日本人が大好きな麺料理といえば、ラーメンがありますね。日本人のソウルフードといえる存在です。そんな麺料理がハワイにも存在するのです。その名はサイミン。日本人には聞きなれないかもしれませんが、ハワイのローカルフードであり、ハワイでは非常に知名度の高いです。今回は日本人にあまりなじみのない、サイミンについて掘り下げてみようと思います。
サイミンとはなにか?
ラーメンのような「サイミン」は、ハワイのローカルフードのひとつです。20世紀はじめのさとうきびプランテーションの時代に、日本からハワイへ移民した人々がエビを使ったダシに中華麺に似た麺を入れて調理したのが始まりと伝えられています。細めの麺を使ったことから「細麺」がそのままサイミンと呼ばれるようになったのが語源とされているハワイのラーメンです。ロコモコやスパムむすびと並んでローカルが大好きな人気のローカルフードで、ハワイではハンバーガーをかじりながらサイミンをすするのがローカル流の食べ方です。ですが、同じくハワイのローカルフードであるロコモコやポケボウルなどは日本人に大人気なのに、サイミンは今ひとつと感じてしまいます。これはサイミンが日本のラーメンと比べるとあっさりしていることや、サイミンの専門店がワイキキには無いからなのでしょう。なかなかワイキキでは味わえない本場のサイミンの味を前々から確かめてみたいと思っていたので、ダウンタウン観光の帰りに、イウィレイ地区にあるタナカ・サイミンまでウーバーを使って足を伸ばしてみました!
引用:https://fuelle.jp/life/detail/id=9354
サイミンのルーツはやはりラーメンのようですね。20世紀初めにハワイに移り住んだ日系人が考案したそうです。しかしこのサイミン、日本人に知名度がないのが不思議で仕方ないです。麺料理大好き、ましてやラーメン好きな日本人はすぐに食いつきそうなんですが・・・・。どうやらロコモコ、ポケボウルなどのハワイローカル料理に人気が傾いてるようですね。いつかサイミンも日本人観光客に人気が出てほしいですね。
日本の中華麺に似ているがスープが全く異なる
サイミンの麺は、日本のラーメンと同じく小麦粉でできていて、かん水を加えて作る方法も同じです。麺は中太から太めの麺が多いものの、生麺、乾麺、冷凍麺も流通しています。スープの特徴がエビを使ってダシを取る点です。老舗と呼ばれるサイミンの店では、スープから独特のエビの香りがすることも多くあります。ただ、今ではより一般向けにと香りを抑えた干しエビでダシを取る店が増えました。サイミンは豚、牛、鶏からダシを取らないので、脂がほとんど浮きません。こうして、ダシを取るからこそ、あの澄んだスープに仕上がるのです。麺こそ日本でも使う中華麺に似ているものの、スープは私たちが連想するラーメンとは異なるものです。
引用:https://www.cookdoor.jp/noodles/dictionary/22227_noodl_027/
サイミンの麺に冠しては、日本のラーメンの麺とそっくりだそうです。やはりかん水を使ってるのがポイントのようです。日本のラーメンの麺もかん水がポイントになっていますから。ただ、スープのダシにエビが使われているのが日本のラーメンと最も異なるポイントかもしれません。豚、牛、鶏からもダシをとらないので非常にスッキリとしたスープになるそうです。あっさりラーメンが好きな人に合いそうですね。
ハワイでサイミンを食べるならここ!『ハムラサイミン』
サイミンの名店といわれているのが、カウアイ島の『ハムラサイミン』。リフエ空港の近くにあり、メニューの大半がサイミンという専門店。ランチタイムには行列ができ、“カウアイを訪れたならハムラに行く”という人も多いく、1940年代から変わらない味を守り続けている。エビと昆布と鶏のダシとコシのある細麺が特徴。そんなサイミンのおいしい食べ方は…サイミンをいただく前に、小皿にカラシ醤油を作る。このカラシ醤油がポイント。まずレンゲを使うもよし、ドンブリに手を添えるもよし、エビの香り立つスープをいただく。次に、箸で麺を摘み、スープがからんだ縮れ麺を一気にすすり込む。その店のサイミンへのこだわりをしっかり感じた後に、具や麺を箸で摘み、カラシ醤油につけて口に運ぶ。…スープを飲みほして…ごちそうさま。そしてロコ風のいただき方は…農作業の合間に食べていたことが発祥のサイミン。今ではロコの朝食メニューの一つになっている。サイミンとハンバーガー、そしてコーヒー。これが三種の神器。また定番のいただき方として、BBQスティックを一緒にいただく、そんなロコも多い。ハワイのB級グルメのサイミンは、エリアごとにうまい店があるので、お気に入りを見付けるのも楽しい。
【レストラン&ドライブイン】
ハムラ・サイミン
住所:2956 Kress St., Lihue, HI
電話:808-245-3271
営業時間:10:00~22:30、金・土曜~24:00、日曜~21:30
休み:なし
URL:http://www.yelp.com/biz/hamuras-saimin-lihue
引用:https://www.allhawaii.jp/article/1318/
ハワイでサイミンを食べられるお店は意外と多いのですが、名店と言われてるのがカウアイ島の『ハムラサイミン』だそうです。1940年代から変わらない味を守りつづけているそうです。というのも近年、店によってはサイミンも色々なアレンジをされており、昔の味をなかなか味わいにくくなっているそうです。完全なオリジナルのサイミンを食べたければここに足を運んだ方がいいかもしれませんね。
実際にサイミンを食べた人の感想
料理は、ワンタン入りのサイミンとバーベキューを注文しました。胃もたれしている中、「バーベキューを食べられるか?」とも思ったのですが、せっかくなので食べてみることにしました。ちなみにローカル向けの店なので、注文は、すべて英語で行う必要があります。まずサイミンを食べた感想は、一言でいうと、醤油ラーメンのような感じで、シンプルな美味しさを感じました。麺の湯で加減もコシがありました。これまでの私の経験では、ハワイの飲食店で出す麺類は、茹ですぎものが多い印象だったのですが、この店の麺の茹で加減はよかったです。
引用:https://hajimete.hawaii-g.com/palace-saimin/#BBQ
食べた人の感想を見ると醤油ラーメンに似ているそうです。自分の想像ですが、昔ながらの中華そばという感じがするのかもしれません。あっさりしていて、シンプルな味わい。まさに昔ながらの中華そばという感じです。自分もラーメンの好みが醤油ラーメンのあっさりしたやつなのでこのサイミンは口に合いそうです。日本でサイミン食べられるところあるのか、今度探してみようかな?
なんとハワイのマクドナルドにはサイモンがある!
世界各国で展開するマクドナルドには、その国の食習慣に合わせたご当地メニューがある。ハワイでしか食べられない限定メニューのひとつがサイミンだ。カップ麺のようなケースに入っていて、具はナルト、のり、錦糸卵、ひと口サイズのチャーシュー。見た目は日本のラーメンのようだが、麺はうどんと中華麺の中間のような中太麺で素朴な味。スープはかなり薄めなので、コンディメントバーにあるアロハ醤油、ソルト、ペッパーを使って自分好みの味にカスタマイズするのがローカルスタイル。ハワイでサイミンが食べてみたいが時間がない!なんて時や、旅の終盤、ちょっと胃が疲れたなぁ、なんて場合に利用しても! 値段は$3前後。つるつるっと食べよう。
引用:https://hawaii-alohaexpress.com/gourmet/noodle-dishes
なんとハワイのマクドナルドでサイミンが食べられるそうです。マクドナルドで麺料理が出るなんて全く想像できません。これがメニューにあるってことは本当に現地のハワイの人のローカルフードになっているのかもしれませんね。もしハワイに来てサイミンを気軽に食べるなら現地のマクドナルドがいいかもしれませんね。しかしマクドナルドでハンバーガーではなく、麺料理を食べるというのは日本のマクドナルドじゃ絶対経験できませんね。
まとめ
今回はハワイのローカルフード、サイミンについて掘り下げてみました。日本人には馴染みが薄いですが調べれば調べるほど、魅力的な料理だと気づきました。ロコモコなど日本人にとって絶大な人気を誇るローカルフードの人気の牙城を崩すのはなかなか大変かもしれませんが、知名度さえ上がれば徐々に人気がでてくるのかと思います。今度自分もハワイに行く機会があればぜひ食べてみようと思いました。