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私の好きなものについて

映画 ■■インターステラ■■

2014年12月27日 14時04分31秒 | 映画
地元の映画館では夜遅い上映しか残っていなかったので
六本木のTOHOシネマズまで観に行きました
ゴーンさんも午前中で仕事が終わるそうなので
一緒に



映画 ■■インターステラ■■



Yahoo映画の評価 4.06(5点満点 2014年12月27日現在)

理系の人の方がより楽しめたと思います
時々、曖昧にしか理解出来ませんでしたが
なんとかストーリー進行についていって
私なりに楽しむことが出来ました



理系のゴーンさん大絶賛
一番好きな映画だという「2001年宇宙の旅」に
匹敵する傑作で、歴史に残る名作だ...と
言っていました



今回はネタバレ気味に書いていくので
まだ観ていない人は読まないで下さい



長い映画だったのだけど
諦めの早い私は半分くらいで
「もうダメだよ~」という気分になってしまいまいた

娘がいる地球も、お父さんのいる宇宙船も
もう、助からない
みんな死んでしまうんだ
人類は滅亡してしまうんだ...
という絶望感に

観ていくに従って
両方ともどんどん状況が悪くなってきて
こんな所からどう持ち直して
人類が救われる所までもっていくんだ?
もう、無理だ

最悪、人類が助かる道が見つかったとしても
このお父さんは犠牲となって死んでしまうに違いない
娘とは直接分かり合えることなく
終わっていくんだ...

と、思っていました



そんな状況を助けたのは
お父さんがブラックホールに吸い込まれた後
たどり着いた五次元空間

そこは自分の家の書斎の本棚の裏に繋がっていて
自分が行きたい時間に訪ねることが出来る

本を倒して書斎に飛び込んでいくことは出来ないが
本を落としたり
娘の腕時計の秒針に信号を送ることは出来る



そうしてお父さんは
ブラックホールで収集したデータを娘に送り

そのデータのお陰で
娘は重力の問題を解くことが出来
それを元に、土星の近くにコロニーを建設し
人類を移住させることに成功する



まあ、これだけ壮大なストーリーを
よく考えつくものだと圧倒されていた



本棚の裏から送られて来た暗号を解き
それに導かれて
お父さんはNASAの計画を知り
宇宙に飛び立つことを決心して

そして再び同じ本棚の裏にたどり着いて

「NASAの存在を教える信号を送ったのは
他でもない、自分だったのか」と悟るのだけど

なんだかグルグル回っているような気がした

だってこの信号がなかったら
NASAの計画の存在は知らないままだったと思うから...

でも、NASAの計画に気付いて
宇宙船に乗らないと
本棚の裏には行けない訳で...

一体、どの時点が始まり?



...と思ったら
他にもここの点が疑問だと感じた人は多かったみたい



科学者が地球を救う話だけど
それを支えるのは
「家族を、恋人を助けたい」
「もう一度会いたい」と思う執念、根性
諦めない気持ち → 「愛」だった



こういう精神的エネルギーは
物理の世界には関係ないのだと思うけど
でも、一番モノを言っていたんじゃないかな?
と、文系の私は勝手に思ったわけです



それから、デカイ箱形ロボットのTARS
ただの箱形で全然人間らしくないフォルム
しゃべることも
人間がプログラムしたユーモア度に従って
決められている
本当に「機械」なんだけど

苦難を協力し合ってくぐり抜けたり
命を救われたり
孤独な空間で長い時間を共にし
たくさん一緒に語り合っていると
信頼、感謝、親しみを感じるようになる
血の通っていない単なる「機械」に対して!

スクラップ同然になったTARSを
懸命に元に戻そうと作業するクーパー
どんなに落としても落としても
人間顔負けのユーモアのセンスを見せるTARS
もう、愛さずにはいられない



映画や演劇、文学などの文化を愛する人の中には
機械やコンピューターを敵視したり
「行きすぎた科学技術や自然破壊が人類を滅亡に導く」
危険なものと見なして拒絶反応を見せる人もいるけれど



科学を進化させてきたのは
「誰かを助けたい」とか
「誰かを幸せにしたい」という
とても人間味溢れる心からだと
私は信じるし

科学が作って来たものも
人間性豊かな産物が多いと思う

科学も、ヒューマニズムもどっちも大切



それから
ワームホールを作った『彼ら』とは誰なのか?
地球外生命体か?
神か?



宇宙から見る地球が
とても美しい色をしているのは何故か

海や空や富士山や
広大な大地や雄大な山々など
自然に出来た風景を見て
どうして人間は「うわっ!気持ち悪い!」ではなく
「美しい」と愛着とひれ伏す気持ちを
同時に感じるのか

そう反応するように私たちの身体を作ったのは
誰なのか、何故なのか



いろんなことに考えが及んだ

こういう、エンターテイメントの枠に収まらない作品が
私はとても好きです

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
来年もよろしくです (ゴーダイ)
2014-12-31 23:13:13
>一体、どの時点が始まり?

科学的には、宇宙って「無」のゆらぎから誕生したらしいですから、遠い未来、地球や太陽や宇宙が消滅しても、また無から宇宙が出来ちゃって・・・(^_^;)
そういうことです、よい年越しをノシ
返信する
ゴーダイさんへ (ann)
2015-01-01 23:43:43
無のゆらぎ?

この映画についてゴーダイさんと語り合うことは諦めております

今年もよろしくお願いしますU+A4B0#'ω`#U+A4B1U+A6D
返信する

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