鉄〇さん、お待たせ致しました
御期待にお応えし行ってまいりました久々のサイクル野郎企画『孤高のプチグレートトラバースMTBソロライド』
個人的に2年程前より構想をねっていた、超絶山岳サイクリングコースです。
月曜日にYU-KIさんからメールリポート頂いてた画像が見事な快晴であり、「やはり決行するなら晴れの日だよな～」と触発されたのが思いたった要因であり、更にコースがコースなだけに、天候の良い日でないと、難易度が更に増してしまうルートな為…絶好の天気予報でした昨日は開店前の決行を、決意したのでありました
夜中から行動開始し、4:00am丁度にMY-ACE号デポ地Pをスタート
2㎞の舗装路を経て、8㎞強のジープロードをHCです。1時間と20分でそれらをクリアし(20年前であれば半分のタイムで行けたなぁ=笑)そこからが本番です。2㎞ほどをひたすら、ただひたすらバイクを押したり担いだりを繰り返して登るのみ…振り返ってみればここが一番心身共にキツかったです
スタートから12㎞強…みっちり1時間掛かって(6:20am)第1目標地点へ到着しました。
東側、仙台方面を眼下に望むと、一面の雲海に覆われていました
南側、蔵王連峰はだいぶ雪解けが進んでますね…。
そして西側の眺望…左奥から飯豊連峰～朝日連峰～月山…と極上の眺望
画像には映っていませんが指標の向こう、北北西には鳥海山も望めました風も穏やかで、この日を選んで大正解でした…が、先(時間)が読めない本行程です。ペースは遅いものの暫しの休憩で先を急ぐことに…。
そこから先は縦走やトラバースが続きます。標高が高いので、時折り残雪があったり…。人はおろか、獣の足跡もありませんでした。第1目標地点で既に体力は売り切れ…早くも脚の筋肉が攣り出しました
意識が薄いわけではありませんが(笑)、辺りを飛び交う大中小の虫たちが、ちっちゃなティンカーベルに見えたり…まさに天上を行く気分ですね
今回の山旅は、ピークハントが目標ではありませんが第2目標地点です。こちらからは栗駒山も間近に望めたり…贅沢な眺望の中進み行きます
UP&DOWNを繰り返しながら少しずつ標高を下げて行きます。ヒグラシの鳴き声がこだまするブナの森を長～く下ります。難儀した前半の恩恵ですね
登坂、下り坂問わず、両脚がかわるがわる何度も攣る中、運命の分かれ道に差し掛かりました。今回の行程、最悪の事態を考慮して、二つのエスケープ地点を設定していました。全く体力がなければ第1目標地点で退散…そしてここが第2の短縮ルートが派生するポイントです。体調不良時や満身創痍状態に陥った際、諦めてここからジープロードへ降りれば1時間強ほどでPへ戻れるルートですが…「もう二度と来れないかもしれない」と思わされる様な修行度の高いコースですので、何とか予定どおり歩みを進めることにしました。…と、その直後…分かってはいたものの、ここから30分ほど続く登り返しが、それはそれはとても強烈なのでありました。水分も売り切れ間近で、まさにファイト一発的区間でした
ここを登り詰めてしまえば、あとはK林道まで下るのみ…今回の行程中、唯一出会ったハイカーのオジ様と談笑したりしながら、第3目標地点のジープロード目指して、新緑のトンネルを心地よく、快調に下り行きました。
スタートから4時間40分/23㎞掛かって、長く険しい山中のルートから飛び出しました気分的にはこちらがゴールですが、まだまだ先は続きます。水分も売り切れてしまいましたが、長いジープロードのUP&DOWNをやっつけて、やっとこ下りに入って、舗装路へ抜けたのはスタートから28㎞地点…更に下ってSVスキー場へ到着
予定どおり自販機でPコーラを一気飲み(笑)…本行程中初めての大休止でした。青い空と緑の山が目に眩しい
更に舗装路を下って33㎞地点…F緑の道へ分け入ると、ジープロードそしてほぼ廃道化してしまっている緑の道を、最後の体力を振り絞って越えました。
四半世紀前はよく走ったこの道も、今は整備もされておらず荒れ果てており、以前のよき面影など全くなく、人が入らないわけが分かった気がしました。でも時折り開ける眺望が心身を癒してくれます
記憶より意外と長かった緑の道から飛び出て、舗装路を1㎞下ればゴールです。
所要時間:6時間28分、距離:42.4㎞(舗装路約8㎞/オフロード約35㎞)…想像を少々上回る距離と所要時間でした。今季初めて、自己体力の全てを振り絞った感がある、達成感で満たされたライドとなりました
走り終えてつくづく「やっぱり一人でよかった…。誰かを巻き添えにせずに済んだので(笑)」と思い急ぎ帰路へ着き、営業に復帰したのでありました
MyTracksアプリ…サポートが終了しているので獲得標高等表示されません
