文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

060401熱海一泊ツーリング

2006-04-09 | ツーリング
天気最高。春の訪れを思わせるようなポカポカ陽気。かねてより計画しておりました熱海一泊ツーリングの始まりです。お相手はこのブログにも良く登場するNさんとブログでは初登場のY君。Y君は会社の後輩で、現在名古屋支社勤務。ヒュージョン時代はよくツーリングしたが、SHADOW750に変えてからは初めての相手です。

2006年4月1日(土)
朝起きたら、文吉の「晴れ男伝説」を証明するような好天気。昨晩が風が強くすごく寒かっただけに、もうそれだけで大満足の文吉であった。

09:15(10894)
ガソリン満タンで出発。

09:35(10905)
戸田南ICから首都高に乗る。
いきなり渋滞。しかたないか、ここは天下の首都高だ。別名「首都低速道路」と言われるくらいいつも混んでいる。
まあ、いいか。まだ時間的には余裕があるし、のんびり行きましょうかね。

10:27(10925)
千鳥が淵あたりを通過。おいおい、いくら何でも渋滞しすぎだぞ。お濠の廻りは桜が満開。ボートを漕ぎながら花見のアベックがたくさんいた。
高速を走りながらそんな廻りを見る余裕があるのって少し変じゃないか。

「渋谷」の表示が見えた頃から流れが良くなった。文吉は東名を利用するときは首都高から入るのが好きだ。それは大都会のビル群の真ん中を時速120KMでかっとばすことができるのはおそらくこの区間だけだろう。たぶん、世界でも例が無いんじゃないかな。

10:38(10942)
東名東京ICに入る。料金所の前がまた渋滞になっている。
最近はETC搭載の車が増えてきているので、さほど渋滞しないかと思っていたが。
どうやらこの渋滞は料金所だからというのではなく、その先の東名全体が渋滞になっており、ここまで続いているんだと言う事が通行券を受け取ってから分かった。
まさしく「何じゃこりゃー!」状態なのである。ここで嫌な思い出が蘇って来た。
文吉はかつてフュージョン時代に関越自動車道で渋滞に巻き込まれ、側道を走っていたらパトカーに捕まった経験がある。こんな時は、気がついたら渋滞の中にパトカーが紛れ込んでいるのだ。それ以来、渋滞の時は車線の隙間を縫うように走ることにしている。
高速は車線の幅が普通の道より広いので、二車線の間は比較的スムースに走ることができる。
とはいっても時速50KM/Hくらいが限界だが、とにかく前に進むことができるのはバイクの特権ですよね。

10:55-11:08(10955)
港北PAに寄る。海老名SAでNさんと11:00に待ち合わせることになっているが、これは大幅に遅刻だ。Nさんに携帯する。
「ごめん、今、港北だけどすごい渋滞だから30分くらい遅れる」心の広いNさんは気持ちよく了解してくれた。

11:24-11:32(10972)
海老名SAに到着。Nさんと合流しました。約25分の遅刻である。渋滞はこの先も続いているとの予測から、計画を大幅に変更。
計画では大井松田ICで降りて芦ノ湖を廻って熱海へ抜ける予定だったが、どこへ行っても混んでいるだろうからすぐに降りて直接熱海に下道で行くことにしました。
ここで休んでいる時間は無いのですぐに出発。

11:45(10977)
厚木ICで降りる。ここからも渋滞の中をひたすら熱海へ向けてトロトロ行く。
129号→1号

13:08(111011)
小田原駅前通過。
周りの古い家並みや蒲鉾屋、和菓子屋などの連なる通りは昭和30年代へタイムスリップしたようなレトロ感が漂っている。
少しくらい寄り道して団子の一つでも食べてみたい欲望に駆られたがここは我慢。

13:27(11023)
真鶴有料道路210円

13:50(11034)
熱海駅前に近づいた時にNさんが急に止まるのでどうしたのかなと思ったら、「今すれ違ったバイクはY君じゃないか」と言う。文吉は全然気づかなかった。

それから5分後、熱海駅前を右折してMOA美術館方面へバイクの頭を向けた頃、Y君のスズキバンディエット250が後ろから追いついてきた。
さっきすれ違ったのはやはりY君で、「道を間違えて通り越したため、Uターンして来た」とのことでした。

13:53(11034)
熱海荘へ到着。ここは私とY君が勤める会社が加入している健康保険組合の保養所です。
10年ほど前に利用したときと場所も建物も変わっていなかったのですぐに分かりました。
時間は早かったが、フロントのおばさんは気持ちよく迎え入れてくれて部屋へ通してくれました。
部屋へ荷物を置くと、休むまもなく熱海駅前へ散策に行くことにしました。

駅前までは急な坂道を下っていく。バイクや車なら良いけど、この坂を帰りは歩いて登るのかと考えるとため息がでる。
駅前から土産屋が並んだ路地を冷やかしながら歩いて廻る。お腹が空いたのでお昼にしたいと思ったが、食事のできる店が少ない。あっても庶民の口には高すぎる。
安いラーメン屋で良いのに、見つけることが出来なかった。
結局、駅前にあるマクドナルドへ入りました。チキンバーガーセット400円。

食後に足湯「家康の湯」へ行ってみたが混んでいる。デジカメを構えたら、電池切れの表示がでたので、コンビニで電池を購入。525円。

足湯は初めてと言うY君が席が一つ開いたので最初に足をつけた。たまたま隣り合わせたおばさんとすぐに打ち解けて世間話をしている。
流石「我が社が誇る営業マン」だけのことはある。60代と思われるおばさんとラブラブなところで写真を一枚パチリ。
文吉とNさんは結局足湯には浸かれないうちに16時になってしまった。足湯の終了時間だ。
コンビニでつまみやビールを買い込んで熱海荘へ戻る。

夕食まではまだ時間があるので、一息つくと風呂へ行くことにしました。風呂場で三人揃って記念写真を撮ろうと思いデジカメを用意して行きましたが、先に他の客が入っていたのでやめる。
風呂はそれほど広くないが、そこは名湯熱海である。源泉掛け流しで42度とちょうど良い湯加減。旅の疲れがすーっと取れて行く。
やっぱり、加水、加温しない温泉は良いなあああああ。

風呂から上がって、しばし談笑していると部屋の電話機が鳴った。いよいよお待ち兼ねの夕食タイムである。

食堂に行くと、目が点になるほど豪華な食事。別注していた刺身が燦然と輝いて見える。これでたったの3千円!!びっくりの安さである。
刺身以外の食事も文句なし。どれもうまい。とても喰いきれないボリュームに三人とも笑顔がこぼれる。話もはずむ。
昨年11月の「伊豆半島一周ツーリング」のときに泊まった「国民宿舎松山荘」の貧相な食事とは比較にならない。

健保の保養所というところは維持、管理費や従業員の給料等は健保から出ているだろうから、客が払う宿泊料の大部分を客へ還元するために使うことができる。
客への還元すなわち食事の豪華さということになる。だから、安くて美味しいものが食べられる。その分、予約するのが大変で中々土曜日の予約は取れない。今回はラッキーだった。

刺身を部屋に持ち込んでいっぱいやろうと思って仲居のおばさんに確認すると、「生ものは部屋に持ち込めないんです。こちらの火の通ったものなら良いですけど」とのこと。
そういうことなら仕方がない。三人で刺身を集中して平らげることにした。しかし、Nさんは相変わらずの小食で、本当にそれで足りるの?というくらいしか食べなかった。

食後は部屋へ戻ってまた楽しい談笑タイム。持ち込んだビールやウイスキーで話ははずむ。
今回は、ノートPCを持参しているので、今までの「ツーリング写真集ファイル」を披露してそれを肴に話は弾んだ。
三人が始めて出合ったのは、2004年7月の「ジパングツーリング」誌のミーティング会場であった。
Y君との待ち合わせ場所に早く着すぎた文吉はたまたま居合わせたNさんに声を掛けて意気投合。三人のテントをコの字型に隣り合わせにしてキャンプしたのがはじまりである。

思い出話に花が咲き、下戸の文吉もコーラにウイスキーを少し入れて飲んだらより饒舌になった。
やがて、時間は11時をまわり、布団へ入ると三人ともすぐに眠ってしまった。

本日の走行距離 140Km

2006年4月2日(日)
04:20
いつものように文吉は早起きです。ひとり起きると朝風呂へまっしぐら。
一人で入る明け方の湯は実に気持ちが良い。頭の中はまだぼんやりしているが、体の芯から徐々に目覚めていくのがわかる。
10分くらい湯に浸かっていると、早起きの客が3人で入ってきたのでそれをしおに出る。
部屋に入っても二人はまだ熟睡中なので、PCに向かってお金の清算書やツーレポの下書きをして時間をつぶした。

やがて6時になり、Y君が起きてきたので二人で風呂へ行く。今度は他の客が誰もいなかったので、写真撮影。しかし、湯気で曇ってあまり良く撮れなかった。
部屋に戻るとN君も起きており、しばし三人で談笑。今は曇っているが、今日の天気は一日雨模様との天気予報。文吉は晴れ男なので大丈夫だが、特に行きたい場所や予定はないので、ただ帰るだけにした。

8時になると朝食タイム。これがまたすごい。
食卓には一人に一本ビン牛乳がついている。「ビンの牛乳なんて中学校の給食以来だ」とNさんが言う。
確かに昔は毎朝ビンの牛乳を飲む習慣があった。
ビンでなくても最近は牛乳を飲んだ記憶がない。こんなに「安くて身体に良い飲み物」は他にないのに。日本人のみなさん、もっと牛乳を飲みましょう。

朝食は食べきれないほどボリュームがあり、三人ともすこし残してしまった。食後のコーヒーは少し煮詰まっており、苦味が強くなっていた。


10:00(11034)
宿代を支払ってチェックアウト。
宿代は組合員4500円(員外者7500円)の他に入湯税150円が加算される。
今にも降り出してきそうな曇り空の中、カッパを着て出発する。いくら「文吉は晴れ男」でも「恐怖の雨男」のY君がいるので油断はできない。

熱海荘よサラバまた来る日まで。

10:08-10:30(11036)
熱海駅到着。
Y君が土産を買いたいというので、少し時間をつくる。文吉も家と会社宛に土産を買った。合わせて2420円。

10:40(11039)
Y君を先頭に走り出すと雨が降り出してきた。Y君の本領発揮です。

11:00(11053)
ガソリン給油。7.31L @128円 936円 159km。
燃費21.8Km/Lはまあまあの走りである。
雨は一段と強くなってきた。Y君のパワー全開状態になってきました。 

11:10-12:35(11058)
COCO'Sを見つけたので、休憩。ずぶぬれのカッパを脱いで中に入る。
ドリンクバーを頼んで、温かいコーヒー、紅茶で一息入れました。
PCを取り出して、ここまでの清算をする。
Nさんの宿泊費(員外料金)を文吉とY君で1000円づつ負担する。結果、文吉の負担はビール、つまみ代の1/3=894円と宿代5000円、刺身代の1/3=1000円、入湯税150円、合計7044円。安すぎる!!。

ここの飲み代は一番大人である文吉がおごりましょう。1008円

12:45(11060)
突然、Y君がやってくれました。
濡れた路面。たしかに滑りやすくなっておりました。大きな橋を渡っている途中、橋の継ぎ目が鉄で出来ている部分でブレーキをかけたのでしょう。ふっと目の前でこけてしまったのです。
車の流れもあるのでとにかく起こして、幸いエンジンがかかったので、橋を渡り終えたところが少し広くなっている所まで誘導して行き、状況を確認しました。
右前のウインカーが割れて、支えている支柱が折れて、フットブレーキが折れていました。ある意味絶望的な状況です。
しかし、文吉はこんな時のために工具類を持参しておりました。
まず、ウインカーの支柱をビニールテープで固定しました。フットブレーキは針金とビニールテープとガムテープで仮止めしました。これで、何とかしのげます。

無事、名古屋まで帰れるか心配ですが、多分大丈夫でしょう。家に着いたら修理屋にだすんだよ。

13:05(11068)
東名沼津ICから東名自動車道に乗る。ここでY君とはお別れ。

13:18-53(11090)
足利SAで休憩。札幌味噌ラーメン600円。まあまあの味でした。
雨が少し弱くなってきました。

14:32-14:42(11142)
海老名SAでトイレ休憩。
雨は上がっています。ここからが文吉の「晴れ男伝説」復活です。
今まではY君の「恐怖の雨男の魔力」が尾を引いていたのでしょう。

15:14(11170)
東京料金所。2400円。
お金を払うため、濡れたグローブをはずそうとしたが、中々脱げない。そちらに気が行ってつい油断が生じた。
気がついたらたちゴケ。まあ、みっともない。Nさんが駆け寄ってきて起こすのを手伝ってくれました。幸い、愛車に損傷はなし。

下におりても環状8号線は混んでおります。渋滞の中を縫うように走り、練馬を過ぎたところでNさんと別れました。
笹目橋→戸田→17号

17:03(11219)
スタンドで給油。
7.14L @118円 843円 166Km。
燃費23.2Km 大満足です。

17:11(11220)
自宅に着きました。
仮眠して、食事して気が着いたらY君からメールが届いていました。
無事帰宅したとのこと。メデタシ、メデタシ。



本日の走行距離 186Km

全走行距離   326KM
給油量     14.45L
燃費      22.6Km/L

小遣い帳
食費(つまみ代1/3含む)     2008円
高速代(首都高、有料、東名)  4410円
宿泊費(宿代、刺身代、入湯税) 6150円
土産(自宅、会社)       2420円
ガソリン代(2回分)      1779円
雑費(単三電池X4)       525円
-----------------------------------------
   合計           17292円
         





9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした。 (たびたびNです。)
2006-04-09 12:55:24
Yくんも無事で何よりでした。私は、あれから2~3日腹筋が筋肉痛となりました。久々にツーリングしたからだと思うのですが、初めての経験です。バイクに乗って筋肉痛とは、知らぬ間に身体が衰えていたんですね。これからは、リハビリのつもりで、頻繁に旅をしなければ。そーいう事なので、また何処か誘って下さい。
返信する
いつでもウェルカム (文吉)
2006-04-10 06:23:33
Nさん、今回も楽しかったです。

私は筋肉痛はなかったけど、帰ってからものすごく眠くてだるかったです。

たぶん早起きしたのと雨の中を緊張して走り続けたせいだと思います。

文吉はこれからも旅人を続けます。スケジュールが合えばいつでもオーケーです。これから温かくなるので、キャンプを中心に活動する予定です。
返信する
お久しぶりです (桑っちょ)
2006-04-11 22:04:01
文吉さん、お久しぶりです。

ツーリング楽しんでますねー。

こちら九州も、桜が咲き、先日は花見ツーリングに行ってきました。(ほんの50kmほどですが・・・)

今度の日曜は、久しぶりの阿蘇に行く予定です。

文吉さんは、次回はキャンプツーリングですか?

キャンプも良いですよねー。サイトで知らないバイク乗りと話が盛り上がった経験があります。

では、では、また。
返信する
信じられない… (でーびー)
2006-04-12 13:57:25
その宿泊費でそんな刺身が出てくるんですか!?信じられないような、夢のような話しですね。

すぐにでも行きたくなります。



今月は福島一泊ツーと伊豆一泊ツーを予定しているので、当分、一泊ツーリングはつらいところです。



ご友人の転倒は災難でしたが、無事帰宅されたようで何よりです。

またツーレポを楽しみにしています。
返信する
桑っちょさん お久しぶり (文吉)
2006-04-13 05:36:32
桑っちょさん、次は阿蘇ツーリングですか。いいですねえ

文吉は阿蘇へは3回行ったことがあります。しかし、3回ともガスが多くて噴火口を見ることができませんでした。

返信する
でーびーさん (文吉)
2006-04-13 05:41:37
一月に2回も一泊ツーリングはすごいですね。

私の場合は普通はキャンプor野宿ですからほとんど宿泊費は無料でやっております。

ビンボーリーマンの少ない小遣いでなんとかやりくりしております。
返信する
たまたまです (でーびー)
2006-04-13 13:51:13
いや~、私こそビンボーリーマンですよ。

安月給の上に、息子を3人抱えていますので、なかなかこんなチャンスはありません。

たまたま時期が重なっただけです。



来月以降はどうなるのか心配です。
返信する
参考にさせてもらいました! (ミワ)
2007-09-12 18:53:57
文吉さん
この記事を教えてくださってありがとうございます♪
(^-^)/

なるほどー!
立ちゴケをして、部品がこわれた時の応急処置として、ガムテープや針金があるといいんですね!

私も、一人でロングツーリングに行くときは、
用意して行こうとおもいます!
ありがとうございました☆
返信する
立ちゴケでは・・・ (文吉)
2007-09-12 21:04:46
みわさん

早速ここを読んでいただきありがとうございます。
立ちゴケではそれほど部品が壊れることは無いと思います。
それでも当たり所が悪いと悲惨なことになりますけどね。

文吉は立ちゴケしたところにガードレールのポールがあって、タンクをボコッとへこましてしまったことがあります。

結局タンクを取り替えて6万円の出費になってしまいました。
返信する

コメントを投稿