皆さん知ってますか?
ほら、他の月は、30日とか31日まであるでしょ。
なのに、2月だけは28日しかない。
うるう年でも29日まで。
これにはですね、ちゃんと訳があるんですよ。
今の暦の、暦の元を作ってのって、あのシーザーなんですよ。
『ブルータス、お前もか!』って言って死んでいった
あのジュリアス・シーザーね。
クレオパトラさんのことを、こう一目惚れしてしまった
あのジュリアス・シーザーです。
1年を365日として、4年に1度は、うるう年って決めたのが
シーザーさんなんですね。
で、そのシーザーさんが作って暦ってのが
奇数の月は31日、それ以外は30日。
そして、2月だけは、29日ってものだったんですね。
なんで、2月が29日までの月に選ばれたのかというと
古代のローマでは、3月が年の初めっていう考え方が、あったからなんです。
日本の学校が、4月をスタートにしているのと
まあ同じ感覚なんですけども
だから、1年の最後の月、2月ってのは
1年を365日にするための数合わせとして、29日になったんですね。
では、なんで2月が更に減って、28日までになってしまったのか、
ま、ある人つっかね、偉い人のですね、ただの我儘からですね。
さっき言ったジュリアス・シーザーさんが、死んじゃったあとに
ローマの初代皇帝となったアウグストスという人が、いまして
8月生まれだったんですね。
そんで、
『ちょっと待て、なんで俺の生まれた8月は30日までしか無いんだよ。
ふざけんなよ。31日まであってもいいだろ。
7月までは、そのまんま奇数が31日でもいいけど
8月以降は、偶数月の方を31日にしちゃって、いいんじゃねえ?』
って、変えちゃったんです。
そしたら、ズレが生まれてきまして、1年が366日になっちゃったんですよ。
すると、またまたシワが寄るのが、2月ですよ。
古代ローマでは、1年の最後の月とされていた2月君、
大変ですね~2月君。
『だったら、そのなぁ2月君を1日減らせば、
1年を365日キープ出来るんじゃねえ?』ってことで
2月が、28日までになってしまったんですね。
こんな古の時代から、虐げられてきたんですよ。
2月君。
ってことで、今日のワッツは、
可哀想な2月君を盛り上げようスペシャル、お悩み相談2月企画
略して、おな~2月(ゴ~ン)
みんなでね、2月君をもっこり盛り上げようという
そんな企画です。
今日は古代ローマなんて話から始めたんで
オープニングは、こんな曲から。
その名も、ローマン・ホリデーってバンドです。
1984年のヒット、『涙のラストクルーズ』」
「さっきお話した続きなんですけど
7月って、なんで英語でJulyか、皆さん知ってます?
ジュリアス・シーザーの誕生月だから
ジュリアスのジュライなんですね。
シーザーが、暦を作る時に、自分の生まれた月を
ちゃっかり自分の名前にしちゃってんですね。
続いて8月。
これ、なんでAugustっていう名前なのか。
先ほどお話しました初代ローマ皇帝のアウグストス。
こいつが生まれた月だから
『ジュライって、ジュリアスが生まれた月なんだろ?
だったら、俺が生まれた月だったらAugustでいいんじゃないの?』
8月を31日まで増やしちゃった上に、
8月自体を、自分の生まれた月だからといって
自分の名前で名付けてしまったんですね。
ちなみに、このアウグストス、シーザーの甥っ子さんなんです。
血は繋がってるからね。
やることは、似てんですね。
よくシーザーの事を、初代ローマ皇帝って間違える人がいますけど
これ違いますからね。
初代皇帝っていうのは、シーザーの甥っ子のアウグストスですからね。
あとあの、よくある勘違いネタを、もう1個言っときましょうか。
シーザーサラダって、あるじゃん。
僕が、どの国に行っても頼むという。
そのシーザーサラダっていうのは
ジュリアス・シーザーが、愛したサラダだからシーザーサラダって
よく言われてますけど、これ全然違いますからね。
シーザーサラダ愛好家としては、僕ちゃんと言っておきたい1つなんですが、
これはですね、シーザーさんという料理人が作り出したものだから
シーザーサラダですからね。
これ、とんなシーザー違いってことで、大間違いならぬ
ロー間違い。(ゴ~ン)
古代ローマに由来するお話だけに、ロー間違い。(ゴ~ン)
なんか、このねラジオという空間が、昭和基地みたいになってきたね。
寒い!」
一旦送信します。
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