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私の好きなものについて

映画 ■■ビリギャル■■

2015年06月01日 23時26分20秒 | 映画
普段の私だったら全然観たいと思わないタイプの
日本映画なのだけど
ネット上の評判があまりに良いので
行ってみました



映画 ■■ビリギャル■■



Yahoo映画の評価4.38(5点満点 2015年6月1日現在)



もうサブタイトルで
結論は分かっているから
ドキドキハラハラはないんだけどね



ビリギャルと言っても
有名私立女子中学校に合格していたのだから
元々学力は高くて
やれば伸びる素養はあったのよね
「有名私立女子校でビリ」という意味なのだから

だから、そんなに荒唐無稽な話でもないと思った



誰でも、一度は経験したことあるであろう

親や教師や上司に
「お前なんかやっても無駄だ」と言われること

存在を認めてもらえないこと

親から全然期待されていないこと
(他の兄弟の方には過大な期待を寄せている)

その悔しさ、絶望感



そんな懐かしい気持ちを思い出し
主人公と
親や教師に対する苛立ちや悔しさを共有できた



そしてそんな悔しさをバネにして
睡眠時間削って頑張る
あの、頑張りも...



ああ、私もあのくらいの頃は
本当に頑張り屋だったなあ
(それなのに今の低落はなんだ...)

と、初心に戻る気持ちにさせてもらえた



ビリギャルをやる気にさせて
持っている能力を最大限に引き出せた先生
この出会いは本当に宝物

「ダメな人間などいません
ダメな指導者がいるだけなのです」

かつて高校生だった私も
今は親や指導者の世代だ
耳が痛い



世間でクズと呼ばれているダメ生徒の
悔しさをくみ取って
そこを逆手にとってやる気に変えていく
先生の言葉はまるで魔法の呪文のように
生徒達を変えていく

生徒の心理をよく理解して
良いように操作しているようにも見えるのだけど

でもでも、小手先のテクニックだけではない

本心から生徒達の可能性を信じて
本心から「すごいよ!やったよ!」と
ほんの少しの進歩に喜んでいるのが分かる



でも考えてみると
「コンニャロ~」と発憤させてくれた人
「見返してやる」とやる気を出させてくれた人
そんな「やなヤツ」との出会いも

それがもたらした素晴らしい結果を思うと
ある意味ありがたいことだな

悔しくて憎くて
ボロボロに傷ついて
自信や自己肯定感を失って
立ち直れそうもないくらい負の感情に支配されるのだけど

そこを乗り越えて
夢を掴んだ後に振り返ってみたら
ある意味、あの「やなヤツ」のお陰だなと
思えないかな



そんなことも思った
「やなヤツ」と出会ってしまうこと
ボロボロに傷ついたり
憎んだり、恨んだり
そんな負の感情に囚われる自分に自己嫌悪したり
非常に不快な心理につきまとわれるけど

それをきっかけに
自分の言動を反省したり
「やなヤツ」を反面教師にして
良い人間になるよう努力したり
プラスに変えて行けるなら、ありがたいこと

「やなヤツ」は
「嫌な出来事」は
自分を良くするために現れる
と、発想を転換出来ると良い

嫌なこと、悔しいことがあっても
そのまま堕ちないで
プラスに変えて行けると良い



そんなことを思った



「頑張れば夢はいつか叶う」
ビリギャルは
そんな、よくあるストーリー通りに進んだけど

「頑張れば誰でも叶う訳ではない」
ということも
ちゃんと描いていた

頑張って頑張って
これ以上頑張れないくらい頑張って
でも、ダメだった時

下手をすると
そこからどんどん奈落の底に落ちるように
堕ちていってしまう

どのように立ち直ればいいのか
どのように気持ちを切り替えていけばいいのか

そこもちゃんと
触れていて、考えさせてくれるのが

単なる夢のようなサクセスストーリーを
扱った映画ではなくて
深みがあってよかった

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