寅彦に二つの記録
漱石が蛙の真似をして喜んだのは
上野の森
精養軒の前をぶらぶら歩きながら
グウ/\/\というかえるの声のまね
もう一つは
神田の宝亭 青豆のスープ 小鳥のロース
二杯の酒で軽く酔って
蛙の鳴声がそんなに面白かったのか
音楽学校の演出がよっぽどお気に召したのだろう
大町桂月に言われたごとく酒を飲んで
稚気あるを免れず
寅彦に二つの記録
漱石が蛙の真似をして喜んだのは
上野の森
精養軒の前をぶらぶら歩きながら
グウ/\/\というかえるの声のまね
もう一つは
神田の宝亭 青豆のスープ 小鳥のロース
二杯の酒で軽く酔って
蛙の鳴声がそんなに面白かったのか
音楽学校の演出がよっぽどお気に召したのだろう
大町桂月に言われたごとく酒を飲んで
稚気あるを免れず
英国帰りの漱石は
火鉢でパンを焼いたか
子供も好きな
砂糖をまぶしたトースト
夏は おさんがへっついで?
飲み物は
サベージチーじゃない
紅茶 東インド会社
当然 ジャムも舐めながら
子供たちは甘みを加えた牛乳か
我が家も日曜の朝はトースト
どちらかといえば米国風
コーヒーとカリカリベーコンは不可欠
トースターは骨董品のサンビーム
部品取りの中古も購入済み
物はついで
中谷宇吉郎の随筆を読む
青空文庫
寒月の発表原稿
首縊の力学の裏話がすべてある
漱石の徹底さ
完璧な翻訳
ギリシャ語で書かれた部分も
首縊の生理学作用も
「モデルの詮索はいかにも意味なし」
って ここに全部書いちゃってる
ガラス磨き
カエルの眼球
マグネ付けたるノズル
でも前歯を折ったのは
漱石自身
お呼ばれした溝淵氏方
しかも旅順陥落の1月2日
これも中谷宇吉郎がばらしてる
「団栗のことなど」
団栗にはスタビリチーがある
潤一郎先生
「陶器には漆器のような陰翳がなく」
茶器はどうだろう
わびさび文化は
千利休
茶室の採光は陰翳の原点
漆器は縄文
土器も縄文
漆を使った陶器の修復
物を大切にする文化
暗闇の金継もレフレクター
柿の葉寿司が無性に食べたくなった
夏が来れば
そこには水中モーター
小遣いなくても
建築現場の切れ端は
立派な戦艦
どうしても作りたかった伊号400
子供には無理な比重計算 浮力調節 遠隔操作
雨のプールで処女航海
潜航したまま回収不能
海洋ものなら潜水艦
映画に小説
今でもRed Octoberが一番
Hollywood Showerの部分が好き