団地の集会所で自治会の役員会をやってる最中、鞄の中で携帯電話が鳴った。
まいったなぁ 会議中だし、あとで折り返すことにしよう。
でも、その「あとで・・・」を忘れるんだよね。
この時も自宅に帰るまで、す~っかり忘れてた。
会議が終わり、うちに帰り着くと娘の姿が見えた。
どうやら娘もほんの先ほど帰ってきたみたいだ。
「おかえり~」
と、テーブルに携帯を置こうとしたところで、着信のことを思い出した。
『そうだ、電話が入っとったなぁ・・・。』
独り言のつもりだったのが、つい声に出ているのを娘が聞き取り、
「さっき、おとうに電話したんよ!」と娘。
ああ、娘からの電話だったのか。
「なんやったん?」 軽く訪ねた次の言葉にびっくり!
「さっき、駅から帰ってきよる途中で電話したと。 助けてもらおうっち思って(博多弁)」
ええ~! なに、なに?? 助けてもらおうだなんて、いったい何があったんだ!?
変な奴に追いかけられたとか? 襲われそうになったとか??
いや、でも娘は見るからに大丈夫そうだな。 とりあえず大事には至らなかったんだよね?
緊迫した口ぶりじゃないし・・・。 とにかく落ち着け、落ち着け! オレ!
・・・ってことが0.5秒で頭の中を駆け巡りつつ、平静を装って「どうした?何があった?」と聞くと・・・。
「猫に追いかけられた~ 」
・
・
・
・・・・・・・・・・はあぁぁ??? なんですとぉ??
「傘で、あっち行けエイ
エイ
っち何回やっても、ずーっと着いてきたとよ
怖かった~。 でも、かわいかった~
(てへへ)
」
なんじゃそりゃ
しばし呆れた後に大爆笑したが、まぁ、ストーカーはネコちゃんで良かったね