移民制限法アメリカ

2011-08-26 02:43:31 | 日記
背信の科学者たち、(副題)論文捏造、データ改ざんなぜ繰り返されるのか
ウイリアム・ブロード、ニコラス・ウェイド著、牧野賢治訳
講談社(ブルーバックス)

この本の第10章を要約すると、南欧東欧から移民のIQテストが低い結果がでたの南欧東欧からの
移民が禁止になったので、ナチスに危険を感じてそこから逃げてきたユダヤ人が追い返されたので、
下記のようにホロコースト大成功になった。あとセントルイス号事件を調べてみれば面白い。


P282より
一九二四年の移民制限法は、ヨーロッパ南部や東部からの移民の大部分を中止させた。心理学者は
移民立法に対して大きな役割はほとんど果たしてなかったので、直接その責任を問われることは
なかったが、彼らはまさに悲劇で導く誤った行動に支持を送っていたことになるのである。
「一九三〇年代、ユダヤ人は大虐殺を予測して移民を企てが、認められなかった。西ヨーロッパや
北ヨーロッパからの移民に対する割当数が増加し、実際の移民数がそれに満たなかった時でさえ、
優生学的な宣伝によって、ユダヤ人が締め出された。・・・・われわれは去りたいと願ってもどこ
にも行き場所のなかった多くの人びとの悲劇を知っている。観念による破壊への道は遠回りなもの
であるが、それは銃や爆弾のように振る舞いうるのだ」とグールドは言う。

PS:
自分の感想
これで、米国とナチスが敵対し始めたときは大西洋側はナチスに抑えられたのでユダヤ人が
シベリヤ経由で逃げようとしたのと杉原のパスポート乱発が、米国が遠因だとわかった。
まあ、米国は先住民族を虐殺してでっち上げた国なのでしかたない。
あと、日本は本当に世界中の人種主義と戦っていたんだなと思う。