『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.5470 丑歳御縁年の羽黒山へ

今年お参りを果たすと12年分のご利益を得られる…と言われている12年に一度の『出羽三山丑歳御縁年』を迎えた羽黒山へ、参詣しに出掛けて来たレポとなります👏

休みの無いなか出向こうと思うと、必然的に夜間の参詣となってしまいます🌃

10/14日午前0:30に駐車場をスタートしました。入口だけは灯りがあり助かります💡

三途の川に架かる橋を渡り国宝・五重の塔前を通過すると、いよいよ2446段の石段を登る杉並木が続く参拝道へと至ります💦表参道と言われる苔むしたいにしえの趣きが濃い石段詣は、一切照明がありませんのでヘッドランプを頼りに黙々と登り詰めます。

45分掛けて(荷物が無い時は30分で登れています)羽黒山頂にあります、出羽三山の羽黒山・月山・湯殿山の三神が併せて祀られる三神合祭殿へ到着し参拝しました⛩
こちらの三神合祭殿へ詣でると、出羽三山をそれぞれ訪れる三関三渡(生まれ変わりの旅)と同等に値する御利益があるとされています。
昨年はこの後夜通し歩いて月山へ至り、そして翌朝湯殿山神社へゴールする(総距離35km)と言う本当の三関三渡の旅を決行しました。…ので、今年は羽黒山から月山八合目へ至る舗装路・月山公園線20kmを自転車で走破して湯殿山神社へゴールしたいなぁと言う妄想があり、背中の背負子にKHS・F20-RC号を載せてやってまいりました😅
※三山のそれぞれの山は、羽黒山が現世(正観世音菩薩=観音浄土=現在)、月山が前世(阿弥陀如来=阿弥陀浄土=来世)、湯殿山が来世(大日如来=寂光浄土=未来)という三世の浄土を表すとされます。近世の出羽三山詣では、羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、湯殿山で再生する巡礼が多く行われ、生まれ変わり(死と再生)の意味をもった「三関三渡」の旅とされました。 

 
幸い羽黒山駐車場のトイレの灯りが煌々と点いており、背負子から下したF20-RC号を組み立てるには、これとない有難いポイントでした💡
この時点ではまだ眠気も無く「行ける所まで走ろう」と、とりあえずは20km先の月山八合目駐車場を目指しリスタートしました💦
しかし、明るいライトを照らしながらのヒルクライムとは言え、外灯が一切ない夜道を延々登り続けるのは修行以外の何ものでも無く…目的地まであと数kmという地点で睡魔に襲われ意識が遠のいてしまい「あぁ今年はダメだ💤😩 」と、迷わず本能的に引き返す事を決断しました。
疲れているのに眠れない…尾崎豊でしたら盗んだバイクで走り出してしまいそうな物憂げな夜に思い立ち150km車を運転してからの山行&ライド…さすがに集中力が持ちませんでした💧のちにFUKUさんから「真っ暗な内にはじまり、真っ暗なうちに終わる…大丈夫でしょうか?!」と御心配頂くハメになりましたが、昨年さんざんロング山行を踏破したハズの自分はいずこ❓と途中リタイヤしまくりの今季…また情けない山旅でした。

その後、鶴岡~櫛引の夜景や、吸い込まれそうな星空に感動しながら下山しました💦
『出羽三山丑歳御縁年』と言う12年に一度の年でしたので、昨年できた通して三山をお参りする参拝をできなかった事がとても悔やまれましたが、これが現実…と言うか現状(今の自分の気力体力の現れ)を痛感させられた3時間強/32kmの夜行軍でした🌃
予想外の早めな撤退で帰宅したのは、まだ夜も明けて間もないと言う時間帯でした😅
そして『背負子に自転車』…妄想どおりとは行きませんでしたが、気力体力が充実しているタイミングであれば「絶対使える」と判明したのが今回唯一の収穫となりました🍀
春のバックカントリー(スキー)ソロツアーで月山・湯殿山と登頂は果たしましたが丑歳御縁年の本年、改めてそれぞれの場所で拝んで頂きたい思いが、まだ残る今宵です🍶
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