Three Views Of A Secret

待ちぼうけ

バンドの練習で”きみちゃん”だけ練習量が足らないようだったので、直接自宅まで行って二人で練習することにしました。
きみちゃんは俺の住いから自転車で20分で行けるところに新築のマンションを購入して住んでいます。

その日はきみちゃんが徹夜での仕事を終えて、昼間は寝て夕方6時に起きるというので、6時に直接きみちゃん宅に向かいました。
オートロックのマンションなので、入り口のインターホンで部屋にいるきみちゃんを呼びましたが返事がありません。
電話してもでてくれません。
仕方ないので、出てくれるまで30分位待ちましたが、結局会えずじまいで自分の住いに帰ってきました。
すると夜の8時半にきみちゃんから電話がかかってきて『今起きたよ』などとぬかしました

その二日後もう一度きみちゃん宅で練習する約束をしました。
同じく夕方6時の約束です。
その日は早勤務の仕事なので夕方4時には終わるはずです。
なにごともなければ間に合うはずです。
前回の件もあったので、あらかじめ連絡してみましたが通じません。
そして今回も会えずじまいでした。
すると今回は夜の7時半にきみちゃんから電話がかかってきて『今帰ってきたとこ』などとぬかしました

このおっさん練習する気ないな・・・

気づくのが遅かった
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