かめよこある記

~カメもタワシも~
To you who want to borrow the legs of a turtle

それぞれの選択肢

2019-02-18 22:47:25 | かめよこ話

  イオンにオープンしていた「いきなりステーキ」へ試しに行ってみた。
 11時くらいに着くと、店前にあった行列用の衝立(パーテーションポールと言うらしい)があったが誰も並んでいなかった。
 ランチメニューには、200gや300gのステーキ、300gのハンバーグ(どれもライス・サラダ・スープ付き)がある。
 熱せられた鉄板に半焼けの状態で運ばれて来るので、お好みの焼き加減に自分で調整しなければならない。ポットに入っているソース(最初は水かと思っていた)を先にジャバっとかけてしまうと、熱が鎮火(?)するので注意が必要かも。はねるので紙エプロンをくれるが、ウェットテッシュもあると有難いかな。
 レジで会計をしている時、店先に人が立っているなと思ったら、席待ちで並んでいる人たちだった。さっきは、必要なさそうに思えたあの衝立は、やっぱり必要だったんだな。
 この「いきなりステーキ」、ニュースによれば、ニューヨークでは苦戦しているらしく何店も閉店するそう。ニューヨークでは、ステーキに非日常感を求める為、安ければいいというものでもないらしい。
 肉で外食といったら、宝島で焼肉ランチを食べるくらいの身にとしては、ステーキってだけで十分非日常だけどね。

 ふと見ると、イオン内のペットショップの子犬たちがいなくなっていた。ペット用品の販売とトリミングだけになってしまったようだ。
 子供の頃、犬を置いている店がなかったという事もあるが、犬を飼おうとなったら、知り合いの家から貰ってくるか、拾ってくるかだったな。
 犬を拾ってきて、親に叱られて家に入れてくれなかったり、登校前に捨てに行かされたり。近所の友達と秘密基地みたいなところで、何匹かの捨て犬を分担で世話してみたり。
 最たるは、親が親戚の家の周りに出没する野良犬を捕まえに行ってくれたりと・・・。あくまで、犬を買うという選択肢はないのだ!
 あの時、捕まえられて、車の助手席にいっしょに乗り、連れて帰って来た黒い犬(子犬ではなく、なかなかの成犬)はそれまでおとなしかったのに(ゲロをしてしまったけど)、家に着いて車から降りたとたんに暴れ出した。
 吠えながらグイグイ綱を引っ張るから、怖くなって手を離したら、それっきり。こっちも怖かったけど、向こうも怖かったんだろうな。これが人間だったら誘拐だもんね。今思えば、悪い事したなあ。

 洗面所の照明スイッチのオンオフがきかなくなった。スイッチの不具合は以前にもあって、ネット検索で学んだのだが、中に付いているバネが壊れてるだけなら、この部品の交換だけで直す事が出来る。スイッチの部品を買って来て、バネの部分のみを外して交換すればOK。
 せっかくホームセンターへ行くついでに洗面台のつきが悪くなっていた電灯のグローも交換。おまけに、長年切れていたままだった階段足元に3つほど付いている照明の電球も変えてみた。
 この照明を常夜灯と言うのだが、その名の通り、センサーで暗くなると点灯し夜中点いている。さらには、日中でも曇りかなんかで家の中が暗ければつきっ放しだ。どおりでいち早く電球が切れてしまった訳だ。ちなみに、この明かりだけを頼りに、夜、階段を上り下りする事は出来ない。いったい、なんの為についているんだ?
 エコ(電気代)の事も考えて、結局は取り外す事に。ソケットにゴミが溜まるかもと考えて、古い切れた電球に戻した。
 そう言えば、うちは、標準仕様では玄関上が吹き抜けだったのを床に変えてもらったのだが、そこが廊下になったおかげで、洗濯物を干す事も出来る。もし、そのまま吹き抜けの状態だったら、洗濯物をバルコニーで干そうにも、あるひとつの部屋経由でしか出入り出来なくて、考えてみると不便だったんだよね。
 ぼーっと生きてるせいか、なんでこうなっているの?って事ふつうにあるな。

 ブックオフで本を物色。
 棚を行ったり来たりしていたら、佐藤さとる大先生の「コロボックルむかしむかし」を発見。これは持ってない(はずだ)。コロボックル物語は、だいたい揃えてしまっているのだが、もし、まだ埋まってないピースを見つけてしまったら、もう買わずにはいられないかな。
 他には「夜間飛行」「星の王子さま」など。なんでサン=テグジュペリかと言うと、あるテレビ番組で、ドリアン助川が朗読会でテグジュペリの作品を取り上げていたのが頭にあったから。残念ながら、ドリアン助川の本はなかった。前回あった千原ジュニアの本もなくなっていた。堺屋太一も石牟礼道子もない。これもリアル店舗のもどかしさか。
 「星の王子さま」は、名前は聞いたことはあるし、遠い昔アニメをやっていたのもおぼろげに記憶にあるが、読んだ事もなければ、アニメもまともには見た事はなかった。
 声を出して読んでいて、パイロットが飛行機の修理に忙しくイライラして、王子さまの話を適当にあしらっている場面で、怒った王子さまがむきになって「そんなのは人間じゃない。キノコだ!」と叫ぶところでは、言葉の意味はわからないが、思わず笑ってしまった。
 ムーミンのトーベ・ヤンソンもそうだが、話も挿絵も本人って、このヒトすごくない?しかもパイロットって。名前だけ知っているだけだったり、フワッとしたイメージだけで、長い間見過ごしていたのだとしたら、本当にもったいない話だ。
 いっきににわかテグジュペリストなってしまったので、「人間の土地」をみつけてしまったら、これはもう買わないという選択肢はないよね。
 

 


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