『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.1780 久々の栗駒ROADツアー


【紅葉を求めて…栗駒ROADツーリング】
3連休最終日の昨日…紅葉の全盛期を迎えている復興後間もない栗駒山周辺をツーリングしてまいりました~
スタート/ゴール場所は栗原市花山村にあります道の駅“路田里”…ルートマーキングの無い白紙に近いMAPをメンバーに渡しました
そうです…今回のツーリングの副題は“Mクラブプレゼンツ・ミステリーツアー”
まだ夜が明けたばかりの5:30am過ぎに、S-M木さん・VIP君・K田さん・Y-S木さん・マーブW辺さん・オヤジさん・ワタクシの計7名にてスタートを切りました

R457を少し南下し、“軍沢~一迫線”を通り、鬼首へ抜けます。
一つ目の峠“国見峠”、だてに標高550mでは無く…しょっぱなから照れました

この軍沢~一迫線…S-M木さん以外は初体験の道路でした。
一昨年の大地震でつい最近まで通行止めだった非常に趣きのある道路です
信号は皆無、交通量も少なし、茅葺屋根の民家がポツリポツリ…そこには忘れ去られつつある日本の原風景がありました

まさにロードツーリングの為にある様なルート…そんな心が洗濯される道も終わりを告げるとR108号線へ飛び出ます

R108に出て間もなく霧雨が降ったりやんだりで…ふと空を見上げると虹が
事前の下調べで、通れるかも…と言う情報があり「晴れていれば是非走ってみたいなぁ…」と妄想していました旧国道108号線(通称“仙秋サンライン”)…幸運にもゲートが開いており通行可能でしたが、大量の濡れ落ち葉が路面一面に広がっており、危険なため今回はあえなく断念しました

旧道を回避しますと、必然的に現れる新道のトンネル群です

これも考慮し早い時間にスタートしましたので、交通量も少なく、思ったより快適に通過する事ができました
しかし…4㎞のトンネルは長いですね~

その後、しばらく下り基調で経過し、秋の宮地区から延びる秋田県“県道・秋の宮小安温泉線(通称こまち湯ったりロード)”へ右折します…。

ここからのHCが予想以上に長く勾配もキツく、おまけに霧雨も完全に雨へと…
ほぼ登りつめたあたりに、北の恐山・越中の立山と並ぶ日本三大地獄と称される“川原毛地獄”へ到着しました

修行と地獄とノスタルジー…なんとも自然の偉大さを感じた一瞬でした。
そして、川原毛から少し先へ進むと…山中のオアシスとも言うべき“泥湯温泉”へ

冷えた体をHOTなコーヒーと足湯(有料)で温めました
いつものツーリングには無い光景ですね(笑)
温泉(茹)卵と玉こんにゃくも美味だったな~

風光明媚な泥湯温泉街と始まったばかりの紅葉…天候も一時的に回復しました

その後温泉パワーで(笑)順調にR398へ抜け、小安峡を通過しました
3年前の田沢湖往復300kmツーリング以来の通過となるR398…当時工事中でしたバイパス化工事も終わっており、5~6%程度の急過ぎず緩過ぎない傾斜、路面も良好で快適なHCでした

須川温泉への分岐を過ぎ、何度もUP&DOWNを繰り返し、ようやく宮城県へ

頂上は見えませんでしたが…紅葉鮮やかな栗駒山が出迎えてくれました

湯浜峠からは快適な長~いDHが続きます…宮城側は快晴でした

気温は予報どおり25℃、陽射しも暑い1:20PM頃、道の駅へ全員無事にゴールできました
●走行距離:124㎞●所要時間:7時間半(休憩含)●天候:晴れのち雨、終盤に快晴

今回のルートは始めから、あえて何人かでないと行けない(行かない)様な設定で考えました。
“大人の黄昏ツ-リング”がテーマでもあり(笑)、日頃の生活では絶対通らないであろうルートを選択したり、足湯温泉でまったり休憩したり、いつも以上に景色を堪能したり…“速さ”の前にある事が理想な“自転車本来の楽しさ”を求め、そして達成できた、いつもとはまた趣きの異なる旅となりました
ROADバイク乗りとして、極上の贅沢な時間を共有し合う事ができ、今回も大満足で終了する事ができました
ご一緒いただきました皆様…たいへんお疲れ様でしたm(_ _)m
特に、自走のS-M木さん(200㎞走破)・K田さん(300㎞走破)…過酷な修行、ご苦労様でした~
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