下田のお土産といったら金目鯛をはじめとする魚の干物などが代表格ですが、違った下田らしいお土産を探しに下田街中を歩いてみることにしました。
下田といえばペリーさん。。黒船来航。。と頭の中をよぎると目の前にその名も「ロロ黒船」とう和菓子屋さんが見えてきました。^^
なので今回は甘党に嬉しいお菓子の世界の「下田らしさ」をご紹介します。旅のお土産にお菓子も定番です。荷物になるので帰り際に駅でお求めになるのも便利ですが、お饅頭やクッキーなどどこでも味わえる焼き菓子のパッケージに地名が入っているだけなんてこともよくあります。。ちょっとつまらない気がします。
全国何処へ行っても美味しいお菓子屋さんはいくらでもある昨今、そこまで出向かないと食べられないようなものに出会えたら旅の思い出もより鮮明ではないでしょうか。。
茶道を嗜むご主人が作る四季折々の美しい和菓子。。下田でお茶席に使えるような和菓子を作られているのはロロさんだけではないでしょうか。和の素材で作られた「下田どうなつ」などロロさんのお菓子は昔ながらの「和」のテイストに「洋」も取り入れたお菓子も多く、ニューサマーオレンジ、ヤマモモなど下田の素材を使った「下田らしい」お菓子の数々も。他にも真っ黒すぎる「黒船まんじゅう」や和風シュークリームの「ペリーさんのげんこつ」などお腹が許すなら次々と味わってみたいお菓子がたくさん。。。お菓子ひとつにいろんな文化とこれからの夢を感じます。
こちらは「ペリーさんの林檎」と「ペリーロード」。
ペリーが日本に伝えたと云われている林檎を使ったパイのお菓子だそうです。
こちらは下田の古き良き趣を感じる名所の「ペリーロード」の名前が付けられています。
中に詰められた白あんが上品です。
個人的に一番好きなのはこのお団子! お団子好きな方にはおわかりになると思いますが甘辛い「みたらし」にしようか「あんこ」にしようか迷いますよね。。甘党のその馳せる想いに応えてくれるのがこの「開国だんご」です♪ お団子は3つ並んでることが多いですがこちらは一つが大きいんです。でも2つ並びで逆に上品。。
ちなみに写真のお皿は下田の書家の竹沢尚生さんの染付けです。判りづらいですが90度右へ回すとニッコリした顔の絵のように見える書なのですが「星」という字の象形文字なんだそう。。
じっくり見ても見た目は「みたらし団子」。。実は!中に上品なこし餡が包まれているんです♪♪♪
今でも思い出す、初めて頂いた時のひと口目の驚きと幸福感。。
ごめんなさい。。美味しさに盛り上がって中のあんこが入っている写真を撮り忘れました。。我に返ったときにはお皿の上には何も無く「星」がニッコリしていました。。
それにしてもいいとこ取りと言うか、合わせ技と言うか、嬉しい反則と言うか。。和菓子通も唸ること間違いなしの逸品です!
下田にいらしたら召し上がっていただきたいです。そして当日中に会える方へのお土産にぜひ!
頂く方もその土地のお菓子を味わいながら、旅のお土産話を聞き。。美味しさ5割増し♪ ^^
そして一つのお土産から「下田を訪れてみたい」と思って頂ける事もあるのではないでしょうか。。
ロロ黒船
下田市2丁目2-37 電話/0558-22-5609
営業時間/9:00~18:00 不定休