Turing 337/453
新緑が目に鮮やかに映るこの頃はキャンプをしたくなりますよねえ。
都会から離れた鄙びた村なんか良いですよねえ。
ちょうど文吉の大好きなNHK朝の連続テレビドラマでは、茨城県の田舎「奥茨城村」が舞台の「ひよっこ」を放映しています。
「ああ、こんな田舎でキャンプしたいなあ」って誰でも思うでしょ。
それなら、行ってみようじゃありませんか。
文吉の勤め先では4月に入ってから、新人がどんどん入ってきました。
おかげで、「土日限定」などと贅沢さえ言わなければ比較的休みが取れるようになってきました。
世間ではゴールデンウイークなどと大型連休を取るのが当たり前のように言われています。
でも、そういう時にこそ働くのが文吉の業界なのです。
しかし、今年に限って言うと4月29日から5月1日まで三連休がもらえました。
これは奇跡としか言いようがありません。
どこにも行かないのは奇跡を起こしてくれた神様に失礼というものです。
そこで気になるのがポン吉のことなのです。
あいつもGWはやることが無くて、グダグダしてるんだろうなと思うじゃないですか。
が、「カレンダー通りの休みしか取れない」などと生意気にほざくのです。
まあ、29日のハタ揚げには「タダ酒」をたらふく飲みに来たことだし、良しとするか。
残りの二日間は一人で楽しんでこようっと。
<長いので二回に分けてお送りしますね。>
2017年04月30日(日)晴れ
05:20
起きてみたら、やっぱり晴れていました。
本当はもっと早めに出発したかったのですが、昨日のハタ揚げで少しはしゃぎ過ぎたのか遅い目覚めとなりました。
06:00(933)
PCX150は今日もご機嫌のようです。セル一発で元気に動き出しました。
朝の清々しい風を感じられるうちに「渋滞と排気ガスだらけ」の都心を早いところ抜け出したいものです。
国道17号→国道16号
06:46(964)
庄和ICの交差点を左折して国道4号線に入りました。
ここからは関東平野の田園風景を眺めながらひたすら北上します。
田圃はどうやら田植えが終わったばかりのようで、お百姓さんも一息ついている頃だと思います。
07:05(975)
やがて利根川を渡る陸橋の真ん中から「茨城県」に入ります。
といっても、このあたりは埼玉県、栃木県、茨城県が入り乱れた県境の街道です。
ただ茨城県に入ったというだけで、めざす目的地はまだまだずっと先です。
なにせ、「奥茨城村」は茨城県の北のほうですから。
07:28(993)
快適に走っていたら、急に霧が発生してきました。
春なので「靄(もや)」かもしれませんが、文吉にはその違いが分かりません。
はるかに直線が続く道とは言えども視界が30mくらいなので、ペースはかなり落ちます。
時速40Kmくらいでも危ないくらいです。
【01】
07:38(999)
ちょうど頃合い良く道の駅「まほろばの里こが」を発見したので、休憩を兼ねて立ち寄ります。
【02】
霧のせいか体も急激に冷えて、トイレの後も手先がブルブル震えています。
暖かいコーヒーでも飲もうと自販機に向かいました。
「おっと、そうかここは茨城だったな」
そうです。茨城県のコーヒーといったらこれ「MAX COFFEE」ですよね。
別に茨城名産というわけではなくて、なぜかしら茨城と千葉の人はこの甘いコーヒーが好きなんですって。
原材料が「練乳(コンデンスドミルク)、砂糖、コーヒー」の順で他のカフェ・オレ等の製品と比べても、ものすごく甘いのが分かります。
つまり、甘党の文吉も大好きなんです。
【03】
さて、問題はこの霧の中でどうするかです。
① 気にしないで先に進む
② 霧が晴れるまでここで時間をつぶす
③ 帰宅する
普通なら①でしょうね、実際にバイクや車が次々と出入りしています。
でも、文吉は②の「霧が晴れるまでここで時間をつぶす」を選択しました。
「どうせ、そんなに長い時間じゃないだろう」と思ったからです。
それはなぜかというと、「文吉は晴れ男だから」という明確な根拠に基いているからですよ。
08:32
ほぼ1時間くらいすごしたら霧は嘘のように晴れて、明るい日差しが戻ってきました。
さあ、出発します。
08:35(1000)
道の駅を出てすぐのところでPCX150のオドメーターが「1000km」になりました。
ここはひとつ記念のパチリをしないといけませんね。
【04】
道はやがて栃木県にお邪魔します。
とにかくまっすぐな道なので迷うことはないのですが、境界線が勝手に茨城県から栃木県に移ってしまうのです。
それに伴って、少しだけ、田園風景から市街地の中を走ることになります。
国道4号線は宇都宮を過ぎると少し細くなります。
川岸交差点を右折して国道293号に入りますが、道幅は変わりません。
今度は山間の地、喜連川を走り続けます。少々、アップダウンがあります。
10:00(1079)
那珂川町に入り、県道52号⇢国道461号を東へ進みます。
「常陸大子駅」を発見しました。
ということは「ひよっこ」の舞台はこの辺りということになりますね。
【05】
さすが、田舎だけあって、蒸気機関車が走っているのかな。
【06】
そんなことはないですね。昔の話ですよね、いくら何でも。
パチリだけしてすぐに出発します。
10:41(1103)
道の駅「奥久慈だいご」到着。
ほぼ2時間走りっぱなしだったので、少し休憩します。
やっぱりありましたね。「ひよっこ」の里はまちがいなくこのあたりです。
【07】
【08】
ドラマの「奥茨城村」という地名は実際には無いそうです。
茨城県北部の「北茨城市」、「高萩市」、「日立市」、「大子町(だいごまち)」、「常陸太田市」、「常陸大宮市」の六つの市、町が舞台になっているそうです。
とにかく、「のどかで鄙びた地」であることは間違いありません。
約10分間休憩して出発しました。
国道461号は徐々に山の中を登っていきます。
11:13(1109)
「袋田の滝」入口到着。
有料の駐車場にPCX150を止めます。200円。
ここから「袋田の滝」までは約300m。
川の上には「こいのぼり」がたくさん泳いでいます。
【09】
お土産屋さんを横目で見ながら歩いていたら入口のトンネルの前につきました。
入場料は通常300円なのですがJAFの会員証を提示したら、250円の団体割引料金にしてもらえました。
トンネルの中を歩いていると、突き当りがエレベーター乗り場になっています。
【10】
エレベーターで一気に200mほど上昇して第二観瀑台まで行きます。
【11】
第二観瀑台の横には階段があって上ると第一観瀑台に行けます。
【12】
思っていたより、スケールの大きな滝です。
文吉的には「華厳の滝」より気に入りました。
季節的にも雪解け水で水量が多く、周りの木々も緑が濃くなってコントラストがいいですね。
ちなみに、この滝は「四度の滝」とも呼ばれております。
西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したとか。
春の新緑、夏の水音、秋の紅葉、冬の氷結と四季折々の造形が楽しめるそうです。
エレベータを降りると、今度は下から滝を見上げるように順路ができています。
【13】
これもまた、迫力がありますね。
滝の右側にはつり橋があって、向こう岸へいくこともできます。
【14】
少し登ると茶店がありました。
ちょうどお腹がすいていたので、お昼にします。
この茶店は一番高いところにあるので、滝も吊り橋もすべてが景色の中に入ります。
店のおばさんが「こんにゃくの田楽」をやたらと薦めるのですが、田楽では空腹を満たせそうにありません。
「けんちん汁と蕎麦」800円(税別)のセットにしました。
そしたら、おばさんが待っている間にサービスで田楽を1本つけてくれました。
【15】
自然の風景を楽しみながらの食事はとにかくおいしいものです。
【16】
これだけでは物足りないので、デザート代わりに「心太(トコロテン)」400円(税別)を頼みました。
【17】
なんと、こちらの風習で心太は箸一本で食べるんだそうです。
食べにくいったらありゃしない。まるで嫌がらせにしか見えませんね。
13:15
留守番していたPCX150を受け取って、出発します。
13:40(1114)
道の駅「奥久慈だいご」に再び到着。
日差しが強くなって、汗が噴き出てきます。
さっきまで滝の清涼感を味わっていたのに・・・
ここの名物が地元のリンゴを使ったソフトクリームだと言うので、1個いただきます。300円
【18】
少々、酸味があっておいしいです。
あとはキャンプ場を探さないといけません。
昔は地図片手に必死で探していましたが、今は便利なものがあります。
スマホという魔法の機械に向かって「近くのキャンプ場」と呪文を唱えると、すぐに場所と地図を開いてれます。
そこに記載されているアイコンを触ると、住所と電話番号がでるので、それをタップしたら電話がつながります。
予約を取るまでわずか2分くらいです。これが「魔法」と言わずしてなんと表現してよいものでしょう。
14:40(1119)
「大子広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ」到着。
【19】
駐車場には勝手に入られないように、ゲートがあります。当然、監視カメラも入っています。
警備のプロの文吉から見ても、セキュリティはバッチリですね。
【20】
センターハウスという総合管理棟の窓口で手続きをする際に「JAFの会員特典はありますか」と合言葉を言います。
文吉はこの合言葉をやたらめったら使うので、1年間の会員料金の4000円を軽く上回るくらいの特典を受けていますね。
受付のお姉さんがニッコリ微笑んでなにやら冷蔵庫から取り出したのは「刺身こんにゃく」でした。
定価300円くらいの品物ですが、妻への良い土産になりました。
ここの広々としたフリーサイトにはすでにたくさんのキャンパーがテントを乱立していました。
文吉は炊事場とトイレが一体になっているサテライトハウスの近くに陣取りました。
PCX150もすぐ近くに停めることができるし、センターハウスにも比較的近いところです。
すぐにテントを張って、とにかく一息入れます。
【21】
このコーヒーを入れるひと時がキャンプには欠かせませんね。
【22】
17:20
センターハウス内にある温泉施設に行きました。
受付で500円払って入場券を受け取ると当日限りで何回でも利用することができます。
とはいっても20:30が最終受付なので、そんなに回数入れるわけではないですけどね。
お風呂は思っていたより広いのですが、なにせ家族連れのキャンパーがたくさんいるので、子供たちがはしゃぎまわっています。
文吉は元気な子供は大好きですが、バシャバシャとお湯を引っかけられるのは困りものですね。
テントに戻って何をするかというと、読書ですよ。
文吉にとって読書は一番心休まる時間です。
タブレットの中には常に10冊分くらいの本がデータで入っています。
だれに気兼ねすることもなく、思いっきり本を読めるなんてこんなに幸せなことはないですね。
こんな時は、星新一の短編集が一番ですね。肩こらずにクスっと笑える文体は文吉のお気に入りです。
と言いながらも、いつの間にか居眠りしていたようです。
気が付いたら外は真っ暗で、19:00になっていました。
それでは、今日の晩餐会を開くことにしましょう。
【23】
舌の肥えた文吉のことですから、料理には特に気を使います。
お湯を沸かすこと一つとっても、水道水ではなくて2Lのペットボトルのミネラルウオーターを使いますからね。
昨日のハタ揚げで余っていたのをもらってきていましたから。
今回の「五目ご飯」は少し水が多かったのか、おじやのようになってしまいましたが、カップ麺はとても上手に作ることができました。
デザートは百円ショップで調達しておいた「羊羹」と「スナック菓子」です。
お腹がふくれたら、またお風呂に行きました。
なにしろ、何回でも入れるといっても、時間が限られていますからね。
今回も子供たちは大喜びではしゃぎまわっていました。
お風呂から上がって喉が渇いたので、瓶入りの牛乳を飲みました。120円
いやあ、日本人ならやっぱり風呂上りは瓶入り牛乳ですよね。生き返りました。
まだ、死んではいないけど。
テントに戻って、しばらくはまた読書していましたが、30分でコックリさんがやってきました。
はい、おやすみなさい・・・。
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【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。決して怪しいところではありません。
ここをクリックしてランキングを上げればより多くの方に見ていただく機会が増えると思います。
人気blogランキングへ
文吉はいつも勝手に行きたいところへ行っております。
本当に自由にのびのびとやらせてもらっています。
でも、その陰には妻の献身的な努力と協力があるのです。
決してこの気持ちを忘れているわけではありませんよ。
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新緑が目に鮮やかに映るこの頃はキャンプをしたくなりますよねえ。
都会から離れた鄙びた村なんか良いですよねえ。
ちょうど文吉の大好きなNHK朝の連続テレビドラマでは、茨城県の田舎「奥茨城村」が舞台の「ひよっこ」を放映しています。
「ああ、こんな田舎でキャンプしたいなあ」って誰でも思うでしょ。
それなら、行ってみようじゃありませんか。
文吉の勤め先では4月に入ってから、新人がどんどん入ってきました。
おかげで、「土日限定」などと贅沢さえ言わなければ比較的休みが取れるようになってきました。
世間ではゴールデンウイークなどと大型連休を取るのが当たり前のように言われています。
でも、そういう時にこそ働くのが文吉の業界なのです。
しかし、今年に限って言うと4月29日から5月1日まで三連休がもらえました。
これは奇跡としか言いようがありません。
どこにも行かないのは奇跡を起こしてくれた神様に失礼というものです。
そこで気になるのがポン吉のことなのです。
あいつもGWはやることが無くて、グダグダしてるんだろうなと思うじゃないですか。
が、「カレンダー通りの休みしか取れない」などと生意気にほざくのです。
まあ、29日のハタ揚げには「タダ酒」をたらふく飲みに来たことだし、良しとするか。
残りの二日間は一人で楽しんでこようっと。
<長いので二回に分けてお送りしますね。>
2017年04月30日(日)晴れ
05:20
起きてみたら、やっぱり晴れていました。
本当はもっと早めに出発したかったのですが、昨日のハタ揚げで少しはしゃぎ過ぎたのか遅い目覚めとなりました。
06:00(933)
PCX150は今日もご機嫌のようです。セル一発で元気に動き出しました。
朝の清々しい風を感じられるうちに「渋滞と排気ガスだらけ」の都心を早いところ抜け出したいものです。
国道17号→国道16号
06:46(964)
庄和ICの交差点を左折して国道4号線に入りました。
ここからは関東平野の田園風景を眺めながらひたすら北上します。
田圃はどうやら田植えが終わったばかりのようで、お百姓さんも一息ついている頃だと思います。
07:05(975)
やがて利根川を渡る陸橋の真ん中から「茨城県」に入ります。
といっても、このあたりは埼玉県、栃木県、茨城県が入り乱れた県境の街道です。
ただ茨城県に入ったというだけで、めざす目的地はまだまだずっと先です。
なにせ、「奥茨城村」は茨城県の北のほうですから。
07:28(993)
快適に走っていたら、急に霧が発生してきました。
春なので「靄(もや)」かもしれませんが、文吉にはその違いが分かりません。
はるかに直線が続く道とは言えども視界が30mくらいなので、ペースはかなり落ちます。
時速40Kmくらいでも危ないくらいです。
【01】
07:38(999)
ちょうど頃合い良く道の駅「まほろばの里こが」を発見したので、休憩を兼ねて立ち寄ります。
【02】
霧のせいか体も急激に冷えて、トイレの後も手先がブルブル震えています。
暖かいコーヒーでも飲もうと自販機に向かいました。
「おっと、そうかここは茨城だったな」
そうです。茨城県のコーヒーといったらこれ「MAX COFFEE」ですよね。
別に茨城名産というわけではなくて、なぜかしら茨城と千葉の人はこの甘いコーヒーが好きなんですって。
原材料が「練乳(コンデンスドミルク)、砂糖、コーヒー」の順で他のカフェ・オレ等の製品と比べても、ものすごく甘いのが分かります。
つまり、甘党の文吉も大好きなんです。
【03】
さて、問題はこの霧の中でどうするかです。
① 気にしないで先に進む
② 霧が晴れるまでここで時間をつぶす
③ 帰宅する
普通なら①でしょうね、実際にバイクや車が次々と出入りしています。
でも、文吉は②の「霧が晴れるまでここで時間をつぶす」を選択しました。
「どうせ、そんなに長い時間じゃないだろう」と思ったからです。
それはなぜかというと、「文吉は晴れ男だから」という明確な根拠に基いているからですよ。
08:32
ほぼ1時間くらいすごしたら霧は嘘のように晴れて、明るい日差しが戻ってきました。
さあ、出発します。
08:35(1000)
道の駅を出てすぐのところでPCX150のオドメーターが「1000km」になりました。
ここはひとつ記念のパチリをしないといけませんね。
【04】
道はやがて栃木県にお邪魔します。
とにかくまっすぐな道なので迷うことはないのですが、境界線が勝手に茨城県から栃木県に移ってしまうのです。
それに伴って、少しだけ、田園風景から市街地の中を走ることになります。
国道4号線は宇都宮を過ぎると少し細くなります。
川岸交差点を右折して国道293号に入りますが、道幅は変わりません。
今度は山間の地、喜連川を走り続けます。少々、アップダウンがあります。
10:00(1079)
那珂川町に入り、県道52号⇢国道461号を東へ進みます。
「常陸大子駅」を発見しました。
ということは「ひよっこ」の舞台はこの辺りということになりますね。
【05】
さすが、田舎だけあって、蒸気機関車が走っているのかな。
【06】
そんなことはないですね。昔の話ですよね、いくら何でも。
パチリだけしてすぐに出発します。
10:41(1103)
道の駅「奥久慈だいご」到着。
ほぼ2時間走りっぱなしだったので、少し休憩します。
やっぱりありましたね。「ひよっこ」の里はまちがいなくこのあたりです。
【07】
【08】
ドラマの「奥茨城村」という地名は実際には無いそうです。
茨城県北部の「北茨城市」、「高萩市」、「日立市」、「大子町(だいごまち)」、「常陸太田市」、「常陸大宮市」の六つの市、町が舞台になっているそうです。
とにかく、「のどかで鄙びた地」であることは間違いありません。
約10分間休憩して出発しました。
国道461号は徐々に山の中を登っていきます。
11:13(1109)
「袋田の滝」入口到着。
有料の駐車場にPCX150を止めます。200円。
ここから「袋田の滝」までは約300m。
川の上には「こいのぼり」がたくさん泳いでいます。
【09】
お土産屋さんを横目で見ながら歩いていたら入口のトンネルの前につきました。
入場料は通常300円なのですがJAFの会員証を提示したら、250円の団体割引料金にしてもらえました。
トンネルの中を歩いていると、突き当りがエレベーター乗り場になっています。
【10】
エレベーターで一気に200mほど上昇して第二観瀑台まで行きます。
【11】
第二観瀑台の横には階段があって上ると第一観瀑台に行けます。
【12】
思っていたより、スケールの大きな滝です。
文吉的には「華厳の滝」より気に入りました。
季節的にも雪解け水で水量が多く、周りの木々も緑が濃くなってコントラストがいいですね。
ちなみに、この滝は「四度の滝」とも呼ばれております。
西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したとか。
春の新緑、夏の水音、秋の紅葉、冬の氷結と四季折々の造形が楽しめるそうです。
エレベータを降りると、今度は下から滝を見上げるように順路ができています。
【13】
これもまた、迫力がありますね。
滝の右側にはつり橋があって、向こう岸へいくこともできます。
【14】
少し登ると茶店がありました。
ちょうどお腹がすいていたので、お昼にします。
この茶店は一番高いところにあるので、滝も吊り橋もすべてが景色の中に入ります。
店のおばさんが「こんにゃくの田楽」をやたらと薦めるのですが、田楽では空腹を満たせそうにありません。
「けんちん汁と蕎麦」800円(税別)のセットにしました。
そしたら、おばさんが待っている間にサービスで田楽を1本つけてくれました。
【15】
自然の風景を楽しみながらの食事はとにかくおいしいものです。
【16】
これだけでは物足りないので、デザート代わりに「心太(トコロテン)」400円(税別)を頼みました。
【17】
なんと、こちらの風習で心太は箸一本で食べるんだそうです。
食べにくいったらありゃしない。まるで嫌がらせにしか見えませんね。
13:15
留守番していたPCX150を受け取って、出発します。
13:40(1114)
道の駅「奥久慈だいご」に再び到着。
日差しが強くなって、汗が噴き出てきます。
さっきまで滝の清涼感を味わっていたのに・・・
ここの名物が地元のリンゴを使ったソフトクリームだと言うので、1個いただきます。300円
【18】
少々、酸味があっておいしいです。
あとはキャンプ場を探さないといけません。
昔は地図片手に必死で探していましたが、今は便利なものがあります。
スマホという魔法の機械に向かって「近くのキャンプ場」と呪文を唱えると、すぐに場所と地図を開いてれます。
そこに記載されているアイコンを触ると、住所と電話番号がでるので、それをタップしたら電話がつながります。
予約を取るまでわずか2分くらいです。これが「魔法」と言わずしてなんと表現してよいものでしょう。
14:40(1119)
「大子広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ」到着。
【19】
駐車場には勝手に入られないように、ゲートがあります。当然、監視カメラも入っています。
警備のプロの文吉から見ても、セキュリティはバッチリですね。
【20】
センターハウスという総合管理棟の窓口で手続きをする際に「JAFの会員特典はありますか」と合言葉を言います。
文吉はこの合言葉をやたらめったら使うので、1年間の会員料金の4000円を軽く上回るくらいの特典を受けていますね。
受付のお姉さんがニッコリ微笑んでなにやら冷蔵庫から取り出したのは「刺身こんにゃく」でした。
定価300円くらいの品物ですが、妻への良い土産になりました。
ここの広々としたフリーサイトにはすでにたくさんのキャンパーがテントを乱立していました。
文吉は炊事場とトイレが一体になっているサテライトハウスの近くに陣取りました。
PCX150もすぐ近くに停めることができるし、センターハウスにも比較的近いところです。
すぐにテントを張って、とにかく一息入れます。
【21】
このコーヒーを入れるひと時がキャンプには欠かせませんね。
【22】
17:20
センターハウス内にある温泉施設に行きました。
受付で500円払って入場券を受け取ると当日限りで何回でも利用することができます。
とはいっても20:30が最終受付なので、そんなに回数入れるわけではないですけどね。
お風呂は思っていたより広いのですが、なにせ家族連れのキャンパーがたくさんいるので、子供たちがはしゃぎまわっています。
文吉は元気な子供は大好きですが、バシャバシャとお湯を引っかけられるのは困りものですね。
テントに戻って何をするかというと、読書ですよ。
文吉にとって読書は一番心休まる時間です。
タブレットの中には常に10冊分くらいの本がデータで入っています。
だれに気兼ねすることもなく、思いっきり本を読めるなんてこんなに幸せなことはないですね。
こんな時は、星新一の短編集が一番ですね。肩こらずにクスっと笑える文体は文吉のお気に入りです。
と言いながらも、いつの間にか居眠りしていたようです。
気が付いたら外は真っ暗で、19:00になっていました。
それでは、今日の晩餐会を開くことにしましょう。
【23】
舌の肥えた文吉のことですから、料理には特に気を使います。
お湯を沸かすこと一つとっても、水道水ではなくて2Lのペットボトルのミネラルウオーターを使いますからね。
昨日のハタ揚げで余っていたのをもらってきていましたから。
今回の「五目ご飯」は少し水が多かったのか、おじやのようになってしまいましたが、カップ麺はとても上手に作ることができました。
デザートは百円ショップで調達しておいた「羊羹」と「スナック菓子」です。
お腹がふくれたら、またお風呂に行きました。
なにしろ、何回でも入れるといっても、時間が限られていますからね。
今回も子供たちは大喜びではしゃぎまわっていました。
お風呂から上がって喉が渇いたので、瓶入りの牛乳を飲みました。120円
いやあ、日本人ならやっぱり風呂上りは瓶入り牛乳ですよね。生き返りました。
まだ、死んではいないけど。
テントに戻って、しばらくはまた読書していましたが、30分でコックリさんがやってきました。
はい、おやすみなさい・・・。
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【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。決して怪しいところではありません。
ここをクリックしてランキングを上げればより多くの方に見ていただく機会が増えると思います。
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文吉はいつも勝手に行きたいところへ行っております。
本当に自由にのびのびとやらせてもらっています。
でも、その陰には妻の献身的な努力と協力があるのです。
決してこの気持ちを忘れているわけではありませんよ。
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今は? 有料なのですか?
ビックリ いつから有料になったのでしょう?
それとも、VIPコースが有料?
今回はキャンプツーリングなのですね。文吉さんらしい企画ですね。
袋田の滝には十年ほど前に行ったことがありますが、あのころとはずいぶん変わっていますね。
あの頃はほとんど登山みたいに細い小さな道を歩いて上りました。
今はエレベータで一気に登っていけるんですね。これなら、お年寄りや小さい子供達でも大丈夫ですね。
それにしても今回は写真よりも文吉さんの文章表現に魅了されました。実に軽やかにリズミカルな文章は文吉さんならではですね。
最初の問題も1から3まで『き』という音から初めて韻を踏んでいるのは見事です。あれは偶然ではないですよね。
後半が楽しみです。
コメントありがとうございます。
袋田の滝には立派なエレベーターが整備されており、有料です。
普通は300円なのですが、JAFの会員は250円です。
それでも高いと思う人は歩いて裏の道を登ることは自由です。
文吉は別にVIPではないですけど、登山者でもないのでエレベータを利用しました。
コメントありがとうございます。
流石はリーさん分かってらっしゃいますね。
あの問題は少し頭をひねって韻を踏んでみました。
文吉の文章はリズミカルになるように気を使っています。
できるだけ読み手に飽きられないようにしたいと思っているのです。
たぶん、このような地道な努力を理解できるのはリーさんだけだと思いますが。
ポン吉なら「なにそれ、食べられるの?」と言われて終わりだと思います。
エレベーターは2008年に開通したそうです。
りーさんが10年前に行った時にはまだできてなかったんですね。
袋田の滝。思っよりいいとこだね。滝も絵になる滝だし。
キャンプ場も綺麗で広いね。
心静かに本を読み、美味しいコーヒーをいただく。
いい休日だね。
コメントありがとう
袋田の滝は良かったよ。本当に良かった。
君を連れて行かなくて。
まさかとは思うけど、君なら浮かれて滝に飛び込みそうだからな。