何を基準にして職場を選ぶか?

職場を選ぶ基準について記載しています。

有効求人倍率は仕事が見つかるかのカギ

2020-08-27 02:55:43 | 日記
就職活動をする際、希望する職種や企業に入社したいと思う人がどれくらいいるのかを知るのは重要だ。競争率がどれくらいか簡単に知る方法が、有効求人倍率である。有効求人倍率はハローワークに登録されている求職者数と求人数の割合を示している。この数字が1よりも大きいか小さいか、それだけでその職種に対する就職のしやすさが分かるのだ。

たとえば求職者が100人いる場合、求人数が100であるなら有効求人倍率は1になる。これは、1人につき1人分の求人があることを示している。求人数が200の場合は有効求人倍率は2となり、1人につき2人分の求人があり、より就職しやすく、選べる範囲も広がることがわかるだろう。一方、求人数が50の場合は有効求人倍率は0.5となり、1人分の求人の枠に対し2人の希望者がいる計算になる。このように有効求人倍率は数値が大きければ就職しやすく、数値が小さければ就職しにくい状況であることが読み取れるのだ。有効求人倍率は景気に大きく左右されるため、景気の動向を知る上でも重要な要素である。

有効求人倍率を活用する上で注意しなければならない点が2つある。まず、この有効求人倍率を計算する上で使用される求職者数、求人数は、ハローワークに登録があるものを対象としている点である。ハローワーク以外の新聞やインターネットなどの媒体のみに求人を掲載している企業や、ハローワークに登録せずに就職活動している人はその数に含まれないのだ。さらに、求人の雇用形態は正社員以外にもあることも知っておきたい。パートや派遣などの非正規も含めた求人のため、たとえ有効求人倍率は高くても正社員に絞ると競争率が上がる、ということも起こりうるだろう。
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