春の陽気に誘われて、池のカメさんたちも深い冬眠から目覚めたようです。
カズオ・イシグロの本を「わたしたちが孤児だったころ」「遠い山なみの光」と読みついで、「浮世の画家」まで読み終えました。ペースはノロいですが。
「浮世の画家」のなかに、カメさんという人物が出てきます。カメさんというのは渾名で、御多分にもれず、あの亀の象徴的なイメージからきている訳ですが。
でも、ちょっと待ってください!(通販でよく聞くフレーズ。引き止めているようでもあり、実は慌てさせている!?)
むかしむかし、ウサギと競争して勝ったのは、どっちでしたっけ?
進んでいるようにみえなくても、着実に歩みを進めている。それが、カメさんたちなのですね。
いや、まてよ。冬眠するのはウサギじゃなくて、むしろカメなんだっけ?
もし、あの時、居眠りしたのがウサギではなくてカメだったら・・・。
うーん、油断大敵というお話でした。
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