大富豪がようやく宇宙旅行をする時代がやってきました。
立花隆「宇宙からの帰還」によれば、宇宙から地球を眺めた宇宙飛行士は、争いごとをしているなんてバカらしいと思うらしい。
新聞の投書欄にも、宇宙から地球を見る夢をみたお母さんが穏やかになりましたなんてものまで目にして、なるほど、そういう視点で地球を見る事はヒトまで丸くする効果があるかもしれないなと思い、さっそく地球のポスターを部屋の壁に貼り付けてみた。
確かに国境の線なんてどこにも見えないし、穏やかな気持ちになれるような気もする・・・が、この地球というかこのポスター、それ自体だけでも粘着力があり壁に張り付くのだが、それだけでは頼りないので両面テープで補強しているにもかかわらず、剝がれてきたり皺がよったり・・・。
(地球があぶない!)そのたびに地球防衛隊は、地球を張りなおしたり宇宙によった皺を直したりと、ただ眺めているだけというわけにはいかないのであった。
うちの母にも図書館で借りた地球の写真集のようなものを渡してみたが、ネット予約したそれはイメージしていたものと違い中身は資料的な写真ばかりで、こちらは明らかに失敗。(たた、ぽっかり浮かんだ地球を見せたかっただけなんだけどなあ)
「おじいちゃん、あの星なに?」
「おお、あれかい。地球だよ」
いまは部屋でポスターを眺めるくらいのものだけど、いつか未来には、宇宙ステーションなんてセービス・エリアみたいなもの、孫と焼きそばでも食べながら、自身でさえ暮らしたことのない星を懐かしむなんて光景がみられる事になるのかも知れませんね。
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