恋の方程式が解けません in goo

よくわからないまま引っ越してみた?

『猫と歩けば・・・』(仮題)  第五回

2017-03-22 23:01:12 | 日記
「いいえ、この子とは前世で恋人だったんです。」

タマちゃんは容赦のない言葉で受付のお姉さんの引き止め工作をせき止める。

密かに、いい男を略奪愛によって手にしたキャリアウーマンのようだと、

タマちゃんの友人は心なかで思ってしまっていた。

そんな友人の思いもつゆ知らず、タマちゃんは書類にペンを滑らしていた。

「よし、帰ろう。」

一通り手続きを済ませたタマちゃんは友人に荷物を半分持たせ、

右手にケージ、左手にミィを抱いて帰路に着いた。

それが、ちょうど、去年の春。タマちゃんとミィはすぐに仲良しになったが、

一年ほど過ぎると暖かくも緩い日常になっていく。

つづく


※やばい、序章が終わらない。ペースあげないと(笑)

じゃあね~ヽ(*´∀`)ノ




『猫と歩けば・・・』(仮題) 第四回

2017-03-15 21:46:06 | 日記
「えええ。ラッキーじゃん。」

 受付の前で同行した友人が自分の事のように喜んだ。

この猫の前の飼い主は、一人暮らしのご婦人で高齢のために、

老人ホームへの転居が決まり、やむなく手放すことになったという。

かなりの猫好きのようで、里親になってくれる人に迷惑がかからないようにと、

飼うためのグッズやえさを一式そのまま渡して欲しいとのこと、

さらには、きちんと予防接種と避妊の手術が施されていた。

しかし、大人しいとはいえ大きくなりすぎて、なかなか引き取り手がなかったのだという。

受付のお姉さんは、他の子猫じゃなくていいですか?

っと、タマちゃんの決心を揺るがそうとする。


 つづく

 ※ ほんと10行みじけえ(笑)  じゃあねえ~ヽ(*´∀`)ノ



『猫と歩けば・・・』(仮題) 第三回 

2017-03-08 20:32:49 | 日記
「ミィちゃん。」

タマちゃんは、意識しないままに呟いていた。

柵の囲まれた猫達の中から、タマちゃんの手がそっと伸びて、

その三毛猫の背後からそっと抱き上げた。

抱かれた猫は抵抗もせず十数分後に飼い主となるその腕の中で、

匂いを嗅ぎ、その身を擦り付けていた。

柔らかい、あたたかい。

タマちゃんとミィはその瞬間に絆を感じていた。

「この子、飼うよ。ううん、一緒に暮らす。」

同行した友達にそう告げたなり、タマちゃんは事務手続きに向かった。


つづく


やばい、この調子だとめっちゃ長くなりそうだ(笑)

まあ、確定申告も済んだし、ぼちぼちいきますか!

じゃあねえ~ヽ(*´∀`)ノ

『猫と歩けば・・・』(仮題) 第二回

2017-03-05 22:10:21 | 日記
ペット可のマンション。タマちゃんは知らずに契約をしていた。

隣室からは可愛らしい子猫の鳴き声、上の階からは犬の足音。

もともと動物は嫌いではないので、疎ましく思うこともなく、

ただ羨ましく、いつか自分もなにかペット欲しいなあっという思いが募っていた。

そんなある日、不意に大学の同じゼミの友人に誘われ、

近所の公園でボランテイアのペット里親イベントに出かけた。

かわいい子犬や子猫を見て抱いて癒されにでも行こうかな。

という程度だった。もちろん、飼おうという気持ちはさらさらなかった。

が、出会ってしまった。

他の猫より少し大人になっていたけども、とても綺麗な毛並みの三毛猫。


つづく


おっと、やばい二回目にして10行超えそうだ(笑)

二、三日に一回更新しますね。じゃあね~ヽ(*´∀`)ノ





あ。三月だった。新機軸。

2017-03-03 22:35:53 | 日記
もう三月になってしもた。

で、とやかく言わずに新機軸。

小説書きます。

で、今までの事を踏まえて、基本、10行小説にしようかと、

ちょこちょこ書いてちょこちょこ進める。スマホでも混乱せずに読めるかも?

振り返りやすい!そーふぃーるぐっど!

では、さっそく第一回からはじめまーす。




『猫と歩けば・・・』(仮題)  第一回

  彼女のイライラが止まらない。

 それは彼女の飼い主であるタマちゃんがテレビに夢中になっていることと、

 テレビの中で跳ね回り達者な芸を披露する犬たちにである。

 そして、タマちゃんがテレビと彼女を交互に見ながら、言葉が漏れる。

 「あ~あ、うちのミィもこれぐらいの、いえ、この半分でも芸ができればなぁ。

  ねえ、ミィちゃん。お手。」

 タマちゃんがテーブルからミィに向けて手のひらを伸ばす。

 しかし、ソファーで就寝態勢のミィは丸くなったまま身じろぎ一つしない。

 タマちゃんはわざとらしいため息を一つついて手を引っ込めた。

 
 つづく


 短い?(笑)まあ、タイトル込みだから、正確には9行かな?

がんばりまーす。じゃあねえ~ヽ(*´∀`)ノ