン・ホフマン、すごい!
彼の名演は、お芝居のことよく分かっているから
と、改めて思った
彼のインタビュー読んで
とっても好感を持ちました
映画や、お芝居や、芸術への愛が伝わってきた
彼も言っている
スポーツであれば、選手の寿命は短い
中には、10代~20代で絶頂を迎えて
引退を余儀なくされるものも多い
でも、芸術に定年はない
もちろん、身体の動きや
声の張りなど
年をとると衰えていく要素も多いけど
人生に対する哲学
人物を描く時の洞察力
生命に対する慈しみの心などに
深みが加わる
顔にしわが出来るように
精神にもギャザーが寄って
表面積が広がるというか
でこぼこが出来て面白みが増えるというか
一人一人個性的になっていくというか
複雑で、豊かで、味わい深くなっていく
年を取ることは
芸術作品に「コク」を与えること
さてさて
私はいつも感じていることがあります
「芸術家はプライドが高い人が多い」
「芸術を生活の糧とするからには
健全な精神とか
人としての当たり前の幸せな人生は
犠牲にしなくてはならない」
はい、偏見ですね...
この映画は
元音楽家達ばかりが住む老人ホームで
ホーム存続をかけてコンサートが開催される
というお話
登場する「元・一流音楽家達」は
くせのある人が多い...
みんなプライドが高い
私生活は孤独だったり
精神を病んでいたり
やっぱりね...と思いつつ
ギスギス、トゲトゲしつつ
全体的には
圧倒される程の「楽しさ」に包まれている
演奏者達のあの笑顔はどうだ
「死」の足音が聞こえる今になって
プライドも
修行の苦しさも
歪んだ精神状態も
不幸な家庭環境も、全て洗い流され
音楽を純粋に楽しめるようになったかのよう
音楽にささげた自分の一生を
心から「よかった」と歓喜の声を挙げているよう
そんな、喜びに満ちた音楽が
始終流れているのだから
観ているこっちだって、楽しくなってくる
「ああ、音楽っていいな~」という気分になってくるのだ
ある意味、ズルイっちゃ、ズルイ
出演者の多くは
著名な楽団等で活躍した元音楽家達で
だから、その嬉しそうな表情に
奏でる音楽に、ウソがない
音楽好きな人にお勧め
絶対に映画館を出た後の足取りが
弾んでいるはず
それにしても
日常的にTVなどで見ている日本の老人ホームと
恐ろしい程のギャップが...
あんな楽しそうな「老人ホーム」見たことない
まあ、日本でもお金さえあれば
あれに近い老後が送れるのかな???
もちろん、老後を不安無く暮らせるかどうかは
「財力」による所が多いとは思うけど
それはひとまず置いといて
老い=不安、不幸、孤独、不自由
みたいに
紋切り型に
暗い視点からの作品しかない気がする
この作品のように
「老いること」を明るくポジティブに描いた作品を
「年取ることも悪くない」と思えるような作品を
もっと観たいな~と思いました
今の所、私の2013年、ナンバー1です
「老い」をこんな風にポジティブに描いてくれる作品
日本にはないなあ
とても観たかった、求めていた作品でした
映画 ■■カルテット!人生のオペラハウス■■
yahoo映画の評価(2013年5/1現在) 3.66(5点満点)
久々の×5+more()
しかし、Yahoo映画のレビュー観てたら
結構みんな辛口
「退屈」とか「爆睡した」とか...
この作品の何かが
私の中の何かに触ったのでしょう
ダスティン・ホフマン監督
ダスティン・ホフマン、すごい!
彼の名演は、お芝居のことよく分かっているから
と、改めて思った
彼のインタビュー読んで
とっても好感を持ちました
映画や、お芝居や、芸術への愛が伝わってきた
彼も言っている
スポーツであれば、選手の寿命は短い
中には、10代~20代で絶頂を迎えて
引退を余儀なくされるものも多い
でも、芸術に定年はない
もちろん、身体の動きや
声の張りなど
年をとると衰えていく要素も多いけど
人生に対する哲学
人物を描く時の洞察力
生命に対する慈しみの心などに
深みが加わる
顔にしわが出来るように
精神にもギャザーが寄って
表面積が広がるというか
でこぼこが出来て面白みが増えるというか
一人一人個性的になっていくというか
複雑で、豊かで、味わい深くなっていく
年を取ることは
芸術作品に「コク」を与えること
さてさて
私はいつも感じていることがあります
「芸術家はプライドが高い人が多い」
「芸術を生活の糧とするからには
健全な精神とか
人としての当たり前の幸せな人生は
犠牲にしなくてはならない」
はい、偏見ですね...
この映画は
元音楽家達ばかりが住む老人ホームで
ホーム存続をかけてコンサートが開催される
というお話
登場する「元・一流音楽家達」は
くせのある人が多い...
みんなプライドが高い
私生活は孤独だったり
精神を病んでいたり
やっぱりね...と思いつつ
ギスギス、トゲトゲしつつ
全体的には
圧倒される程の「楽しさ」に包まれている
演奏者達のあの笑顔はどうだ
「死」の足音が聞こえる今になって
プライドも
修行の苦しさも
歪んだ精神状態も
不幸な家庭環境も、全て洗い流され
音楽を純粋に楽しめるようになったかのよう
音楽にささげた自分の一生を
心から「よかった」と歓喜の声を挙げているよう
そんな、喜びに満ちた音楽が
始終流れているのだから
観ているこっちだって、楽しくなってくる
「ああ、音楽っていいな~」という気分になってくるのだ
ある意味、ズルイっちゃ、ズルイ
出演者の多くは
著名な楽団等で活躍した元音楽家達で
だから、その嬉しそうな表情に
奏でる音楽に、ウソがない
音楽好きな人にお勧め
絶対に映画館を出た後の足取りが
弾んでいるはず
それにしても
日常的にTVなどで見ている日本の老人ホームと
恐ろしい程のギャップが...
あんな楽しそうな「老人ホーム」見たことない
まあ、日本でもお金さえあれば
あれに近い老後が送れるのかな???
もちろん、老後を不安無く暮らせるかどうかは
「財力」による所が多いとは思うけど
それはひとまず置いといて
老い=不安、不幸、孤独、不自由
みたいに
紋切り型に
暗い視点からの作品しかない気がする
この作品のように
「老いること」を明るくポジティブに描いた作品を
「年取ることも悪くない」と思えるような作品を
もっと観たいな~と思いました
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