旅にはいろいろと山や谷があるものです。
いや、「波乱万丈」とはこのことをいうんじゃないでしょうか。
とにかく、この旅で一番のアクシデントが発生しました。
「魔がさす」というのでしょうか、付いていないときは何をやっても失敗ばかりですね。
2014年06月15日(日)曇りのち晴れのち大雨
06:20
起床。
自転車おじさんはすでに旅支度を整えて出発しようとしています。
優ちゃんはさすがに若いだけあって、まだ寝袋にもぐりこんでいます。
おじさんを見送りついでに外に出てみると、曇ってはいますがまずまずの天気と言えそうです。
物音で優ちゃんが目覚めたので、朝食用のパンを母屋に取りに行きました。
「パン1個で200円も取りやがって・・・」などとぼやきながら。
ところがどっこい。
これは自家製のパンらしく、大きくてレーズンもたっぷり入っていて、甘くて美味しいパンでした。 200円は妥当な線だと思います。
カメラを用意する間もなく、胃袋の中に消えていったので、写真がないのが残念です。
08:20(10594)
出発します。
このとき一番目のアクシデントが起きていたのを、文吉はずいぶん後になって知りました。だから、何が起きたのかはあとでね。
08:42(10596)
エネオスを見つけたので、給油しておきます。
9.88L @164円 1620円
燃費 25.8Km/L まあまあですね。
今日の旅程は網走から知床半島の羅臼まで行って折り返し、旭川の暇~人さんの家までのコースです。考えただけでもハードなのがわかりますよね。
でも、あんまり深く考えないようにしています。
とにかくああだこうだ考える前に行動するのが文吉です。
さすがに北海道の道はどこまでもまっすぐです。
曲がるときはゆるいカーブはありません。いつも直角です。
なにしろ見渡すかぎり牧草地か林のどちらかしかありません。
たまに道が交差するときに曲がるのか直進するのかを判断するくらいのものです。
これでは気づかないうちにどんどんスピードが出てしまいますよね。
09:20
ずいぶんとローカルな駅につきました。
「jr北浜駅」です。
見るだけで旅情たっぷりな感じがしますね。
こんな駅でひとりポツンと若い美人が電車を待っていたら、絵になるんでしょね。
実は本当に可愛い女子高生が中でひとりポツンと携帯をいじっていたんですよ。
写真は個人情報保護のために見せませんけど。
駅から数kmのところに馬を放し飼いしている牧場がありました。
だれもいない広大な草地で馬たちがのびのびと育っています。
知床半島についてからが長い。
地図で見るとわかると思いますが、北に角のようにひょろ長く突き出ていますよね。
その真ん中辺りを横切るだけでも50km以上もあるんですよ。
11:15
とにかくひたすら二人は走りこんで、やっと羅臼の展望台に辿り着きました。
なぜここに来たのかって?
文吉はどうしても北方領土が見たかったんです。
日本本来の領土でありながら、不当に占拠されたこの地を自分の目で確かめたかったんです。
今回、文吉が北海道で一番見たかった景色がここにあるんです。
晴れ男の文吉ですから、このときが一番天気が良かったんです。
見えますか?国後島が。
肉眼ではギリギリなので、望遠レンズに切り替えて目一杯拡大して見ました。
何か汚い画面になっていますが、これはこの展望台のガラスがそうとう汚れているカランです。
ここは強風がおきやすい高台なので、ガラス越しにしか見れません。
「だったら、もっと綺麗にしといてよ」って言いたくもなりますね。
でも、ここにいた管理人のおじさんが文吉たち二人の為だけに大急ぎで「知床旅情」のBGMを鳴らしてくれました。(音質は相当ひどいです)
もう、これで思い残す事はありません。
天気の神様ありがとう。
ここで、暇~人さんに電話をしたら、びっくりしていました。
「羅臼から旭川までなら着くのは深夜になるな。まあ、寝ないで待っているから」とのこと。
「ウッソー。カーナビでは5時間となっていますよ」
そういいながら下界を見おろすと何やら人だかりで盛り上がっているところがありました。
11:45
羅臼の町民総動員で「知床まつり」をやっていました。
今日から知床の漁が解禁になるようで、おめでたいときに文吉たちは遭遇したようです。
それにしても食べ物が本当に安くて美味しいです。
ちょうどお昼時だったので、イクラとしゃけのたっぷり入った「親子弁当」とまぼろしの「らうす汁」を頂きました。
なにが「まぼろし」なのかと言いますと、羅臼産の昆布と鮭節でだしをとって、羅臼産の海洋深層水(ラウシップ)と羅臼昆布醤油で味付けして、羅臼ホッケのつみれが入っている、まさにここでだけしか食べられない超贅沢なお汁なんです。
アトラクションとして、地域の子供たちのドッジボール大会も行われていました。
時間があったらそちらももっと見ていたかったんですけどね。
とにかく、優ちゃんとはここでお別れです。
二日間楽しかったよ。じゃあね。
さあ、あとはひたすら走りますよ。
14:59(10911)
出光スタンドで給油します。
11.63L @172円 2000円
燃費 27.1Km/L 良いですね。
15:16
北見市でローソンを見つけたので、ちょっと休憩します。
コーラを飲んでとりあえずの自宅への定期連絡をいれました。
このとき、ポツポツと降ってきたので、転ばぬ先の杖とばかり、カッパを着込みます。
スマホはカッパのポケットにしまってとさあ残り100km頑張るぞ。
雨は走っているうちにだんだん凄い事になってきました。
まるでスコールです。
山の中で大粒の雨を前方から受けながら、ときおり通り過ぎる対向車には水しぶきをかけられながらも必死で走ります。
16:50
流星の滝、銀河の滝で有名な層雲峡までやってきました。
とりあえず、雨も小降りになったので記念写真を撮っておきますか。
17:40
旭川の町にやってきました。
街道沿いに大きなショッピングモールがあったので、ここで休憩をかねて暇~人さんに連絡しようと思います。
スマホをカッパのポケットから取り出したら、なんとずぶ濡れで故障しているじゃありませんか。
そんなアホな。電源をいれてもピクッとも反応しません。
よもやと思い、パニアケースからノートパソコンを取り出したらこちらは全然問題ないようです。
もし、これがなかったら暇~人さんの連絡先がわからず、途方にくれていました。
「えーと、公衆電話はどこかしら」
どこにもありません。
とりあえず、親切そうな奥さんに声をかけて「旅先で困っています。携帯貸してください」
不審者にみえたのかどうかは分かりませんが、少し緊張した顔で「ちょっと待っていてください」と言って立ち去ってしまいました。
トホホ状態でベンチに腰掛けていると、気のよさそうな男性を連れてきました。旦那さんでした。
事情を話すと旦那さんの携帯で暇~人さんに電話していただきました。
まさに天の助けです。旭川の人は皆さん良い人ばかりです。
本当にありがとうございました。
18:00
20分ほどして暇~人さんが車で迎えに来てくれたときは、王子様が白馬でやってきた時の白雪姫の気持ちが理解できた文吉でした。
18:30(11077)
暇~人さんの家で荷物を降ろしているときに、朝のアクシデントを発見しました。
実際にはあるべき物が無いのに気づいたのです。
つまり、昨日セキュリティのためにはめていたタイヤロックチェーンを、今朝出かけるときにはずして、そのまま宿に置き忘れていたのです。
時価4千円の高級チェーンだったのに。
くやしいやら、これから先のセキュリティ問題やらを考えると・・・
一息ついたら暇~人さんが食事に連れて行ってくれました。
いつも行きつけのスナックは今日は日曜日でおやすみだったので、飛び込みで別の店に。
おいしい地場の特産品をいろいろ「から揚げ」にして出してくれる店でした。
店の雰囲気とアンマッチな皿に盛り付けたから揚げやホッケはとても美味しかったです。
このとき旭川ではから揚げのことを「ザンギ」と言う事を知りました。
網走では「魚のから揚げ」だけをザンギといっていたので、微妙に違うんですね。
ちなみに、文吉はわりとこまめに時間やオドメータの距離などメモを取っているんです。でも、今日はタンクの上に置いたホワイトボードにメモっていたんですが、雨のために流失してしまい、記録が残せませんでした。
これが今日の最後のアクシデントです。
幸い、写真データや領収書等で時間が分かる部分がいくらかありましたので補完できました。
【本日の記録】
走行距離 483Km 通算 1,468Km
給油 21.51L 通算 51.95L
つづく・・・
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【文吉からのお願い】
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いや、「波乱万丈」とはこのことをいうんじゃないでしょうか。
とにかく、この旅で一番のアクシデントが発生しました。
「魔がさす」というのでしょうか、付いていないときは何をやっても失敗ばかりですね。
2014年06月15日(日)曇りのち晴れのち大雨
06:20
起床。
自転車おじさんはすでに旅支度を整えて出発しようとしています。
優ちゃんはさすがに若いだけあって、まだ寝袋にもぐりこんでいます。
おじさんを見送りついでに外に出てみると、曇ってはいますがまずまずの天気と言えそうです。
物音で優ちゃんが目覚めたので、朝食用のパンを母屋に取りに行きました。
「パン1個で200円も取りやがって・・・」などとぼやきながら。
ところがどっこい。
これは自家製のパンらしく、大きくてレーズンもたっぷり入っていて、甘くて美味しいパンでした。 200円は妥当な線だと思います。
カメラを用意する間もなく、胃袋の中に消えていったので、写真がないのが残念です。
08:20(10594)
出発します。
このとき一番目のアクシデントが起きていたのを、文吉はずいぶん後になって知りました。だから、何が起きたのかはあとでね。
08:42(10596)
エネオスを見つけたので、給油しておきます。
9.88L @164円 1620円
燃費 25.8Km/L まあまあですね。
今日の旅程は網走から知床半島の羅臼まで行って折り返し、旭川の暇~人さんの家までのコースです。考えただけでもハードなのがわかりますよね。
でも、あんまり深く考えないようにしています。
とにかくああだこうだ考える前に行動するのが文吉です。
さすがに北海道の道はどこまでもまっすぐです。
曲がるときはゆるいカーブはありません。いつも直角です。
なにしろ見渡すかぎり牧草地か林のどちらかしかありません。
たまに道が交差するときに曲がるのか直進するのかを判断するくらいのものです。
これでは気づかないうちにどんどんスピードが出てしまいますよね。
09:20
ずいぶんとローカルな駅につきました。
「jr北浜駅」です。
見るだけで旅情たっぷりな感じがしますね。
こんな駅でひとりポツンと若い美人が電車を待っていたら、絵になるんでしょね。
実は本当に可愛い女子高生が中でひとりポツンと携帯をいじっていたんですよ。
写真は個人情報保護のために見せませんけど。
駅から数kmのところに馬を放し飼いしている牧場がありました。
だれもいない広大な草地で馬たちがのびのびと育っています。
知床半島についてからが長い。
地図で見るとわかると思いますが、北に角のようにひょろ長く突き出ていますよね。
その真ん中辺りを横切るだけでも50km以上もあるんですよ。
11:15
とにかくひたすら二人は走りこんで、やっと羅臼の展望台に辿り着きました。
なぜここに来たのかって?
文吉はどうしても北方領土が見たかったんです。
日本本来の領土でありながら、不当に占拠されたこの地を自分の目で確かめたかったんです。
今回、文吉が北海道で一番見たかった景色がここにあるんです。
晴れ男の文吉ですから、このときが一番天気が良かったんです。
見えますか?国後島が。
肉眼ではギリギリなので、望遠レンズに切り替えて目一杯拡大して見ました。
何か汚い画面になっていますが、これはこの展望台のガラスがそうとう汚れているカランです。
ここは強風がおきやすい高台なので、ガラス越しにしか見れません。
「だったら、もっと綺麗にしといてよ」って言いたくもなりますね。
でも、ここにいた管理人のおじさんが文吉たち二人の為だけに大急ぎで「知床旅情」のBGMを鳴らしてくれました。(音質は相当ひどいです)
もう、これで思い残す事はありません。
天気の神様ありがとう。
ここで、暇~人さんに電話をしたら、びっくりしていました。
「羅臼から旭川までなら着くのは深夜になるな。まあ、寝ないで待っているから」とのこと。
「ウッソー。カーナビでは5時間となっていますよ」
そういいながら下界を見おろすと何やら人だかりで盛り上がっているところがありました。
11:45
羅臼の町民総動員で「知床まつり」をやっていました。
今日から知床の漁が解禁になるようで、おめでたいときに文吉たちは遭遇したようです。
それにしても食べ物が本当に安くて美味しいです。
ちょうどお昼時だったので、イクラとしゃけのたっぷり入った「親子弁当」とまぼろしの「らうす汁」を頂きました。
なにが「まぼろし」なのかと言いますと、羅臼産の昆布と鮭節でだしをとって、羅臼産の海洋深層水(ラウシップ)と羅臼昆布醤油で味付けして、羅臼ホッケのつみれが入っている、まさにここでだけしか食べられない超贅沢なお汁なんです。
アトラクションとして、地域の子供たちのドッジボール大会も行われていました。
時間があったらそちらももっと見ていたかったんですけどね。
とにかく、優ちゃんとはここでお別れです。
二日間楽しかったよ。じゃあね。
さあ、あとはひたすら走りますよ。
14:59(10911)
出光スタンドで給油します。
11.63L @172円 2000円
燃費 27.1Km/L 良いですね。
15:16
北見市でローソンを見つけたので、ちょっと休憩します。
コーラを飲んでとりあえずの自宅への定期連絡をいれました。
このとき、ポツポツと降ってきたので、転ばぬ先の杖とばかり、カッパを着込みます。
スマホはカッパのポケットにしまってとさあ残り100km頑張るぞ。
雨は走っているうちにだんだん凄い事になってきました。
まるでスコールです。
山の中で大粒の雨を前方から受けながら、ときおり通り過ぎる対向車には水しぶきをかけられながらも必死で走ります。
16:50
流星の滝、銀河の滝で有名な層雲峡までやってきました。
とりあえず、雨も小降りになったので記念写真を撮っておきますか。
17:40
旭川の町にやってきました。
街道沿いに大きなショッピングモールがあったので、ここで休憩をかねて暇~人さんに連絡しようと思います。
スマホをカッパのポケットから取り出したら、なんとずぶ濡れで故障しているじゃありませんか。
そんなアホな。電源をいれてもピクッとも反応しません。
よもやと思い、パニアケースからノートパソコンを取り出したらこちらは全然問題ないようです。
もし、これがなかったら暇~人さんの連絡先がわからず、途方にくれていました。
「えーと、公衆電話はどこかしら」
どこにもありません。
とりあえず、親切そうな奥さんに声をかけて「旅先で困っています。携帯貸してください」
不審者にみえたのかどうかは分かりませんが、少し緊張した顔で「ちょっと待っていてください」と言って立ち去ってしまいました。
トホホ状態でベンチに腰掛けていると、気のよさそうな男性を連れてきました。旦那さんでした。
事情を話すと旦那さんの携帯で暇~人さんに電話していただきました。
まさに天の助けです。旭川の人は皆さん良い人ばかりです。
本当にありがとうございました。
18:00
20分ほどして暇~人さんが車で迎えに来てくれたときは、王子様が白馬でやってきた時の白雪姫の気持ちが理解できた文吉でした。
18:30(11077)
暇~人さんの家で荷物を降ろしているときに、朝のアクシデントを発見しました。
実際にはあるべき物が無いのに気づいたのです。
つまり、昨日セキュリティのためにはめていたタイヤロックチェーンを、今朝出かけるときにはずして、そのまま宿に置き忘れていたのです。
時価4千円の高級チェーンだったのに。
くやしいやら、これから先のセキュリティ問題やらを考えると・・・
一息ついたら暇~人さんが食事に連れて行ってくれました。
いつも行きつけのスナックは今日は日曜日でおやすみだったので、飛び込みで別の店に。
おいしい地場の特産品をいろいろ「から揚げ」にして出してくれる店でした。
店の雰囲気とアンマッチな皿に盛り付けたから揚げやホッケはとても美味しかったです。
このとき旭川ではから揚げのことを「ザンギ」と言う事を知りました。
網走では「魚のから揚げ」だけをザンギといっていたので、微妙に違うんですね。
ちなみに、文吉はわりとこまめに時間やオドメータの距離などメモを取っているんです。でも、今日はタンクの上に置いたホワイトボードにメモっていたんですが、雨のために流失してしまい、記録が残せませんでした。
これが今日の最後のアクシデントです。
幸い、写真データや領収書等で時間が分かる部分がいくらかありましたので補完できました。
【本日の記録】
走行距離 483Km 通算 1,468Km
給油 21.51L 通算 51.95L
つづく・・・
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コメントありがとうございます。
言われてみたらそうだね。
そんなにたいしたことはないね。
いつもお前といるとトラブルばかりで、後処理にならされているから実際、たいしたことなかったよ。
随分と走りこんだ感じですね。なんか北海道を走ってるって感じがします。
にしてもどんなアクシデントが起こったのかと思えばいつものことというか想定内のことばかり。行動をともにすることの多い俺にしてみれば驚くような事ではありません。
ただ、ケータイが使えないのは困るね。