かめよこある記

~カメもタワシも~
To you who want to borrow the legs of a turtle

かめの視聴覚室

2019-03-04 23:24:19 | かめよこ話

 「老いてなお 花となる  第二章~俳優・織本順吉 92歳~」を見た。
 織本さんは、放送の中でも紹介されていたが、名前はちょっと出てこなくても、顔を見れば誰もが「ああ、この人ね」となる、おじいちゃん俳優。老いてなお役者という職業に執着し生涯現役であろうとする姿を、放送作家である娘が撮っている。
 これを見てて、ふと頭に浮かぶのは、やはり同じように制作側の仕事をしている娘が両親を撮った「ぼけますから、よろしくお願いします」かな。念のため、書いておくと、前者は認知症を扱っている訳ではない。
 どちらの作品もストレートな物言いで衝突する場面は強く胸に迫るが、それはまた、言ってみれば広く世間に醜態を晒すという事でもある。気にかかるのは、身内とはいえ、撮られる側の両親の了解がどれ程とれているのかという事。織本氏は容認しているとはいえ、常にカメラを向けられ続けている事に耐えかねてか怒り出す場面も。(後に、怒った事を謝っている)
 撮る側の子の方も相当な覚悟で撮っているとは思うのだけどね。

 BSで「GAMBA ガンバと仲間たち」がやっていたので、録画して見てみた。
 その昔アニメでやっていたよね。「♪ガンバ、ガンバ、ガンガンガンバ~」って。ネズミのガンバたちがノロイ率いる極悪非道なイタチ軍団に戦いを挑む話。
 こちらは近年公開されたリメイク版。全編CGでスリムに生まれ変わったガンバたちに昔の面影はなし。例えるなら、ハリウッドにゴジラ作らせたら「どうよ。ほら、こんなにリアルに出来るんだゼ!?」って恐竜みたいになっちゃったヨみたいな。
 ウィキペディアによれば、20億円の製作費をかけて最終興行収入3億円って、大赤字じゃん! 逆「カメ止め」かい?
 今の子供たちにガンバが浸透しているという話も聞かないし、かといって昔のアニメを見ていた世代の懐かしさに訴えるって訳でもなしじゃ、ちと厳しかったか。
 ボーボの死が、「ステキな金縛り」(続けて録画視聴)の阿部寛の死くらい唐突すぎる。容体を見たガクシャが「大丈夫。心配ない」って、ついさっき言ったばかりだよね。(脇役の命って、主人公より確実に軽いよね)
 ノロイって、こんなオネエキャラだったけか!?(昔のは、やたら怖いイメージであったよな)
 小沢健二の曲を賠償千恵子が歌うエンディングもいいけど、ガンバの主題歌っていったら、やっぱ「♪ガンバ、ガンバ、ガンバと仲間たち~♪シッポを立てろ~ホッホッホッ」だよな。
とか、なんだかんだいっても面白かったんだけどね。
 
 


お気楽日記ランキング


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« だるまさんでだるまさんがこ... | トップ | 翔んだ茶番劇 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

かめよこ話」カテゴリの最新記事