運動がてら自転車でぶらぶらしてたら、木立の中にいくつもの小さな地蔵が点々と立ち並ぶ場所を発見。
木々にぐるりと囲まれ、誰ひとりいないこの場所は、ちょっとした異空間といった趣き。
表にまわってみると、そこは長禅寺というお寺だった。この寺の存在自体は、前を何度も通っているので知ってはいたが、裏手の摩訶不思議なお地蔵さんたちに引き寄せられたおかげで、改めて名前を知り、はじめて興味を持った。
立派な本堂でお賽銭をあげると、お守り等が並べられ、無人で売られていた。その中にダルマの形をしたおみくじをみつけ、思わず買ってみた。
中身は末吉・・・。まあ、みんな大吉だったりしたら、むしろ買わないかも知れないけどね。
この石仏群は四国八十八箇所に見立てたものらしい。昭和4年と刻まれていたから、もう何十年と昔から、この森の中で佇んでいたんだろうな。
この長禅寺には、寺に棲みついてしまった大きな化け鼠を、寺の飼い猫が兄弟猫の助けを借りて退治したという伝説があるそうだ。猫が鼠を退治するなんていうと、なんの変哲もない話のようだが、相手が化け鼠となれば様子が少し違ってくる。その化け鼠にとどめを刺した槍を洗った「血の池」なる池が境内にあるというから、なかなか物騒な話。
かめちゃんも見慣れないダルマさんに興味津々だね。
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