文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

060716会津若松ツーリング<その2>

2006-07-20 | ツーリング
いよいよ今日は白虎隊に逢うことができます。胸ワクで起きたら、今日も雨だった・・・


<その2>

2006年07月16日(日)

04:20
起床。文吉はあいかわらず早起きです。
昨日からずっと続いている雨は止みそうにありません。

廻りが随分明るくなってきたので、トイレに行きました。
ここのトイレは非常に清潔で、水洗なのはモチロン、更衣室やシャワー(水だけ)も完備しています。
携帯等の充電のために電源も確保されています。
本当に至れり尽せりですね。
でも、文吉はあまり便利すぎるキャンプ場ってちょっと考えてしまうんですよね。

>キャンプとは、不便さを楽しむものではないのか…。
それならば、この頃の、便利な道具や知識が無かったキャンプが、楽しかったのも理解できる。


これは文吉がリンクを張っている「桑っちょさん」の受け売りです。とにかく、昔のキャンプ場には何も無かった。せいぜい、水道があるくらいのところでもありがたかったものだ。
何もないから、何でも自分で考え、悩んで、あきらめて寝る。それでも楽しかった。
などと、昔を懐かしがってみました。

05:05
身体が冷えているので温かい飲み物が欲しくなりました。インスタントのみそ汁にワカメとネギをたっぷり入れてお湯を注いだだけですが、とてもおいしくいただけました。
廻りの家族連れ達も起き出して来たみたいで、話し声が聞こえます。

06:20
本格的に朝食を作ることにしました。
アンパン、チーズ、コーヒー、昨日の残りのスナック菓子。う~ん、デリシャス。

雨が小降りになってきたところで、テントの撤収を始めました。
濡れたままのテントを無理やり袋に押し込んで、寝袋も湿っているけどしょうが無いね。

07:30(14303)
沼沢湖キャンプ場を出発しました。

08:10(14325)
道の駅「会津柳津」到着。すぐ近くに足湯があるが、まだ準備中。
仕方が無いので出発。

08:15(14326)
ガソリンスタンドで給油。12.4L @134円 1745円 燃費23.7Km/L
大満足です。

08:23(14331)
会津坂下IC前を右折。49号に入ります。

09:00(14350)
会津若松駅前到着。
今回一番行きたかった飯盛山までの道すがら、市内を軽くSHADOW750で流しました。
古い町並みや蔵造りの店など、江戸時代へタイムスリップしたような風情を市民が大事にしていることが良く分かります。

09:30-10:20(14355)
飯盛山入り口到着。この頃には雨は止んでいました。
土産屋さんが駐車場の呼び込みを必死にやっています。
しかし、バイクの駐車ができる店は意外に少なく、やっと入れてもらったところはお店の軒下。でも、ここって雨が防げるし案外穴場かも。
料金も、「ちゃんとした駐車場じゃないからいいですよ」というなんと心温かいお言葉。
1000円が浮きました。帰りにこの店で土産を買おうと心に決めました。

体力に自信の無い文吉は駐車代が浮いた分を考えたら安い物と、有料のエスカレーターに乗って頂上まで行きました。250円

まずは白虎隊の隊士達にお参りです。すでに訪れていた団体さんが線香をたんまり焚いているので、煙が充満しています。

官軍に会津の町に火を放たれてその向こうにある鶴ヶ城が燃えている(と勘違いして)。「もはやこれまで」と自刃した若き隊士達。リーダー格の少年でさえ17歳という若さ。
「俺が17歳の頃はバカばっかりやっていたなあ」と反省しきりです。

その無念の様が手にとるように絵や彫り物で現代に語り継がれています。
ここへ来た甲斐がありました。文吉、ものすごく満足です。

ひととおり飯盛山で歴史のお勉強をした後で例の土産屋さんに立ち寄りました。
外は雨上がりの蒸し暑さだったので、中に入るとエアコンが効いているだけでもご馳走です。
まずは、会社へのお土産を購入1050円。それから自分にブルベリーソフトクリーム300円をご馳走しました。

一息ついたところで、次の目的地鶴ヶ城へ出発します。

10:30-12:20(14361)
鶴ヶ城到着。
駐車場に行くと係りのおじさんが自転車置場を教えてくれました。なんとSHADOW750を自転車扱いするとは。でも、駐車代無料なのでニンマリです。

また、雨がパラついてきました。急いで入場券500円を購入してお城の中に入ります。
中に入ると1階から5階まで上りも下りも展示品が目や耳を楽しませてくれます。
中にはNHK大河ドラマ「新撰組」で紹介されたものも数多く含まれています。

でも、文吉が一番感じたことは「意外と城の中って狭い」です。
これは前に松本城へ行ったときも思ったことですが、日本のお城は外観や庭園に凝るわりには中は狭いです。木造建築のため、柱や梁がいっぱい必要なんでしょうね。
会津若松の市民は鶴ヶ城に対する思い入れが非常に強くて、お城の天守閣より高い建物は造らないそうです。ですから、天守閣に登ると市内で一番高いところに行くことになります。ちょっと胸ワクになります。
<鶴ヶ城の写真>


お城をでてから庭園を少し歩いているときに雨が本降りになってきました。傘をもっていない文吉は退散するしかありません。

駐輪場まで行くと、金髪の外人さんの中年がBMWでSHADOW750の隣に乗り付けました。文吉とは20センチ以上の身長差があります。
いきなり、「カッコいいですね」とどこかで聞いたことのある言語で語り掛けられました。
「日本語じょうずですね」「20年も住んでいますから」「そうなんですか」軽く挨拶をして「これからどこ行くの」「北上して青森まで帰ります。」なるほど、彼のBMWは青森ナンバーでした。「それでは気をつけて」

12:40(14375)
118号を南下していると「芦の牧温泉駅」発見。
前からここの温泉はマークしていたので、ちょっと入っていこうと思い左折したらいきなりご当地のハッピを着た呼び込みのおじさんにバイクの駐車位置を指示されました。指示通り停めてから「お風呂はどこですか」と聞くとキョトンとした顔をしている。

「風呂はここから5分くらい走ったところだよ」
今度は文吉がキョトン状態になってしまった。なんでもこのおじさんは「ラーメン屋の牛乳」という意味が分からないラーメン屋さんの呼び込みおじさんで、この店は結構有名な「行列ができるお店」らしい。
お互いに勘違いだと分かると何だか打ち解けて、親切に温泉の場所を教えていただきました。

12:48-13:55(14381)
芦の牧温泉入口到着。
いくつか温泉旅館やホテルを通過するが、日帰り入浴料が1500円と高すぎる。もっと安いところは無いかと探していると、表は「ラーメン屋」裏に廻るとお風呂に入れる「華の湯」という店にたどりつきました。

ケバイ化粧のおばさんがニコヤカにでてきて案内してくれます。入浴料700円、タオル200円。

お風呂はお世辞にも広いとは言えません。かけ流しのお湯は豊富で、本の少し硫黄の匂いがしてとにかく「熱い」。絶対に44度はある。

露天は申し訳程度に造ってあるけれども、板塀で周りを囲ってあるので「ただそれだけ」という感じです。

お風呂から上がって廊下を歩いていると「食堂入口」の表示がありました。お昼はまだだったので、ラーメンを食べることにしました。

中に入ると、さっきのおばさんが独特の愛想笑いで注文取りに来ます。ラーメン頼んでしばらく待つとやって来ました「喜多方ラーメン」。

独特の縮れ麺と醤油味。「ウ、ウマイ」本当に美味い。これでたったの500円。チャーシューも味がきちんと沁みこんで絶品です。

「おばさん、お風呂はいまいちだけどラーメンはいけるよ」という言葉を心の中で表現しました。
その気持ちがおばさんにも伝わったのか、店を出るときもバイクの前まで送りに出てくれました。
このおばさん、顔はケバいけれど本当に良い人でした。

14:40(14420)
118号→294号 南下します。

14:50(14433)
白河市に入りました。 4号

15:00-07(14443)
急に雨が降ってきました。
鉄道の高架下で雨宿りしながらカッパに着替えます。
もう、この雨は止みそうにありません。

15:26-40(14456)
産地直売の野菜を売っている店がありました。
文吉はこういうのを見ると立ち寄りたくなります。休憩を兼ねて入ります。

妻への土産に大根120円、コンニャク250円を買って、牛乳100円と大福2個入り100円をその場で食べました。
長芋も買いたかったけど、バイクに積めないので今回は見送りました。

一向に雨は止みそうに無いので、「もはやこれまで」と家に電話しました。
「テントも濡れているし、今日はキャンプは止めて高速で帰るよ」
無念の決断です。白虎隊の隊士達と気持ちがひとつになれた気がしました。

本当は、このあと塩原温泉に行ってキャンプする予定でしたが、東北自動車道で帰ります。

16:30(14494)
西那須野塩原ICから東北自動車道に乗りました。

16:48-17:30(14519)
上河内SAで休憩。
メンチカツ300円を食べる。うん、美味い。

18:10-17(14574)
佐野SAで最後の休憩。
土産に喜多方ラーメン4食分640円購入。

18:33(14590)
利根川を越える。ここから埼玉県。

18:48(14609)
久喜ICで降ります。2450円
大宮方面へ向けて17号に入ります。
ここから先は渋滞しています。

19:03(14618)
ガス欠。RESにいれます。
信号待ちしているワンボックスの右隣に並んだら、運転席から腕が外にダランと出ています。
信号が変ったので発車しました。ワンボックスははるか後ろに取り残されます。
そのとき、何か変な感覚がありました。
「待てよ、今出ていた腕は左手じゃなかったか?」
急に寒気がしました。よく、心霊写真などであるはずのない手が写っていたりしますが、そういうものを見たような感じです。
「どうやったら運転席から左手を窓の外へ出せるんだよ。しかも、肩からダランと」

「考えまい。考えまい。これはきっと見間違いだ。最近老眼が進んでいるから。」

19:48(14641)
自宅近くのGSによりました。
11.95L @131 1565円。 燃費26.4Km/L 信じられないくらいの上出来です。

20:00(14643)
無事、自宅に着きました。

本日の走行距離***370Km

全走行距離*****611Km
全給油量******24.35L
全燃費*******25.1Km/L

小遣い帳(二日分)

食費(うどん、蕎麦、ラーメン、他)****2032円
宿泊費(キャンプ場)**********1300円
風呂代(鶴の湯、華の湯)********1100円
ガソリン代(2回分)**********3310円
高速代(東北自動車道)*********2450円
遊行費(エスカレータ、鶴ヶ城、土産、他)3010円  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*****合計************13202円
      


                                    
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4 コメント

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歴史街道 (桑っちょ)
2006-07-27 15:57:10
先日、「歴史街道」という雑誌を読みました。

書店で、“蘇る会津武士道”というタイトルが目に入って、購入しました。

幕末の歴史が好きで、会津には興味があります。

いつか行ってみたい街ですね。

映画「バルトの楽園」の収容所の所長も、会津出身の人だったのだと、その本を読んで知りました。

維新後の会津藩士は、屈辱的な辛いあつかいをされたようです。

ですから、あの「バルトの楽園」のような所長が輩出されたのでしょう。

会津若松ツーリング。羨ましいー!
返信する
Unknown (ちょ)
2006-07-28 00:23:28
左手こわー!!!

夏の心霊体験!?ソロツーしてる時に、そんな体験勘弁ですねっ。
返信する
歴史は今に通じる (文吉)
2006-07-28 06:26:30
桑っちょさん

歴史を知るって本当に大事だと思います。

でも、文吉は「バルトの楽園」という映画を知りません。機会があったら観て見たいです。



ちなみに文吉の知り合いに、幕末に薩摩、長州に江戸は滅ぼされたということで、いまだに関西より向こうの人間を毛嫌いする了見の狭い男がおります。



要するに歴史に引っ掛けて自分が東京生まれということを自慢したいだけなんですけどね。みんなに嫌われています。

返信する
幽霊は嫌い (文吉)
2006-07-28 12:37:43
文吉はミステリー好きで、特に内田康夫の「浅見光彦シリーズ」は熱狂的なファンであります。

その浅見光彦はあんなに難事件や殺人の現場に居合わせながら「幽霊」が怖いのです。

それは、人間ならある程度考え方も、行動も分かるが幽霊になるとどこにでも現れるので、逃げようが無い。

と言うことです。



文吉は幽霊は信じませんよ。・・・でも、自分の目で見て理解に苦しむ現象は理論的に解明できない限り、不安と恐怖がついて回りますよね。



だれか、今回の事件に理論的に解明してくださる方はいないでしょうか。
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