「君たちはどう生きるか」についで「ねじまき鳥クロニクル」も読み終わった。
「ねじまき鳥クロニクル」のファイルのあるコンピューターは厳重に管理されており、そこへのアクセスにはパスワードが必要だ・・・。
厳重、厳重って強調してたわりにパスワードは3文字だってことに、ちょっと拍子抜け。実際、主人公がちょっとカンをはたらかせたら、わずか3回ほどで突破してしまったよ。ちょっと昔って、そんなんだったけかな。その頃って、パスワードって聞いただけで身構えてしまうようなそんな時代?でも、もっと難解なパスワードだったりしたら、物語そこで止まってたかもね。次は「1Q84」。
くたびれた街を歩く。今はくたびれていても、昔のよかった頃の名残りか道路や歩道は広くてなかなかのもの。それは、昔肥えていたのが痩せたために、あまってしまった皮にできるダイエットじわみたいなものか。(ハルキムラカミに毒されてか少々ひねった表現を。ちがうか)くたびれたラーメン屋に喫茶店でのランチ。くたびれ感は、言いかえれば味や趣きになんとでも変わる。
散策で、たまたまみかけた寺や神社でお賽銭をあげることもあるけれど、ある小さな神社でのこと、賽銭箱の格子状の上部が壊れてしまっていた。お賽銭はあくまで気持ちの問題ではあるけれど、丸裸にされてしまった賽銭箱の空っぽの底を見ていたら、急に損得を考えてしまって、10円を投げいれようとしていた手が一瞬とまった。それは、あくまで神様のせいじゃないんだけどね。
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