『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3128 十三の峠を巡るMTBの旅

~越後米沢街道・十三峠MTB古道の旅~
昨日はお休みを頂きまして久々にMTBの長旅に出掛けて来ました
コースは「今秋、絶対に行きたい!!」と妄想していましたコースのひとつ…お隣り山形県米沢市から新潟県関川村を結ぶ『十三峠』という旧街道です
初めの峠から最後の峠までオン・オフロード併せて60㎞の長旅。帰路は予め13:47越後下関駅発の米坂線に乗車を決めていましたので、とりあえず行ける所まで行ってみようかと6:00am前にスタートを切ったのでありました




ひとつめの峠は山形県川西町にある『諏訪峠(標高280m)』。まだ夜が明け切っていないので、遠くに川西市街地の夜景がボンヤリと見えました



雨が上がって間もない空模様…下山してようやく明るくなりました。





ふたつ目の峠は『宇津峠(491m)』…TOP画像が道中のものですが、古道ムードたっぷりでした
が今回初めて訪れる場所な為、しょっぱなから道を間違えてしまいロスタイム。更に下山側の古道が途中で行き止まりになってたりで更にロスタイム
早くも暗雲が立ち込めた感があり、先行きが思いやられる出だしでした



三つ目の峠は『大久保峠(370m)』…ここは敢えて(!?)整備しない区間らしく、下調べどおり通行不可でしたので遅越側入り口を撮影して終了



四つ目の峠は『才ノ頭峠(316m)』…全て舗装路化されておりあっさりクリア





『桜峠(435m)』こちらも今は舗装の峠道ですが、趣は“古”を感じます…。
この峠を下ると、古道部が横川ダム湖底に沈んでしまっている為、白い森おぐに湖外周を遠回りで迂回して次の峠へ…。



六つ目の峠は十三峠中もっとも色濃く古道部が残る『黒沢峠(426m)』、昨年は反対側から登って走破した峠道です。苔むした石畳・石段区間が長~く残っており、紅葉と相まってついつい何度も黄昏てしまいます



石畳路が開削される以前の古道(の旧道)も残っており、昨年訪れた際に走破できなかったので今回はしっかり下山路で堪能して来ました



七つ目の峠は『貝淵峠(175m)』…標高は低いですが、入り口からして鬱蒼としており、道も崖沿いで少し危険な香りのする峠でした



八つ目の峠は『高鼻峠(170m)』…指標がありませんがここら辺が頂上です。
スタートから4時間が経過し、結構体力も消耗してきたのを感じた頃です…



オフロードを1㎞登って、舗装路に飛び出て更に2㎞程ヒルクライム…小国町市街地を眼下に、心地良い景色がしばし癒しのひとときを与えてくれます。



実際の距離以上にもの凄~く長く感じて到着した九つ目の峠は『朴ノ木峠(398m)』。バックは飯豊連峰ですね
古道部分が残る朴ノ木峠は入り口が見つけられなかったのと、体力の消耗具合から敢えてそれ以上は探さず、舗装路の峠で満足する事に…。


舗装路を下り切って、次の峠へ向かうアプローチ路の地図を読み間違えてしまいまたまたロスタイム
民家の庭を横切る入り口からようやく古道へ入り一旦林道へ出ますが、繋ぎの入り口が見つからず林道を直進…「ピンクのリボン(目印)も木にかかってるし間違いないか?」…と崩落した斜面を登り進むと「ガーン、道がないッ!」
ここでのミスコースのロスタイムと、押し担ぎの連続により、イタズラに体力と貴重な時間を消耗してしまいました…。
仕方なく滑り落ちる様に斜面を下り降り、林道を戻って脇をよ~く確認しながら進むと…地図とは少々違う位置に古道入口がありました。



…というわけで難儀して辿り着いた十個目の峠は『萱野峠(278m)』。
この峠を下り次の峠へのアプローチ路となる舗装路に飛び出て時間を確認
スタートから6時間強の0:13pm…ロストして間違えた距離も短くはないので(苦笑)、既に走った距離も60㎞近くになってしまいました。
次の峠も距離が長い事から、汽車の発車時刻を考慮すると「今回はここで終了」を決断せざるを得ませんでした。
汽車をもう1本遅らせれば全線完走できたと思うのですが、13:47の次の汽車は、な~んと17:46…それではせっかくの紅葉も楽しめず、ただの修行になってしまう事が安易に想像できたので、後ろ髪引かれる思いでしたがR113へ抜け、そして関川村下関駅を目指しました。



案外舗装路も長く、今回走った(り歩いたり押したり担いだりした)総距離は87㎞!!…とMTBとしては久々の長距離ライドとなりましたが…発車時刻の20分前になんとか下関駅に到着。
通りは、渡邊邸等古式ゆかしき重要文化財が残っており、今回の旅を締めくくるに相応しい景色に迎えられた気分でした
まずは切符を購入して、駅員さんに食料品店を訪ねて(空腹を満たしたく時間があれば食堂でキチンとした食事を摂りたかったのですが)、車中で補給する飲食物を購入し、5分弱で輪行を完了させ(笑)人生初めての米坂線へ乗車



ディーゼルの汽車は、旅気分を更に盛り上げてくれますねッ
車窓から見れる赤芝峡等名所の紅葉を堪能したあとしばし爆睡していると、アッと言う間に下車する羽前椿駅に到着です
「何度も道を間違えたり、さ迷ったり、藪こぎしたり…いろいろあったけど、結局今日はこれで良かったなぁ…」と満足して終了でした。

次回全線走る時(走りたい方がいればの話ですが)にはもう道を間違う事もないので、体力さえあれば一日できっちり完走できるかと思います。
残る三つの峠については、機会があれば走破したいと思います
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