美容室

春になり、暖かくなってきたせいもあってか、このくらいの時期になるとウィッグを外したくなる方が増えます。

ウィッグを外すには今伸びてきている髪の毛のカットやカラーをしなくてはならないのですが、お客様が必ずおっしゃられる事があります。

それは「外すときに行ける美容室がない。そして、今まで行っていた美容室には行けない」と。

なぜならば、抗がん剤治療が終わり、伸びてきている髪の毛の事を知っている美容師さんがいないからです。
美容師なのに髪の毛の事が分からない人が多いのです。

そして、その時期のお客様はウィッグ屋さんに任せっきりな状態。

でもウィッグ屋さんはウィッグの販売がお仕事です。

その外したくなる時期の髪の毛はちゃんと長さが揃ってる方もいれば、そうではなく、まだベリーショートの方もいます。

トップの長さが足りなければ、部分のウィッグをすすめたり、髪が生えたためにウィッグがきつくなっていればもう1つを買ってもらうようにしたりとしてしまうのです。

なぜならばウィッグ屋さんは髪の毛を綺麗にしてもらう場所ではないためです。

本来なら、そこは私達美容師のお仕事です。

ケースにもよりますが、どんな状態の時でも自毛をキレイにさせてもらい、似合わせていくのが私達のできる事です。

icではどんな状況でも笑顔になってもらえるよう最善をつくし、自毛デビューのお手伝いや髪の毛がない時期のお手伝いなどをさせて頂いてます。

この事が当たり前に美容室でできるように、リボネットの活動を通して美容師さん達に伝えていったり、病院関係者様や患者様にQOLやアピアランスケアなどを行っている美容室があるんだとしってもらえるようにもっともっと頑張っていきます。

何も特別な事ではありません。

icも普通の美容室です。

皆普通なのです。

髪の毛の知識が美容師さんにないだけなのです。

当たり前にいつもの美容師さんに相談ができる日がいつかくるといいですね☺️

ichairmake
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