The Diary of Ka2104-2

ただ身体の虫干しがしたくて(3月30日)ー芸術家・石川勝敏

 

ファンの皆さんこんにちは。

冬から春へと急変したきらいがあります。私も啓蟄のようにこの身体をお天とさんのもとにさらけました。

そんな動画です。

下記は私が日光浴している間に片手間でメモをしたものです。

 

(メモ)

3月30日(土)午前10:00丁度頃に大阪府吹田市の千里南公園へ着。芝の広場にて、コーナンプロで購入したブルーシートを広げる。まずは長袖Tシャツの上に薄い羽織で下もまた春用の薄いトレーニングパンツのまま横になってみる。

昨日までは歴然とした冬であった。また雨も続いていた。今日はそこから分断されるように一気に晴天の春で予報にての最高気温は21度だ。まるで間を知らず、冬と春の境目が無きが如しである。分断は社会のそれだけでうんざりだのに。

私は2週間も前から天気予報に春が訪れると裏切られてきた。後へ後へと延び延びになっていった始末だ。実際には予報が不正を働いたわけではないのだが。来る途中にある川沿いの桜並木で桜があちらこちらで咲いているのを目にしていた。春の初日と桜開花日が全く重なった結果である。

ここ、芝の広場でも、私が寝転がっている向こう側に桜の木が数本植わっていて、その花々が散見される。さっそく傍でサッカーボールで遊ぶひと家族が現れた。今日は土曜である。と、遠い処に場所を移してくれた。更に次々とかわいい小さなお子さんを連れた家族たちが遊びたわむれながら私の傍を過ぎてゆく。

服を脱ぐ前にまずバゲットを手ぢぎりし、中央を裂き、裂いたところへ生ハムを入れ、ペプシと共にブランチときた。その後、私は意を決してまずトランクスの水着姿で裸になることを決める。トレーニングパンツの下に既に着込んでい、更にその下にはビキニ水着を下着代わりのように履いていた。靴を履くは素足で、もちろんのこと到着するなりブルーシートの横に無造作に置かれてある。

私は上下の服を脱いだ。裸は私一人だけ。夏ではないものね。変な目はない、よしよし。皆が皆知らぬ顔をしている。私は予定を組むのでもなしに、当たり前の予定のように今日家を出てきた。冬の終わりは大いに私の気をもませるだけもませていた。

次はいよいよビキニだ。これで完膚なきまでに良い身体の虫干しができる。私はためらわず座りながらトランクスを降ろした。

やはりこれが最良に気持ちいい。時折り太陽を雲のかたまりがさえぎるがすぐ甦る太陽の貴重で高貴な光。微風もあるが太陽光の方が勝っている。

今午前11時だ。

このような日光浴は私は長い長い間してこなかった。単に機会に恵まれず思いもしなかったからだ。今日は顔とデコルテ辺りに日焼け止めを塗り、首回りは銀鎖である。ビタミンDも摂取できたに違いない。

私は自転車で来て、芝の上に横倒しにしていたのだが、トイレが遠くに在り、そろそろここからあがろうかと思う。いや、トイレはまだ大丈夫で私はまだ虫干しで日光を浴び続けたい。こうして今しばし横になっていよう。身体の隅々まできれいになっていく。そういえば今日は、大葉の種が一斉に芽吹きだした。

                              おわり

 

 

ただ身体の虫干しがしたくて(3月30日)ー芸術家・石川勝敏

 

 


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