The Diary of Ka2104-2

春の恵みをたんと頂くー菜の花や春菊

菜の花をスーパーでこのごろ見かけますが、見切り品として売られているのを先日目にし、見たところ目立って傷みなどありませんでしたので、普段買わない私が買うことになり、翌日の食卓にのぼりました。もちろん調理は私自身です。併せてこちらは定価で、けれど100円でして安かったこともあり春菊も買ってありましたので、両方併せてまな板の俎上になったのです。

春菊はキク科でその花期は野生や露地では4月下旬から5月下旬なので、野菜としてというより自然に花が咲く頃を旬とすると、春から梅雨前辺りが旬に当たります。

電子辞書の広辞苑で「春菊」を検索すると、地中海原産と出てきて驚かされます。ということは広義の地中海であり瀬戸内海沿岸かと思うのですが、日本大百科全書(ニッポニカ)で更に詳しく調べてみますと、本当にヨーロッパとアフリカを隔てるあの地中海でした。いにしえに、地中海沿岸から中国へ伝わり、中国から日本へ伝来したと考えられ、江戸時代に最初の栽培の記録(1688)がある、というのです。春菊と云えば、天ぷらや冬にはお鍋に欠かせないものと日本風土固有に思ってしまいますが、現在食用としている国は、中国、フィリピン、タイ、インド、ジャワなどが挙げられるそうです。また、欧米でも用いるけれど、それは観賞用としてのみだそうです。そういえば、春菊の姿形は、花は知りませんが、私の目には装飾的に見えます。

一方、日本の春の風物詩、菜の花は、種がナタネのアブラナという植物の茎花であり、先程のニッポニカで調べても、外国の文字は一字も出てこなく、ただ、昭和30年代前半までは水田の裏作物として農村でごく普通の春の田園風景であった、とだけありますから、こんにちではスーパーの片隅に一時見られるぐらいですが、その頃までは日本での春における一般的な食物だったようです。

さて、春菊はひと袋ごと使いました。菜の花はいちパックごと使いました。菜の花はもったいないので、旬の風味を味わえるよう一部をおひたしにしました。なえないよう、タッパーに水を一緒に入れレンジで2分間だけ加熱、首尾良くたわみませんでした。花の部分もくっきり鮮やかに仕上がりました。おしょうゆをれんげに取りおひたしの上に軽くかけ食しました。

それでは、菜の花の大部と春菊をどう調理したかというと、やはり定石天ぷらに致しました。といいますのも、こと春菊に関しては、その苦みと油の甘みが程良い味加減にするというところからで、菜の花にしましてもやはり同じ系統だろうと踏んでいましたし、実際その通りでした。ということで、お皿は春菊と菜の花の天ぷらでてんこ盛り、高さがいっぱいいっぱいになり、加えて冷蔵庫の残り物のタケノコと玉ねぎも同時に揚げたものも載せましたので、面積さえなくなりました。ご覧の通り。

私はこのおひたしと天ぷらの食事を、揚げるのはしんどいことなので、夕飯でなく午前遅くに作り、昼食として食べました。ことさらの用がなかったものでしたから出来たことでもあります。天ぷらはだしつゆと、お茶の抹茶個包装が100均のですが残ってましたので、それとお塩を混ぜた抹茶塩にして、2通りの食べ方で頂きました。炭水化物は一切食べておりません。

春の香を頂けて、ほんの少し孤独から逃げおおせて幸福感を味わいました。おまけにお腹一杯、それでも余りました。そういえば、つくしやタラの芽もいいですね。つくしは自分で調理して自分で食べたり施設にお裾分けしたりしたことありますが、タラの芽は私まだなんです。いつかまた。つくしは2月下旬に見当地に見に参りましたが、例年なら生える場所、生えてなかったのは少し早すぎたのでしょうか。今からでは手遅れかも知れませんね。もうここ2,3日が大阪での桜の開花予想です。満開になる頃にいつもの糸田川堤防に観に行こうと考えております。最後に桃の蕾をお見せしますね。では、ご機嫌よう。


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